13連敗に負けた挑戦者リベラ・WBC世界Lフライ級戦 メキシコ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界Lフライ級タイトルマッチ。王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)vs挑戦者ハニエル・リベラ(プエルトリコ)の一戦は、メキシコシティから車で約1時間の標高2,700メートルの町、ウイスキルカンの平原に、特設テントの試合会場が設けられた。







リングサイドでは、WBO世界Sフェザー級王者マイキー・ガルシア(米)が観戦。

わずかの時間差で豪雪による成田空港への交通網遮断を免れたJBC浦谷事務局長代理は、WBC手配の車で試合場に滑り込んだ。11日(現地時間)のスレイマン前会長の葬儀に出席する。





上写真右から、ジョニー・ゴンサレス、プロモーターのオスワルド(息子)・キュキュレ。カルロス・イリアルテ市長、レヒナルド(親父)・キュキュレ。

故スレイマン前会長の息子マウリシオ。次期会長の最右翼候補。この日はメキシコシティ・コミッションを手伝って試合を管理。






リング上では、2月1日にリング禍で他界したオスカー・ゴンザレス(メキシコ)への、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。

挑戦者はミニマム級6位にランクされるハニエル・リベラ(プエルトリコ)。22歳の挑戦者は、10勝(6KO)1敗2分。とはいえ、これまで前の試合に勝っている相手と試合をしたことはない。そればかりか、昨年7月には13連敗中のミゲル・デル・バジェ(プエルトリコ・37歳)=9勝(2KO)19敗=に苦杯を喫している。









颯爽とリング登場の王者エルナンデス。173センチの長身、180センチの長いリーチと、このクラスでは規格外のサイズの持ち主。28勝(17KO)2敗1分と高いKO率を誇る。

角谷戦(昨年8月31日)の時もメキシコ国歌を歌った、マリア・ロペス(14歳)が再び同国歌を独唱。隣はリングアナのアレハンドレ。







プエルトリコ国家は演奏の録音が流れた。山田さん、覚えなければいけませんね!。f^_^;

レフェリーは来日経験も豊富な、ビク・ドラキュリッチ(米)。隣のカメラマン氏、似てますね。(^o^;)







こちらは試合前の2週間に渡り、エルナンデスの特別コーチを務めた元3階級制覇王者ジェフ・フェネック(豪)。

試合開始。「メヒコ、メヒコ」の大合唱の中、エルナンデスがプレスをかける。リベラは足を使い、右に左に動き回る。







打っていくのはチャンピオン。

出ばなを迎え撃ち、打っては離れるというのが挑戦者の作戦のようだ。





初回終了。なんとなく元気がないコーナーでの挑戦者。

ジャッジは揃って王者のラウンドとした。







第2ラウンド。攻める王者と、交わす挑戦者。

エルナンデスがロングレンジから得意の左フックを決める。






王者のパンチを受け、のけぞる挑戦者。

気弱な戦いぶりの挑戦者は、早くも追い込まれた感がある。

= 続 く  → V4 エルナンデスVSリベラ WBC世界Lフライ級戦  =

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