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そこを乗り越えたのは、渡辺 剛 トレーナーと二人三脚の基礎練習の繰り返し。V12戦、強敵といわれたマルチン・バルガス(チリ)との試合へのスタートも、ステップワークから始まる基本練習から。トレーナーを絶対的に信頼する具志堅選手は、黙ってその指示に従い黙々とジャブ、ワン・ツーを打ち込んだ。
「トレーナーにどんなに厳しく言われても、これは自分のためなんだと考えることにした。だから言われる前に、自分でやらなきゃ」
協栄ジムに拉致?され、金平正紀会長(先代)に「勉強は好きじゃないんだろう」と聞かれ、うっかり「ハイ!」と答えてしまい、プロ入りすることになってしまった具志堅選手は、プロになると心を決めた以上は、「大学へ進むのとは心構えが違うぞ」と覚悟を決めている。
打倒具志堅!
具志堅vsリオス第1戦をTVで観て、「こいつをやっつけるのは俺だ」と勝手に決めて全くの偶然から協栄ジムへ入門して来たのは、具志堅選手の王座を継いだ渡嘉敷勝男(協栄)選手。”Gメン75”で可哀想な殺人犯の住まいとして使われたアパートは小田急線のすぐ真横。
「これが目覚まし変わりになるんだ。いいだろう」(~~)
始発電車の振動は、関東大震災かと思わせる激しさだった。(~~)
「慣れちゃうと子守唄に聞こえてきちゃったけどね」(~~)
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部屋には、明日のジョーのポスターに自分のサイン。1年後新人王、2年後日本チャンピオン、3年後世界チャンピオンと書かれた張り紙。宮本武蔵の本。これは、絶対読んでないと思いますが。(~~)
山梨県甲府市での世界王座奪取。翌日の帰京は、「グリーン車に乗れるかな」と心弾ませた新王者具志堅選手。しかし、その期待は見事に裏切られ、会長共々各駅停車での旅となったが、「チャンピオンになった感動というのは、やっぱりいいね」とうれしそうに声を弾ませた。
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石垣島で育った具志堅選手。少年時代、沖縄本島へ行けるとは「思ってもみなかった」という。
「ステーキなんて食べたことないんじゃない。大体ステーキハウスなんてない。焼肉屋はない。あっても入るわけがない」
5度目の防衛戦まではとんかつ店で働き、普通に電車でジム通い。しかし、「防衛する度に周りが、派手になっていく。気違いのようになっていく。励みになるけど、だんだん自分が負けちゃうね」。
「渡嘉敷なんかまだ顔が知られてないけど、これから防衛していくとそれが変わる。ワーッと騒がれてどうかな。先輩として心配ですね。ボクシングというのは一本勝負だから、一晩でリング追われちゃうんだから」
「自分が負けちゃう」。チャンピオン以外の選手でも、少し勝つと勘違いしてしまい、いつの間にか自分に酔ってるだけになり、気付いたときには遅かったなんていうケースたくさんありますね。
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渡嘉敷選手も人並み外れた強い心を持っていた。素人入門から3年で世界王者へ駆け上がったのは、ライバル?具志堅選手の存在、協栄ジムに入ったことが大きい要因であるが、彼は3年間小田急線に起こされ走った。スタミナつくのに大体3年かかりますね。坂田選手も同じ。最初は誰でも同じです。
体の為に睡眠第一、8時間睡眠ではダメですね。(~~)
V6戦での王座喪失は全くの不運としかいいようがなかった。宿敵ルペ・マデラ(メキシコ)の負傷による負傷判定負け。両者3度目の決着戦は、「後味の悪さ極めつけ!」という大見出し。判定に怒った観衆がドサクサに紛れチャンピオンベルトを強奪してしまったほど(後返還)。
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ダイレクトの再戦は、渡嘉敷選手の王座返り咲きを信じて疑わなかった。ラスト5回を残し、ポイントはほぼ互角。後半戦は強い。ここから突き放す。はずだったが・・・。
