中小企業のための大手企業に負けない人材採用戦略
2024年3月12日(火)
こんにちは。
ウェルネスビズの田村真二です。
あなたの会社も社員やスタッフの採用でお困りではありませんか?
と言いますのも、昨年5月以降、コロナが2類から5類に変更されて以来、フィットネスクラブやジムを経営する複数のクライアントから「採用ができずに困っています」という話をよく耳にするようになりました。
今や、様々な業種や業界で、「採用が厳しい」「人材難」という話をよく見聞きします。
労働者人口の減少、新入社員の早期退職や中堅社員の退職増加、競合の増加や業界の垣根を超えた採用競争などが影響しているのでしょう。
昨今、大企業を中心に賃金を引き上げる企業が増加しているのも、必要な人材を確保する必要性に迫られているからでしょう。
この状況は、実質賃金がマイナス状態の日本において、働く側にとって朗報です。
しかし、中小企業の大半が、大企業並みの給与や賃金の引上げを実現できる余裕はほとんどありません。つまり、顧客獲得と同様に、必要な人材獲得(と維持)が中小企業経営の生命線となっていることを意味します。
意外に感じるかもしれませんが、人材採用と顧客獲得は多くの共通点があります。
両方の実務を経験した私の見解では、「ほとんど同じ」と言っても過言ではありません。なぜなら、対象はともに「人」であり、「競合」の存在も等しくあるからです。
実際、人材採用が上手な企業は顧客獲得も上手くいっており、人材採用で困っている企業は顧客獲得にも困っていることが少なくありません。
もちろん例外はありますが、この相関関係はあらゆる企業に当てはまるでしょう。つまり、人材採用(や顧客獲得)に成功している中小企業の共通点は、マーケティングに優れているということです。具体的には、次の5点が挙げられます。
① 採用対象者を明確に定めています(採用できれば誰でも良いわけではない)。
② 3C(対象者、競合、自社)分析に基づいて、徹底的なリサーチを行っています。
③ 自社で働くことの魅力(会社や働き方の魅力など)を伝えています。
④ 求職者にとってのベネフィット(この会社で働くことのメリット)を明確に伝えています。
⑤ 大手企業が利用するのとは異なる独自メディアを活用しています(インディードやビズリーチなどの大手メディアではなく、中小企業向けの費用の少ない独自メディアの活用)。
人材採用でお困りの方は、ぜひ、この5つのチェックリストを活用してみてください。
それでは次号をお楽しみに!