昨年は、年間を通して楽天イーグルスを
応援してきました。

おかげさまでシーズン2位、クライマックス
シリーズ進出と、オーストラリアにいながら
存分に楽しませてもらいました。

しかし、あと一歩というところでいつも目の前に
立ちはだかったチームが日ハムでした。

自前で選手を育て、巨人にFA移籍した藤井
投手のような実績ある選手でもチームの方針に
あわないと見るや、潔く放出してしまう。なのに
年々隙のないチームづくりをしている。

一昨年から日ハムと言うチームに興味を持ち、
中学生の指導に応用できないか調べてきました。

鎌ヶ谷にも何度も足を運び、2軍コーチの個人指導の
コメントや、ブルペンでピッチャーに声をかけるコーチの
話の内容に耳を傾けてきました。

そこで感じたことは、チームに連綿と流れる
「日ハム流」とでも言うのでしょうか、選手の
力を引き出すことで二軍の指導者の考えが
意思統一されているな、と感じました。

旧態依然とした指導とはまったく違います。

そのにおいは、小谷野、田中賢介、森本選手
などを育てたと言われている白井一幸元コーチ
のブログから感じることができます。

今回、またしても日ハム流を見せ付けられた
のは、小林繁さんの逝去に伴うコーチ人事でした。

島崎二軍投手コーチの一軍昇格は緊急事態に
ぴったりな人事ですが、それ以上に驚いたのは
島崎コーチの後釜として、関根打撃投手を
二軍投手コーチとして登用したことです。

この方です。



臥薪嘗胆(がしんしょうたん)


弱かった時代の日ハムを、まいど!でおなじみの
岩本ツトム投手とともに支えてきたエース格の
ピッチャーで、確かふた桁勝利をあげた年も
あったと記憶しています。

その後怪我で現役を引退後バッティグピッチャーとなり、
裏方としてチームを支えてきた人です。

華々しい現役での活躍がありながら、黙々と裏方に徹して
チームに貢献している例は他にないわけではないと
思いますが、これはなかなか難しいことだと思います。

また、「二軍でのコーチング」 にもっとも必要な要素が
こういう経験だということは、理屈ではわかるのですが、
それが選手育成のために必要だと判断すれば、前例が
ほとんどないにもかかわらずあっさり人事を断行してしまう
頭の柔らかさは日ハムならでは、という気がします。

私も甲子園を目指して高校野球をすることを選ばずに
カナダやアメリカの野球を肌で体験したことが、いまの
指導にすごく生きていますし、他の人にはなかなか
できない体験ができたことに感謝しています。

ファームや低迷している選手の心理や、裏方さんの
働きの重要性を知る関根コーチが、それを選手たちに
どう伝えていくか、今年から注目して見ていきたいと思います。

関根コーチのようなレアなコーチングモデルが成功することで、
日本の野球の裾野がまたひとつ広がることを期待したいですね。