昨日は高校野球・千葉県予選の決勝戦が
ありました。

私学の強豪・拓大紅陵高校対県立の
八千代東高校の試合でした。

勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。

と野村監督が著書で語っているように、
不思議の勝ちで八千代東高校が勝って
初の甲子園出場をきめました。

何度も試合中にやってはいけないミスを
犯し、流れを手放しかけていた八千代東
でした。 普通あれだけ流れを手放しそうな
プレーが続くと、相手に流れが行ってしまう
ものですが、ピッチャーが本当に粘り強く
投げて流れをつなぎとめたのかもしれません。

高校野球独特の勢いが、野球のセオリーを
上回ったのかもしれませんね。

逆に拓大のほうは、9回のセフティーバントの
処理ミスが結局決勝点に繋がってしまった。

ああいう形で決勝点を奪われてしまうと、
ミスを犯した選手はかわいそうですね。

何とか早く立ち直ってほしいと思います。


優勝が決まった瞬間、最近はみんなでマウンドに
集まって、こぶしを突き上げたり、指を突き上げたり
するのが通例、というかよくある光景です。

しかしながら、八千代東の選手たちは、喜びを
過剰に爆発させることなく、すぐにホームプレート
のところに整列しにいきました。

彼らは、それまで優勝したことがなかったでしょうから
その瞬間、どのように振舞って良いのか分からなかった
のが正直なところかも知れません。

私は、彼らの行動の中に 「敗者へのリスペクト」
を感じました。 

ある試合でホームランを打って、大喜びして
ガッツポーズをしたとき、

「打たれたピッチャーの気持ちを考えろ」

と父に諭されたことがあります。

八千代東の生徒たちの姿を見て、
それを思い出したのです。

お互いに気持ちよく、相手の健闘をたたえあう。

八千代東の選手たちの勝ち鬨を上げる姿は、
勝者のそれにふさわしいものでした。

チームの力から考えると、甲子園でまずひとつ
勝つことが目標になるでしょうが、甲子園でも
高校生らしいさわやかな振る舞いを見せて
もらいたいと思いました。