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桜井戦から2ヶ月足らず。カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のイングルウッド・フォーラムのリングに登場したローズは、老雄ジョー・メデル(メキシコ)とノンタイトル10回戦で対戦。これを2-0判定で降し、米国第1戦を白星で飾った。
2度目の防衛戦は1968年12月6日フォーラムと決まる。世界1位だったへスス・ピメンテル(メキシコ)を撃破し、変わって1位に上がって来たチューチョ・カスティーヨ(メキシコ)が相手。
1万7千人の大観衆のほとんどが血の気の荒いメキシカン。王者ローズはこの試合でも第10ラウンドに挑戦者の強烈な右から左ボディを受けてダウン。しかし、ここを上手く逃げ切ったローズは、アウトボクシングで15回を乗り切った。
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採点結果が発表される。ヤング主審9-7でカスティーヨ。グロスマン副審7-6でローズ。残るトーマス副審は7-6でローズ。またしてもローズは敵地で幸運ともとれる判定で王座防衛に成功。
しかし、会場は大荒れ。リングめがけてビール、ウィスキーの空き瓶が投げつけられたかとおもうと、手当たり次第に座席に火をつける。ローズのレニーマネジャー、ヤング主審も血に染まった。この騒ぎで残りのカードは全てキャンセルされている。
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この興行の入場料収入は24万ドル(8,640万円)。当時のカリフォルニア州採点ルールは、各ラウンド毎に優勢だった方に1点、ダウンを与えると2点以上が加算されるシステム。引き分けのラウンドもある。
「一番きつい試合だった」と語ったローズのギャラは、7万5千ドル(2,700万円)。全くの無名から、一躍世界チャンピオンの座を獲得したローズにとっては、これまでのキャリアで最大のファイトマネー。
一方、「あれだけ逃げ回るんなら、陸上競技でもやったほうがいい」と、判定に不服な挑戦者には2ドル(720万円)が支払われた。ローズとの再戦を望んだが、それは果たされず、カスティーヨが世界中をアッといわせるのは、もう少し先になる。
とにかくローズは敵地でそんな世界1位に勝った。ダウンしながらも。確かにローズは目に見えない運を持っている。
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3度目の防衛戦は1969年3月8日地元豪州メルボルンで、古豪アラン・ラドキン(英)が相手。うれしい初めての地元世界戦。しかし、減量苦に悩まされたローズは、思わぬ苦戦を喫する。8回、右手を負傷したチャンピオンは後半窮地に陥る。
同型のテクニシャン同士。互いにポイントをハッキリ奪うには、相手の力を利用した方がわかりやすいタイプ。終盤戦、疲労の色濃いローズはラドキンの鋭い攻撃を許し、ラスト3回は苦しかった。しかし、ここは地元である。
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15回終了後発表されたスコアは、70-69でラドキン。70-63でローズ。残る一人は75-60、なんとローズのフルマーク。2-1の判定でローズは3度目の防衛に成功したが、75-60は露骨な地元判定。またしてもローズは幸運に恵まれた。
「きつい試合だった。特に最終回は今までになく長く感じた」と語った勝者。敗者は、「もう一度戦いたい」と再戦を希望した。
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1年間に3度の防衛を果たした戦うチャンピオン、ローズを次に待ち受けるのは、世界1位にランクされるルーベン・オリバレス(メキシコ)。3月17日、アーニー・クルス(比)を9回KOで破ったオリバレスは、47勝(46KO)1分の脅威的レコードの持ち主。
6月10日、ハワイ・ホノルルでクルスと対戦したローズは10回判定勝ち。若き王者は、正々堂々、最強の怪物挑戦者との対戦を受諾する。大一番は8月22日、イングルウッド・フォーラムと決まった。
最強の挑戦者を回避できない時代。世界チャンピオンの価値は高かった。 = 続 く =
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