先日、「努力」ということに ついて記事に

してみました。

 

努力は報われる、ということ については

ある程度確信が持てますし、 努力すれば

自分が成長できる、というと ころまでは

子供たちに自信を持って伝え られる。

 

しかしながら、なぜ努力しな くてはいけないのか。

 

なぜ頑張らなければいけない のか。

 

その問いに対してひとつのヒ ントになる

ことばに出会いました。


 

父母の根元は天地の令命にあ り

身体の根元は父母の生育にあ り

子孫の相続は夫婦の丹精にあ り

父母の富貴は祖先の勤功にあ り

吾身の富貴は父母の積善にあ り

子孫の富貴は自己の勤労にあ り

身命の重陽は衣食住の三つに あり

衣食住の三つは田畑山林にあ り

田畑山林は人民の勤耕にあり

今年の衣食は昨年の産業にあ り

来年の衣食は今年の艱難にあ り

年年歳歳報徳を忘るべからず

 


「勤勉な日本人」の象徴とも 言える

二宮尊徳翁が残したことばだ そうです。



臥薪嘗胆(がしんしょうたん)



 

報徳訓  と言います。

 

 

意味はこんな感じです。

 

お父さん・お母さんがいるの はそれぞれにおじいさん

おばあさんがいて、そのまた お父さん・お母さんがいる。

ずっとさかのぼっていくと、 神話の世界に行き着く。

 

自分が今こうしていられるの は、お父さんとお母さんが

大切に育ててくれているか ら。

 

自分の子孫が心豊かに生きて いくためには、

そのお父さんとお母さんの愛 情と努力が必要である。

 

お父さん・お母さんの豊かな 生活は、先祖の働きと

努力があったから。

 

自分の豊かな生活は、お父さ んとお母さんが良い

行いを積み重ねてくれたお 陰。

 

自分の子供たちが豊かな生活 を送るためには、

今の自分が一所懸命まなび、 働かなくてはいけない。

 

元気で長生きするには、衣食 住が大切である。

 

衣食住という人間の生活の元 になるのは、自然の

恵みを生み出してくれる田畑 や山林である。

 

その田畑や山林も、人々の頑 張りがなければ

恵みを生み出してはくれな い。

 

今年の衣と食は、昨年一所懸 命働いたお陰。

 

来年の衣や食は、今年の苦労 と頑張りにかかっている。

 

いつまでも報徳(努力)を忘 れないことが大切である。

 

 

 

子どもの時には人生は努力次 第と思っていても、

大人になると現実はそうでは ないと思うようになるかも知れません。

 

 

しかし、昔の人は、人間は自 分ひとりで生きているのではなく

天地自然のお陰があり、親が あり先祖があり、他の人があり、

その行動によって自分の置か れる状況が決まっていくことや、

自分の努力と行動がまた子孫 や他人の境遇を決めることを教えた

のではないでしょうか。

 

 

感謝の心、勤勉の大切さ、恩 返しの精神が

報徳訓には詰まっています。

 

 

世界からもかつて評価されて いたように、

日本を世界一高い道徳性をもった国

として国民に自負させたのは こうした思想が

あったから、かも知れませんね。

 

 

ある小学校では、授業が始ま る前に報徳訓をわかりやすい

ひらがなの日本語におきかえ て、全員で唱和してから授業に

入るそうです。

 

私も息子たちと朝起きて唱和 してから、出勤しようかな。

 

こういう精神をベースに子供 たちに接していきたいと

思います。