今日は朝から季節外れの雪が降り、
車にも積もっています。

春の寒い日が来ると思い出すことが
あります。

高校2年生の4月、カナダに留学して
間もない頃のこと。

私は大して英語も通じないのに、高校の
野球部に入りました。

日本では野球部に入らずに、空手を
やっていました。

しかし、高校野球をやりたい気持ちを
ずっと 抑えつけていたので、カナダでは
英語が通じない苦労よりも野球をやれる
喜びのほうが 大きかったのを覚えています。

入部してすぐ、ポジション決めのシート打撃に
登板しましたが、バックスクリーン直撃の
特大ホームランを2本打たれました(笑)

コントロールがまずまずだったからか、
運良くピッチャー兼サードで試合にも
使ってもらえることになりました。

バスで片道5時間の遠征は普通のこと。
日本から持ってきた日本の歌のテープは
移動の間に聞き飽きてしまっていましたね。

ダブルヘッダーの一試合目か二試合目には
必ず登板機会が回ってきていたので、毎週の
ように土日にはマウンドに立っていました。

私はカナダと言う国の気候を甘く見ていた
ので、アンダーシャツは半そでしかもって
来ていませんでした。

しばらくそれでよかったのですが、
ある4月下旬の試合で、午後から急に
雲行きが怪しくなり、雪が降ってきたのです。

マイナス3度の気温の中、私は半そでで
投げ続けました。

6回が終わった頃、わき腹の違和感が
痛みに変わりました。

球速が急に落ちてきたのでキャッチャーが
心配そうに何か話しかけてきましたが、何を
言っているのか良く分からなかったので
とりあえず続投。

雪が積もり始めたマウンドで、スライダーと
フォークでごまかして、9回を2点に抑えて
完投しました。

帰りはバスが故障して路上に停止。暖房の
効かない寒いバスの車内で友達と毛布に
包まって過ごしたことも良い思い出です。

試合後病院に連れて行かれて、わき腹は
肉離れの診断を受けましたが、その日から
それまでどこか日本人をバカにしていた
チームメイトが少しずつ話しかけてくれる
ようになりました。

マウンドまで来て痛みを気遣ってくれたキャッチャー
で4番を打っていた子は、カナダの某MLB球団の
3Aでクリーンアップを打ち、メジャーにも昇格。

季節外れの寒い日や、今日のような雪を見ると
いまもわき腹が疼いてきます(笑)

あんな気合はもうなかなか出せなくなりしたけどね ^ ^