集中力について勉強を重ねて
きましたが、勉強をすればするほど
集中力は物事を始めるための
大前提だという感想を持ちました。

それを裏付けるように、人間の行動の段階
には

「C・I・I・Cの法則」


というのがあるというお話を12月に聞きました。


第一段階: C= concentration(集中)

第二段階: I = inspiration (ひらめき、直感)

第三段階: I = imagination (想像)

第四段階: C = creation (創造)


concentration、inspirationは動物にも
人間にも出来る段階です。

たとえば、チーターがじっと獲物を狙っているのは
concentrationであり、狙われた獲物がどういうわけか
チーターの存在に気づいて振り返るのは、集中をとぎ
すませて直感力が働いた、第二段階に進んだ状態です。

しかしながら、動物は第二段階までしか行動を
進めることが出来ません。 

第三段階、第四段階は人間ならではの行動
段階なのです。

集中力、直感力が高まると、想像力がわいてきます。
これが自分で考えること、言葉や指導をうけた内容を
イメージとして捉えることなのです。 

想像力がわいてくると、最後に自分で考えたことを
行動に移します。 これが創造力、creationです。

したがって、中学生が自分で考えてプレーする
ように仕向けてあげるには、行動段階の第一段階
である集中力が欠如していたら、その上のスキルを
いくら教えても、無理だということが言えると思います。

集中力が不足した状態での練習は、教えられたことを
ただ反復しているに過ぎません。

基本の繰り返しは確かに大事ですし、それを
意識しなくても体が動くようになるまで繰り返す
ことに意義があることは否定しません。

しかし、それを自分で考えて応用できる
スキルにまで高めてあげられるように
するためには、やはり集中力がある状態で
練習することが大前提になる。

自分で考えて行動する子供を育てる
には、集中力が大きなキーになると
思っています。

これは野球だけでなく、勉強を含めた
全ての面に応用できる考え方なのです。

いかがでしょうか。