協栄ボクシングジム 道場 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

協栄ジム1階が5月1日より、韓流ショップへと変身。練習スペースは2階部分に集約された。といっても2階だけでもかなりの広さはあります。しかし、選手のほかにも、練習生、フィットネスメンバーの皆さんもたくさんいらっしゃいます。

かなり混み合うようになりますが、現場としては考えてやっていかなければなりません。大久保2丁目の時も今よりは狭いスペースでした。懐かしい代々木のジムも、それほど大きい印象はありません。

大久保2丁目時代

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あの時代は”道場”でした。

強くなりたい者は、見て、感じながら練習。上原さん、具志堅さん、亀田さんらの練習時間はそれぞれ違いましたが、夕方は相当な混雑。ジムの前の道路でロープを跳び、バッグは二人かかり。

代々木時代。リング中央の背中が私です。(~~)




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しかし、いい雰囲気でした。

大竹マネジャーとは17歳の時からのお付き合いですから、もう34年。

大竹さんが、ダブダブの白衣着て練習に来ていた渡嘉敷勝男練習生を発掘したのも代々木の道場でした。渡嘉敷選手は、12時間労働から肉の万世へ職を変え、メキメキと頭角を現していきました。

素人から3年で世界チャンピオン。担当の福田先生(現福田ジム会長)とのコンビもピッタリ。福田先生は厳しい人でしたが、渡嘉敷選手は負けずについていった。持って生まれた身体の上手さではなく、人三倍の気持ちを見抜いた大竹先輩の眼は凄いです。

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同学年の安里義光選手も、アマ転向組の中では、「俺なんか、会長全然相手にしてくれなかったもんね」。

無敗で具志堅選手の跡目候補NO.1だった多田浩幸選手も、誰からも見られていなかった組です。川上ジムで日本バンタム級王者になった田中小兵太選手も、代々木の無名組出身。


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協栄ジム歴史の生き証人である大竹マネジャー。

ビール飲んでも、二人で話すことはボクシングのことばかり。これは、仕事とか、理屈じゃなくてですね。好きというか、もうそれを超越してるというか。だけど、結構いいアイディア浮かんできます。そして、すぐにそれを実行に移すのが、大竹さんの凄いところですね。

マッチメイクも全てこなす。他ジムの興行にもよく選手を出場させる。昨年度の戦績は、67戦38勝(17KO)23敗6分。


2階に集約された道場から、誰が世界へ飛び出ていくのか。頑張れよ!

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