亀田家メッタ切り！石原慎太郎氏

石原慎太郎東京都知事も、先の内藤大助VS亀田大毅戦を酷評。

慎太郎都知事「あれは誰が見てもボクシングじゃない」…「内藤ＶＳ大毅」メッタ斬り（スポーツ報知）　　　

往年の大スター石原裕次郎氏の兄であり、人気作家を経て国会議員。現在は東京都知事を務める石原氏は、古くからのボクシングファンである。件の試合は、興味を持ってTV観戦されていたようだ。

作家時代の盟友・三島由紀夫氏は、１９７０年１１月２５日自衛隊市谷駐屯地に立てこもり、割腹自殺を遂げている。

仲のよかった時代には、二人でボクシング観戦もしたらしい。

亀田史郎氏が表舞台から身を引き、一応の終結を見せた亀田家問題。皆さんからも、たくさんの貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。

ボクシングの衰退を憂いた提言をしている石原氏。

その石原氏がご贔屓にしていたボクサーは、元日本フェザー級王者・中西清明（AO）選手。東洋無敵・金子繁治（笹崎）選手との死闘は、昭和３１年のベストバウトに選ばれている。

日本プロボクシング史に残るダブル・KOも経験している。二人とも立てず、双方KO負け。（記録上は引き分けだが）

「逃げて判定負けするより、KO負けを選ぶ」

強い相手でも逃げず、果敢な打撃戦を挑む。そんな中西選手を愛した石原氏。

石原慎太郎が応援したダブルKO男・中西清明

皆さん、ありがとうございます。－　感謝　－【女子ボクサーのハワイ・カカアコジム日記】

ハワイのスタンレー・イトウ先生にとっても、忘れられない教え子の一人であったようで、よく中西選手のお話をされる。

「パンチあったねェ。レフト・フック」

「慎太郎、裕次郎にもボクシング教えたのよ」

写真中央が中西選手。右、イトウ先生。

石原氏は、公私にわたり中西選手の面倒をよく見た。中西ジム開設にあたっては、こんなコメントを贈り感激させている。

「第２、第３の中西の出現を期待する」

そんなに簡単に興味が薄れるはずはないボクシング。石原氏にもう一度目を向けさせるような選手はきっと出る。何があっても逃げずに、勝負を捨てない選手。