会員数100万人超!フィットネススタジオの拡大戦略
6月も最終週に入りました。
早いもので2024年ももうすぐ折り返しとなります。
こんにちは。
ウェルネスビズの田村真二です。
マーケティングでは、潜在客や見込み客の注目を集める目的で、意図的に派手な広告や演出を行うことがあります。
ライバルと同じこと(や同じようなこと)を行っても注目を集めることはできないからです。
一方で、「派手な行動をして目立つ」ことはリスクも大きい。特に、一線を越えて派手さが嫌味になってしまうと危険で、都知事選の選挙ポスター騒動でもその点が明らかになりました。
56人が立候補した今回の東京都知事選の選挙ポスターを巡り、混乱が広がっています。
20日に告示されたこの選挙では、ほぼ全裸の女性を写すポスターや候補者と無関係なポスターが大量に貼られたり、QRコードで有料サイトに誘導するポスターが掲示されているためです。
マスコミ報道やSNSなどで広く取り上げられたこともあり、先週はこの話題一色でした。
都知事選のゴングが鳴った直後から、場外乱闘の様相を呈しており、都選挙管理委員会には苦情が殺到し、有権者からは「子どもに見せたくない」などの批判の声が上がっています。
都の選挙管理委員会には多数の苦情が殺到し、有権者からは批判の声が上がっていますが、当然ですね。
会員数100万人超のフィットネススタジオ
ポスター騒動とは異なり、「派手な行動をして目立つ」ことで成功した例として、私の印象に残っているのが、2010年にアメリカのフロリダでスタートし、世界各地で急成長しているフィットネススタジオ「オレンジセオリーフィットネス」です。
現在の店舗数は世界で1,500店以上(2016年に日本国内に1号店開業)、会員数は100万人を超えています。
写真は、2014年にアメリカのサンディエゴで開催された世界最大級のフィットネス展示会「IHRSA2014」訪問時に、当社のブースを訪れた際に撮影したものです。
ブースには、テーマカラーのオレンジ色で全身をまとった衣装を着た「オレンジマン」が笑顔で来訪者と接していました。
私は会場内のほぼすべてのブースを訪問しましたが、その日最も印象に残ったのがオレンジセオリーのブースでした(2013年のラスベガス開催時も会場内を歩くオレンジマンを見ました)。
ブースは小さなスペースで、それほどお金をかけておらず簡素なものでした。しかし、その後の急成長でも明らかなように、FC展開を柱とする当社のマーケティングとしては大成功だったと言えるでしょう。
ちなみに、店舗数が急拡大し始めた2016年のIHRSA展示会(オーランド)では、ブースにオレンジマンはおらず、洗練されたデザインに様変わりしていました。
派手な行動をして目立つことで成功するために重要なポイントは、選挙ポスターのように目立つことだけが目的ではなく、持続的な戦略と効果的なマーケティングの2つにあります。
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それでは次号をお楽しみに!