RIZAP(ライザップ)グループ 2024年3月期第3四半期決算発表 |  ☆サクセスby田村真二

RIZAP(ライザップ)グループ 2024年3月期第3四半期決算発表

 

2024年2月14日(水)

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

RIZAP(ライザップ)グループ株式会社(以下、当社)は2月14日、グループ全体およびヘルスケア・美容事業(ボディメイク事業「RIZAP」とコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」を展開するRIZAP株式会社、婦人下着及びその関連事業等を行うMRKホールディングス株式会社を含む)の2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を次の通り発表しました(当社2024年3月期第3四半期決算短信より一部抜粋)。

 

 

グループ全体【増収赤字幅縮小】 ▲はマイナス

 

売上高 1,229億88百万円(前年同期比6.7%増/前年同期差77億29百万円増)

 

営業利益 ▲47億69百万円(前期は▲10億89百万円/同差▲36億80百万円)

 

純利益 ▲76億91百万円(前期は▲86億19百万円/同差9億28百万円増)

 

 

 

 全体概要

 

 

当第3四半期は、各種政策の効果や新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行を受けた経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復しておりますが、資源高・材料高による物価上昇が続くなど、当社グループを取り巻く経営環境は依然として不透明な状況が続いております。

 

 

このような状況の中、当社グループにおいては、前期より本格展開している「コンビニジム」chocoZAP事業の拡大に引き続き注力いたしました。

 

 

店舗投資の低減を図りながら当第3四半期までに計746店を出店し、2023年 12月末の店舗数は1,225店となりました。

 

 

また、広告宣伝を積極的に行ってきたことで認知度の向上とともに入会者もさらに増加し、2023年11月時点の会員数は100万名超に達しております。

 

 

また、当第3四半期より、セルフネイルやセルフホワイトニング、マッサージチェアといった新サービスをchocoZAPへ本格導入いたしました。

 

 

結果として、ライフスタイルセグメントにおける前年同期からの不採算店舗の減少や前期末のBRUNO株式会社における事業売却による減収があったものの、chocoZAPの会費収入の増加によりグループ全体での売上収益は増収となりました。  

 

 

利益面につきましては、前期に引き続き2024年3月期をchocoZAP事業への戦略的投資を加速させる先行投資期間として位置付け、chocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資を計画的に行ったこと、また、既存事業においては原材料高・仕入価格の上昇の影響等も続き、グループ全体では営業減益となりました。  

 

 

以上の結果、当第3四半期の売上収益は122,988百万円(前年同期は115,259百万円、前年同期比6.7%増)、 営業損失は4,769百万円(前年同期は1,089百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は7,691百万 円(前年同期は8,619百万円の損失)となりました。

 

 

 

 ヘルスケア・美容事業

 

 

【増収減益】

売上高 450億79百万円(前年同期比45.6%増/同差141億33百万円増)

営業利益 ▲59億円(前年同期差▲29億45百万円)

 

 

※ヘルスケア・美容事業の売上高と営業利益は、RIZAP関連事業とMRKホールディングス株式会社の合算となります。

 

 

●RIZAP事業関連

 

RIZAP関連事業は、2022年9月より、新規事業「chocoZAP」を本格展開しております。

 

 

chocoZAPは、誰もが簡単に、毎日の生活に運動習慣を定着させることができ、毎日最短5分の運動で健康効果を得ることができる、RIZAP発の運動初心者向け「コンビニジム」です。

 

 

 

 

多くのお客様にご支持をいただき、2023年11月末時点の会員数は100万名超と急成長を続ける中、入会希望のお客様の強い需要に即応するため、引き続き積極的な出店投資を行い、2023年12月末の店舗数は1,225店に達しております。

 

 

なお、23年11月度からchocoZAP事業は月次決算ベースで黒字化を達成しました。

 

 

また、既存のボディメイク事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により厳しい経営環境が継続しておりましたが、継続型新会員制度「プライム サービス」への既存会員からの移行やプライムサービスを中心とした新規会員の獲得が順調に進捗した結果、会員の継続率およびLTV(お客様一人あたりの生涯売上)が上昇し、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換に成功しております。

 

 

●MRKホールディングス株式会社

 

当第3四半期連結累計期間において先行投資を優先的に実施した影響により、全社において減収減益となりました。

 

 

婦人下着及びその関連事業においては、顧客基盤拡大に向けての先行投資を優先的に推進したことで、減収減益となりました。

 

 

補整下着の主力商品シリーズ「ベルアージュ アヴァンセ サクラ」の11年ぶりの後継となる新商品『リベルディーニュ』を2024年1月20日に発売するにあたり、顧客基盤の拡大を推進するため、新テレビCMの制作・放映やウェブプロモーションといった新規顧客獲得のための先行投資施策を実施いたしました。

 

 

また、2023年10月に発売いたしました補整下着の基幹商品「カーヴィシャス カレス」の限定カラー「ローズウッドブラウン」をはじめとして、補整下着の販売が堅調に推移したほか、新規のお客様に対応すべく4店舗の新規出店と9店舗の移転・改装を行い、お客様にご満足いただける店舗づくりを推進いたしました。

 

 

一方で、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う行動制限の緩和を原因とする消費の多様化や、前年同期に原材料価格の高騰による値上げ前の駆け込み需要で売上が大幅に増加 したことの影響を受け、売上はその反動で前年同期比減となりました。

 

 

マタニティ及びベビー関連事業においては、国内出生数の減少が続くなど、厳しい市場環境の影響を受け減収となりましたが、従来商品の販売価格の見直しや高単価の新商品を投入した結果、当第3四半期においては黒字化し、営業損失は改善いたしました。

 

 

婚礼・宴会関 連事業においては、宴会事業において、法人営業体制を強化したことから法人宴会の売上が好調に推移し、過去最高の月間売上を記録したほか、自社主催イベントの開催を含めてイベント売上が伸長したこと、また、婚礼事業において、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う行動制限の緩和に伴い内覧数や施行組数が順調に回復したことから、増収となり、営業損失は改善いたしました。

 

 

美容関連事業においては、安定的な顧客基盤の構築、スタイリストの採用や育成、プロモーションの強化といった施策を推進したことで売上が増加した一方、体制強化に伴う先行投資を優先的に実施したことから、増収減益となりました。

 

 

以上

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!