「またやってしまった」白石選手の試合後の第一声です。6月1日後楽園ホールで行われた、東日本新人王予選フライ級4回戦に出場の白石豊土(協栄)選手は、今年4回目のホール登場。しかし、またやってしまったのです。
前戦ではダウンを奪ったインターバルで”どやされた”白石選手。
今日の対戦相手、芦田宗孝(P堀口)選手の怖かった所は、9戦のキャリアと”今日に賭ける気持”、そしてジャッジ(~~)。最初の1分が過ぎた頃、「もう行けよ。何も無いよ」大竹マネジャー。
1回、2回と相変わらず手数が少ない。ヒット数で上回り、パンチも貰ってはいない。が、進歩なし。「今日も同じか」「なーにやってんのかな」「怖いんだろ」「しょうがないなぁ」
2回目終了後のインターバル。「もっと手を出せよ」「相手、一生懸命だよ」「こんなんじゃポイントわからないぞ」
3回から手数が増え、ラストラウンドも後1発という場面が何度もありましたが、その度に力が入った大きなパンチに。その分だけ、ちょうど距離が遠くなり当たらない。ほんの少しですけどね・・・。
試合は芦田選手の頑張りで判定へ。40-36、珍しくジャッジ3人が同じスコアで白石選手の判定勝ち。今年4勝めとなりました。しかも、試合翌日から練習にやって来る。「その分試合でして無いから、ちょうどいいよ」は、大竹マネジャー。「自分でわかるだろ。上行きたかったら、自分でやらないと」「舐めてたら、今度は痛い目に会うよ」
これからは、試合というキャリアを積む中で覚える事、本番でホントの勉強する事と、せっかく練習した事を試合で出せる”気持”の訓練が大事。ただ試合すればキャリアってものじゃないですからね。
白石選手の応援団、コーナーが言ってる事をそのまま野次ってくれたのは、頭が良くて関心でした。仲間の意見も聞いて勉強して下さい。(~~)
今度は7月5日、ホール登場です。勝ち上がっていけば今年の年間最多勝候補でしょうね白石選手。一皮向ける前にやられるか、その内少しは変身するか、どっちかなぁ~。いい奴だし、いいもの、面白いものを持っているのも確かですが、それだけではね・・・。
なにはともあれこれで、札幌でのデビュー戦を引き分けて以来5連勝(1KO)。応援団の皆さん、毎月でチケット大変でしょうが、今後も応援宜しくお願い致します。坂田選手も、本番でキャリア積みながら成長していきました。今でもそれは変わりありません。「何のために坂田とスパーさせてると思ってんだ」
白石選手の今後をお楽しみに。アッ、前の試合で反省して坊主になっちゃったから、今度はどうするのかな。ジムで会うのが楽しみだ・・・。ご報告します。