今日、日米通算3500安打を達成した

イチロー選手が、その記録達成に関する

演出をしないで欲しいと球場の担当者に

申し出ていたことがわかりました。


インタビューによると・・・・


「2年前のことを勉強してますから、僕も。

 いろいろあったじゃないですか。そういうリスクを

 僕としては、今回また負うわけにはいかない。

 そうやって勉強するのが人間ですから、しょうがないよね。

 本当はそうしたくないけど。」


とイチロー選手が答えています。


これって、私はすごくよくわかるんですよね。


北米地域では、アジア人がどれだけ結果を残しても、

心の奥底から認められるというわけではないということ。


ちょうど2年前、イチロー選手は、チームの成績が振るわない中、


孤軍奮闘していることがチームメイトからの妬みを買い、

「あいつは個人記録のためだけに一生懸命やっている」

と陰口を言われるようになっていたようですね。


私も海外で野球をした経験がありますが、チームメイトの

中にも、アジア人が野球をして結果を残す事を快く

受け入れてくれない生徒がいましたし、審判や相手チームの

監督なんかは、かなり露骨にクレームをつけてきたり、

ストライクゾーンが狭くなったり、ということがありました。


全員が全員、というわけではありません。


しかし、白人至上主義に裏打ちされた思想が骨の髄まで

染み付いている人は、確かに存在します。


最初は、イチロー選手も、アメリカの社会が結果さえ残せば

認められる社会だとおそらく思っていたのでしょう。


その認識を最近は改めざるを得なくなってきている

からこそ、上記のような発言があったのだと思います。


細かい人間関係をそれほど気にしなくていいという点では、

私も外国のほうが暮らしやすいし、仕事もしやすいと感じます。


しかし、一方で、日本にはない、日本人には少し理解しがたい

心の中の壁があるのも事実。


技術や努力の量はイチロー選手の足元にも及びませんが、

気持ちはよくわかるなーと思った、今回の報道でした。