興毅休養王者vsWBA世界バンタム級 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBA世界バンタム級正規チャンピオン亀田興毅(亀田)選手が、両拳負傷で4ヶ月間練習が出来ないとして提出した診断書を検討したWBAから休養王者として認定された。


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前Sフライ級王者清水智信(金子)選手が、正規王座獲得後休養王者の認定されたとき、「休養王者はチャンピオンとしての優遇措置なんですよ」(山田純夫氏)と聞いた。


昨年、試合での右拳負傷のため11ヶ月防衛戦期間が空いたSフェザー級王者内山高志(ワタナベ)選手は、休養王者にはならなかった。これは、「他陣営からWBAにクレームが来なかったからですよ」という。


かといってはなんだが、暫定王者がいるのに次の暫定王者まで作られてしまいましたが。これは内山陣営には関係のないこと。


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ブライアン・バスケスとWBAメンドサJr副会長。


Sフェザー級暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)は、もう11ヶ月も試合がない。WBAは暫定の休養制度も作ってしまいそうで怖いですね。(^_^;)


さて、バンタム級暫定王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)は、7月7日に同級9位フリオ・セハ(メキシコ)との防衛戦が予定されているが、この試合は正規王座戦に繰り上がるのが普通と考えられる。


この試合の共同プロモーター、サンプソン・リューコゥイッツ(下写真)は、同級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)のゴールデン・ボーイ・プロモーション進出に一役買った人。


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BOXING MASTER/ボクシング マスター-7月8日横浜文化体育館BOXING MASTER/ボクシング マスター-7月8日WBC世界Sフライ級タイトルマッチ


そして現在、モレノのマネージメント権を持つのはカルロス・ゴンサレス氏。同級2位ロベルト・バスケス(パナマ)も彼の配下にある。


フェザー級王者セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)、クリス・ジョン(インドネシア)をG・B・Pに紹介したのもサンプソン。そして先頃、サンプソンはボブ・アラムのトップランク社を破り、カバジェロvsミゲール・アンヘル・”マイキー”・ガルシア(米)のフェザー級指名試合興行権を落札した。


9月7日ラスベガスで予定されるこの興行では、2位バスケスvs3位ジョン・マーク・アポリナリオ(比)の一戦も予定されている。これが暫定王座決定戦?


ゴンサレス=サンプソン=G・B・Pとつながると、色々わかりやすくなってくると思います。


WBO同級王者ホルへ・アルセ(メキシコ)は、同Sバンタム級王者ノニト・ドネア(比)と同じくボブ・アラムの持ち駒。新IBFバンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ)のマネジャーは、ドネアと同じキャメロン・ダンキン。


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キャメロン・ダンキン。


マニー・パッキアオ(比)に勝ったティモシー・ブラッドリー(米)をもマネージメントするやり手ダンキンは、サンタクルスをここ数試合G・B・Pのリングで戦わせるなど、選手をうまく散らしており、今後益々発言力が強まりそう。


興毅選手が復帰した場合、正規王者との統一戦が認められますから、日本の3階級制覇王者にとっては、ある意味大きなチャンスといえるのでは。


しかし、うまいことつながり、色々考えるものですね。感心!


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