12日、21歳の誕生日を迎えたWBCバンタム級シルバー王者亀田・”メヒカニート”・和毅(亀田)選手が吼えた。「佐藤選手に勝って、来年はバンタム級で山中(慎介)選手(帝拳)。強い王者に勝って、ビッグマッチをやりたい」
WBC世界Sフライ級チャンピオン佐藤洋太(協栄)選手擁する金平桂一郎会長の、「逃げるなよ!」発言に対し、「やったるわい!」と真っ向から勝負を受けた亀田家総帥・亀田史郎氏。
「あとは返事待ちや!」
挑戦者が王者にオファーを出し返事を待つのはあたりまえなのだが、「これで断ったらおかしいと思う好条件でオファーしている」とまで言い切った自信はある意味凄い。
今年12月にメキシコ・カンクンで行われるWBC50周年年次総会中に行われる御前ファイトは、複数階級のタイトッマッチが予定され、「WBC会長から頼まれた」という和毅選手は、8月19日(香川・高松市)で予定される次戦相手には、佐藤選手に似たスタイルの世界ランカーを物色中だという。
亀田家の最終兵器として2008年11月、メキシコでプロデビューを果たした和毅選手は、この地をホームタウンとしてキャリアを積んできた。23勝(15KO)無敗。
ボクシングセンスにおいては、3兄弟の中で一番ではないかと思う。その一方で、関係者からは「期待するほど伸びていない」という声も多数あり、私も同感である。それだけにまだまだ強くなる要素はたくさんあるわけですが。
佐藤vs和毅の世界タイトルマッチ。日本でやっても注目され、TBSゴールデンタイムは固そうな試合は、それなりの興行的成功とファイトマネーが見込まれるビッグカードである。
亀田陣営からの「これで断ったらおかしいと思う好条件」は、当然、日本で行われた場合の条件よりも良いと予測されるが、いったいどれほどの条件なのだろうか。
メキシコ開催。金平会長の決断はいかに。反撃を待ちたい!
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