興毅vsムニョス・大毅vs減量苦・結果はリングで! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBA世界フライ級王者亀田大毅(亀田)選手の、減量苦による体調不良での練習キャンセル(17日)を受け、元東洋フライ級王者矢尾板貞夫氏は、”やめちまえ大毅!矢尾板氏バッサリ(サンケイスポーツ)” と辛口評論。記事は愛のムチをふるった格好と結ばれている。

亀田祭り2010 ~Thank God It's BOXING DAY~


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当日計量時代を戦った昭和の名ボクサー矢尾板氏。世界タイトル挑戦契約が締結済であった世界フライ級1位矢尾板選手突然の引退により、ファイティング原田(笹崎)選手がピンチヒッターに起用され、王者ポーン・キングピッチ(タイ)が勝っても防衛戦としてカウントしないという特例世界戦によって原田選手が王者になったのは、もう半世紀(48年)も前の話。

原田選手の減量は壮絶であった。ジム、合宿所の水道栓は全て閉じられる。ジムの風呂場にも石油ストーブが運ばれた。

「トイレの水を飲んだのは本当の話です」

昭和40年(1965年)5月、”黄金のバンタム”エデル・ジョフレ(ブラジル)の持つ世界バンタム級王座挑戦時においても、試合2日前残り3ポンド半(1.59キロ)がどうしても落ちず、「このままオーバーウェイトで失格になったら・・・」と一時は笹崎会長も真っ青だったという。




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”永遠のチャンピオン”元世界フライ級王者大場政夫(帝拳)選手の減量もきつかった。フライ級王座を持ったまま、世界バンタム級王者ルーベン・オリバレス(メキシコ)への挑戦が画策されていた。バンタム級の大場選手、観てみたかったですねェ。

大場選手の世界王座を継承したチャチャィ・チオノイ(タイ)もウェイトがきつかった。フライ級王者はフェザー級のウェイトでノンタイトル戦(フェルナンド・カバネロ)に敗れる。花形 進 (横浜協栄)選手との試合では、ついにウェイトが作れず王座剥奪。花形戦の半年後、再起した元王者のウェイトは59キロであった。


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日本にもお馴染みのWBC世界Sフェザー級王者リカルド・アルレドンド(メキシコ)も、試合までの減量が全てだった選手。オーバーウェイトのノンタイトル戦はよく負けた。1974年2月、6度目の防衛戦で柴田国明(ヨネクラ)選手を迎えたときの減量は過酷を極め、「試合前の1週間は1日にタマゴ1個くらいでした」とホテルのボーイが打ち明けた。

しかし、それでも足りず、最後は下剤まで使ってかろうじて計量パス。だが、食べられない。「試合前の過程なんてどうでもいいんだ。要は結果さ。結果さえ良ければ問題ないんだよ」と豪語していたアルレドンドは、まるっきり動けず王座を明け渡す。

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来年1月には33歳を迎える挑戦者シルビオ・オルティアーヌ(ルーマニア)は、今日公開練習。しかし、王者にお付き合いするように大毅の挑戦者がわずか5分の公開練習(デイリースポーツ)

世界王座挑戦権を得たのは今年5月、バーナード・イノン(仏・37歳)に勝ってのこと。出だし3連敗から現在11連勝中(5KO)であるが怖さはない。チャンピオンの不安は減量の影響と、気持ちの隙。”大毅はリングで結果を出すしかない(サンケイスポーツ)”。

ファイティング原田選手、井岡弘樹(グリーンツダ)選手が果たせなかった3階級制覇の偉業に挑む興毅選手。対戦相手の元Sフライ級王者アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)は、「彼は私に勝てない」と高らかに宣言。

12.26亀田興毅に挑戦するムニョス「彼は私に勝てない...(格闘技WEBマガジン)

勝負のカギは、ムニョスが以前の強さを維持しているかどうかにある。


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08年1月の川島勝重(大橋)戦を最後に袂を分けていたオランヘル・ラモストレーナーの下へ戻り、再起に励んできたムニョス。「準備は万全だとラモスがうるさく言ってますよ」。果たしてどうなんだろうか。

ムニョスが昔の強さを維持していたら、興毅選手は苦しい戦いを強いられる。「右アッパー怖いねェ」。スピードで対抗の興毅選手であるが、決して打たれ強くはない。日本人初の3階級制覇というプレッシャー。

亀田興、3階級制覇を本当の偉業にするために必要なこと(日本経済新聞)

日本経済新聞、なかなか中身が濃い記事です。

昭和44、45年(1969、70年)と二度に渡り3階級制覇に挑戦したが、敗れた原田選手。もしも勝っていたならば、30年ぶり、世界ボクシング史上4人目の快挙となっていた。

時代と共に、ボクシングビジネスは大きく変わってしまったが、「要は中身で勝負できるかどうか」(日本経済新聞)。これだけは変わらない。3階級制覇は試合内容も問われる。

12月26日(日)PM7時。亀田3兄弟そろい踏み・TBS

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