井岡vsゴンサレス 延期で合意vsWBA | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

18日(現地時間)、WBA本部のあるパナマシティで開催されるはずだった、Lフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と、同級正規王者井岡一翔(井岡)選手の王座統一戦の興行権者を決める『入札』は中止。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


井岡ジムの井岡一法プロモーター(一翔選手の実父)は17日、ゴンザレスとの統一戦を延期することで両陣営が合意したと明かし、「今回は準備期間が短かった。相手陣営と(統一戦は)ラスベガスでやるべきと意見が一致した」と続けた。

井岡、統一戦は延期「来年ベガス計画」4月にもV1戦(スポーツ報知)


海外サイトでは、ゴンサレス陣営は”対戦先延ばし”に対する『補償』を受け取り、年内の対戦はなくなった模様と報じられている。


2人の王者は、それぞれの王座防衛戦の道を歩み、来年の対戦を目指すことになった。

BOXING MASTER/ボクシング マスター


「井岡君はゴンサレスにだって勝つチャンスあるよ。勝てば具志堅さんになる可能性もある」


「もう少し、経験つけてからでも遅くないんじゃないの」


試合予想は私の周りの関係者も意見が分かれるところでしたが、WBAの対戦指令、入札指示が両陣営が合意したことにより、あっさり退けられたことは驚き。


一つの試合だけの待ったではなく、対戦待ちの期限が大きく引き伸ばされたことはWBAの新境地。今後も同様なケースが出てくるでしょう。


そもそも今回の入札指令は、昨年大晦日に行われたLフライ級王座決定戦勝者は、90日以内にスーパー王者ゴンサレスと対戦することが条件であったが為のこと。


WBAは自分で自分の首、絞めているようなものだと思うんですけどね。(^_^;)

王座承認団体としての筋道、統一的ルールはなく、完全に行き当たりバッタリ。


オリンピックだって4年に一度の開催を守っているから、その厳格が保たれている訳ではないでしょうか。


スーパー、正規、暫定。同一階級王者3人制は、WBAメンバーにとっては大きな経済の活性化になるのかも知れません。しかし、そのメンバーは、それぞれの地域のファンの皆様の支持があってこそ、ビジネスが成り立つ。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


今のWBAは自らの目線だけでボクシングの世界タイトルを捉えているだけで、本当の意味のグローバルな視野には欠けているように感じます。


「事情があれば暫定王者の防衛戦を認める場合もある。しかし、早急に正規王者と暫定王者による王座統一戦を実現させていく」(WBAメンドサJr副会長)


”♪あれは3年前”(^^ゞではなく、あれから1年も経っていない。


WBAの暫定王者を認めない日本は、スーパー王者が存在するクラスの正規王座に付いても、考える時が来たのでは。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】


BOXING MASTER/ボクシング マスター  BOXING MASTER/ボクシング マスター  BOXING MASTER/ボクシング マスター