
9時10分早い選手が帰ってきます。私はそれまでに、室内とジムの清掃、ゴミ出し、洗濯物の取り込み、そして朝食の下準備。
朝食は、パン、サラダ、スパムかポチギ・ソーセージ、ウィンナー・ソーセージと卵料理(毎日変えます)、果物等。たまに、スパムとご飯、のりに沢庵。

朝食後は、思い思いの所へ行きます。選手達はアラモアナ・ビーチでゆっくりするのが、”至福の時間”のようです。ワイキキまでは、バスで30分から40分。アラモアナまでは、15分から20分位でしょうか。

3時。皆帰って来て身支度開始。判で押したように3時30分には、イトウ先生が到着。時間差で練習開始。
私は、イトウ先生の指示通りにミットを持ち、指示をわかりやすく解説したり、動いて見せたり、うがい用の氷ボトルに水を足したり、結構忙しい。

選手達は、ミット打ちから壁バッグ打ち、大サンドバッグ、アッパーバッグ、人形バッグと、指示されたラウンドを休み無くこなします。
最後の関門は、腹筋強化。これが終わると、今日も終わりかという最後の峠です。

4時頃から、ジムオフィスでは、オーナーのナカオカさん達の”Miller”タイムが始まります。ライトビール飲みながら、選手達の動きを見つめる。これも”至福の時間”と言って良いでしょう。毎日、ジム出身のOB達がやって来ます。
5時から5時30分。練習が峠を越え、選手達が最後のストレッチに入った頃、私もオフィスに。仲間に入れてもらい、”至福の時間”を迎えます。といっても、日本語あまり通じないので、(なんとか)”通じる英語”の勉強になります。
6時から6時30分で、”Miller”タイムは終了。関係者が帰って行きます。その後、練習を終えてくつろいでいた選手達と買い物に行きます。(毎日ではありませんが)

洗濯を済ませ、皆で洗濯物を干します。ジム内に干しておくと、朝には乾いていますから便利。
7時30分から8時、ディナータイム。ライス、大盛りサラダは毎日。こちらの玉ねぎは、生で食べても大変美味しいので、助かります。トマト、セロリ、パプリカ、レンジでチンのブロッコリーもあり、サラダも変化つけています。
一番人気は、霜降り骨付きカルビの、にんにく、ゴマだれ付け。これ、ビックリするほど安く買えます。ボリュームたっぷりで1枚1ドル弱。皆、毎日これで良いと言います。坂田選手も、太鼓判でした。
2番人気が、レアで焼いた霜降りステーキ。ガーリック味が好まれますが、ソースにも変化をつけます。
3番人気が、豆腐ステーキ。ガーリック・チャーハンなんかでしょうか。とにかく、”毎日肉でいい”という、食生活。
笛木、円谷の両選手。日本に帰ってからの食生活のギャップに耐えられるかと、物価の安さに感心していました。今回は、飲み物代も入れて、米、野菜、肉等の食費は、1日10ドル以下でした。
そのおかげがどうか、厳しいトレーニングに耐えている自分への”ご褒美”とか言って、好きなピンクのグローブを購入したのが笛木選手。ご満悦です。

プレートランチは、もうBOB’S以外は買わない感じ。ハンバーグかヒバチ・チキンのミニプレート(ご飯1スクープ、マカロニサラダ付き約4ドル)を買って来て、別にご飯、サラダを追加して食べます。
これは、”ご飯がススム君”。美味い。最後の日、私は両方いっちゃいました。大満足。
食事中は、今日の練習の事、ボクシングのいろんな話等になります。たまにボクシングのビデオを見たり。幸い私の頭の中には、過去のボクシング・データがたくさん入っていますので、結構話を聞いてもらえるようです。と、勝手に思っています。
9時30分、遅くとも10時30分には選手達は、ベッドに入ります。今回は、笛木選手の”寝言”と”イビキ”かなりでした。これも宮下会長譲り?・・・(^^)

夜は、買い物以外、めったに出歩かない、良い子の生活です。疲れてそれどころじゃないのが、本音でしょうか。買い物帰り、暗くなった帰り道で円谷選手、「夜、歩くの久しぶり」と、感動するほど練習一途(~~)・・・の毎日です。

こうして、アッという間に時間は過ぎ、ハワイで暮らした実感を持って選手達は日本へ帰って行きます。