担任していたクラスが卒業式を迎えました。


ランニングの成果で、礼服も何とか着られる状態になって

ました。 良かった~!


かみ締めるように一人一人を呼名し、最後の「仰げば尊し」の

時点ではポロッと涙もこぼれました。


式が終わってから、食堂で食事をして、その後

教室に戻って最後のホームルームがありました。



卒業式=親に感謝する日



というのを分かって欲しかったので、こんなことをやってみました。


親御さんたちに、こどもたちが座っている机の隣まで

きてもらいます。


次に、親御さんに、こどもの手を握ってもらいます。


そして子供たちに目を閉じてもらい、 こんな言葉をかけました。


「いままで親の手を握ったことがあったか?

 その手がごつごつしていたら、それは君たちを
 
 18年間育ててくれている間にそうなったんだよ。

 今まで高校3年間、朝家を出るときに、親と喧嘩して

 出てきたり、色々とわがままを言ったり、苦労や心配を

 かけてきただろう。 それが申し訳ない、ありがとう、と

 思う子は、もう一度親の手を強く握り返してごらん。

 それが、18年間君たちを育ててくれた手だよ。

 
 この学校を出て、君たちに一番分かって欲しいことは、

 今自分があるのは親のお陰である、ということ。

 卒業式は、親に感謝する日です。 

 学校や、先生にお世話になりました、とお礼を言うよりも、

 今日は親にしっかり感謝の気持ちを表して欲しい。

 親に感謝。無事に卒業できて、親に感謝だよ。」


中には親子が抱き合って、泣いているところもあります。

少なくとも、生徒たちの多くは親の手を強く握り返して

目をうるませていたように思います。


そして・・・・


 「さあ、これから大学に行って、社会に出て、恩返しができる

 人になるんだよ。 その感謝の気持ちを、絶対に忘れるんじゃないよ!

 先生の最後のホームルームは、これで終わります!」


と閉めました。


「君たちは本当にいい生徒たちだったよ、ありがとう!また戻っておいで」


と閉めるのもいいですが、こんな卒業もあってもいいんじゃないかな、

と思います。


親子が流す心からの涙は本当に美しいもの。


それを見ている私の心が洗われた、そんな卒業式になりました。

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