坂田・佐々木VS合宿6人衆 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

いよいよ坂田健史、佐々木基樹両世界ランカーに若手選手+@が挑むロードワークレースがホノルル、カピオラニ公園で行われました。昨日まで様々な駆け引きが行われていましたが、どうなる事やら・・・。


朝8時スタート。お互いにけん制しあいながらも坂田選手、短距離ダッシュのスタート。今年の新人王戦エントリーの溝口ヒロキ選手、坂田選手マークのはずが「30秒であきらめました」(~~)「何だあいつ~、話が全然違うじゃん」


1周約4キロのコース、半周で坂田選手もうブッチギリ状態。「今日は気合入ってるな坂田」「オッ、佐々木もヤル気じゃん」「ついてけよ佐々木に離れんな」


1周目2番手追走は吉住選手。次が佐々木選手、溝口選手。少しずつ差が開いて行きます。1周目快調なペースの吉住選手でしたが、あっさり2週目からペースダウン。「こんなもんだよアイツは」(~~)


2、3周目と佐々木選手を懸命に追走するは溝口選手。最後の4周目には少し差がついていました。「ラスト1周勝負だ!」溝口選手、ここから猛追。一度は佐々木選手を抜き去りましたが、そこは世界の意地で佐々木選手が逆転。2位でゴールしています。


終了後。「溝口、抜いたとき何かされなかたっか?」「言葉の暴力なかったか?」「意地悪されなかった」(~~)「いや~、溝口のプレッシャーきつくて」「さすがに速いです佐々木さんは」


今日の佐々木選手、今回のキャンプでは一番のペースでの走りを見せました。「今日で終わり。明日からは出来ないよ」(~~)(佐々木選手)


次にゴールは吉住選手と小野木君。ラストの直線で激しいデッド・ヒートがありましたが、若い小野木君に軍配。「吉住、何やってんだバカヤロ~」「情けないねぇ~」


最後は余力無くあきらめの吉住選手。ハワイで3ヶ月の合宿生活を送っている小野木君、昨年とは見間違うばかりのスタミナ・アップ。坂田選手も認めていました。


それにしても今日の坂田選手。カピオラニ公園を走っていたどのランナーよりも断然速い。4周回、ペースは一向に衰えずゴールを駆け抜けた。「この子は見えないところでやってるよ」と大竹マネジャーも満足そう。


「坂田が速すぎるから俺達目立たないだけで、かなりのペースで走ってるよ」と溝口選手に話しかける佐々木選手。自分に言い聞かせるように言っていたのが笑える。(~~)


坂田選手から最後の選手までかなりの時間がありましたが、ゴール後は皆仲良く談笑。一気に親近感が増したように感じられました。「坂田さん速すぎる」全員一致のコメントです。


ミニマム級の溝口選手。急遽地元のアマ選手とのスパーが決まりました。「黒人だってよ」「エッ~」とビビる溝口選手。「やっつけろよ、やられたら飯無しだぞ」スパーは、明日行われます。


明日22日は30代練習生の山本さんがやってきます。中村さんとの30代対決も見物ですね。明日もロードワークは続きます。


コーナーでは大竹マネジャーがしっかり見ていますから、インチキは出来ませんよ~選手の皆さん。公園は横切れませんからね。(~~)