「なんで渡嘉敷行かないんだよ!」
リングサイドに陣取る協栄山神ジム山神会長の言葉が今もよみがえります。勝負所、得意としていた後半戦でポイントを奪われた挑戦者は王座奪還の夢を阻まれた。
「虎の目じゃなくなってたよ」
試合後しばらくして素直な感想を渡嘉敷選手に伝えた。本人も思い当たる節はあったようである。「だんだん自分が負けちゃうね」。具志堅先輩の危惧していたことは、少なからず当たった。
再び世界を目指す渡嘉敷選手は、”虎の目”を取り戻すべくトレーニングを開始。再起戦の相手は無敗のホープ榊原隆史(金子)選手と決まるが、渡嘉敷選手を素人から世界王者に育てた福田洋二 先生は反対。
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絶対的な師弟関係にあった二人は、はじめて衝突することになった。フライ級。長身の榊原選手はその将来を大きく嘱望されていた怖い相手。だが、渡嘉敷選手の意思で榊原戦は行われ、白熱の好試合の末無敗のホープを撃破する。そして元王者は、WBC王者 張 正九(韓国)挑戦へと駒を進める。
渡嘉敷勝男/無敗ホープ粉砕・リングサイドクラブからの忠告
韓国でのWBC王座挑戦。無敗のホープを粉砕した自信が逆に災いしたのか、渡嘉敷選手は挑戦者になりきれなかった。ベルトの味がまだ忘れられずにいた。挑戦者になりきってこそ、彼の強い心は活きただろう。
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「ボクサーが風邪引いたりケガしたり、これが一番最低ですね。ふだんの私生活が悪い。試合前にコンディションが悪いのは、自分に弱いからそうなるんであって、自分に強くなって、精神面でバーッと良くなれば、絶対に強くなる」
「ボクシングをやる以上は、自分自身をコントロールしなきゃいけない。遊びたい気持ちを抑えるのが、プロ根性なんだもの」
「ボクシングは人間の中で、簡単に出来ないスポーツです。だって毎日やれるものじゃないです」
「どうしてキャンプするかというと、心がけだね。キャンプって、ふだんからロードワークしておかなきゃダメよ」
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普通に走るだけのハワイキャンプも1日、いや、朝一回走っただけでの脱落組もかなりいる。大竹マネジャーがいう、「毎日やってるかどうか、すぐわかるよ」。
「調子の悪いとき、トレーナーの言うとおりに出来ないよね。1週間ずっと同じ時刻に起きるの、大変なんです。寝たいときがある、絶対にある。そういうとき雨が降ったら、嬉しくて涙が出ます」
防衛ロードをのばしていた渡嘉敷選手は、地方興行でのエキシビションの後、すぐに会場を後にし練習の足りない分をロードワークで補った。その後、後援者らの席に呼ばれていくのである。そして翌朝も走るのはいうまでもない。
「僕の最後の試合は、気も緩んでいた。楽に勝つと思ってたね」
「フローレス?もう無気味でさ、図太かったよ。ぐいぐい出て、あいつ、退がらないもの。ああいうの、やりにくい」
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ルペ・サンチェスマネジャーが、愛弟子ジョー・メデルのテクニックを殺したファイティング原田選手をイメージして育てたという元サッカー選手フローレス。
具志堅選手は、派手になっていく周囲に飲み込まれ「自分が負けちゃう」ことはなかったが、チャンピオンでいることに疲れた。「ホントにチャンピオンでいたかったと思うのは12回目の防衛戦までよ」。
渡嘉敷選手のようにリングに上がったら抜群のハートの持ち主も、自分に負けちゃたように思う。しかし、5度の防衛は立派の一言。あの虎の目が続いていたならば、まだまだ防衛ロードは続いていたでしょう。
V13具志堅選手。その偉大さを改めて認識しました。
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