スポーツクラブ ルネサンス 2024年3月期第3四半期決算発表 |  ☆サクセスby田村真二

スポーツクラブ ルネサンス 2024年3月期第3四半期決算発表

 

2024年2月9日(金)

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

株式会社ルネサンス(以下、当社)は2月9日、2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を次のとおり発表しました(当社2024年3月期第3四半期決算短信より一部抜粋)。

 

 

【増収増益】

 

売上高 324億22百万円(前年同期比7.0%増/前年同期差21億10百万円増)

 

営業利益 10億55百万円(同111.9%/同差5億57百万円増)

 

経常利益 8億62百万円(同276.3%/同差6億33百万円増)

 

純利益 6億14百万円(同差6億2百万円増)

 

 

 

 全体概要

 

 

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)においては、スポーツクラブの新規入会者数が伸び悩んだものの、総合型スポーツクラブの新規オープン及び10月にジュニアスクール会員の価格改定を実施したこと等により、売上高はほぼ計画に近い水準で推移いたしました。

 

 

また、全社的な省エネ対策や国の電気・ガス価格激変 緩和対策事業により光熱費を抑制できたことから、コストは計画を大幅に下回って推移いたしました。

 

 

この結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高324億22百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益10億55百万円(前年同期比111.9 %増)、経常利益8億62百万円(前年同期比276.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億14百万円(前年同 期より6億2百万円の改善)となりました。

 

 

 

 

 

 スポーツクラブ事業

 

 

スポーツクラブ事業では、顧客満足度の向上を目指し、全社的な接客サービスの品質の見直しや研修内容の改定、並びに既存店の設備投資を積極的に実施いたしました。

 

 

その他にも、技術力向上やお子様から大人まで運動の楽しさを体感できる機会として、スタジオプログラムやテニス、スイミング、ランニング等の会員向けイベントを多数開催し、盛況となりました。

 

 

また、当第3四半期連結会計期間においては、10月に総合型スポーツクラブとして「スポー ツクラブ ルネサンス 熊本光の森24(熊本県菊池郡菊陽町)」「スポーツクラブ ルネサンス ・イオンモール座間 24(神奈川県座間市)」の2施設を新規オープンし、当第3四半期連結会計期間末の在籍会員数は392,081名(うちオンライン会員数49,268名)(前年同期比5.9%増)となりました。

 

 

なお、昨今の各種コストの上昇への対応と、人材の確保及び人材への継続的な投資を通じて付加価値を高めていくために、10月にジュニアスクール会員の価格改定を実施しております。

 

 

 

 介護及び介護・医療周辺事業

 

 

介護及び介護・医療周辺事業では、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」等が堅調に推移し、売上高は前年同期比12.2%増となりました。

 

 

介護リハビリの領域においては、リハビリ特化型デイサービス、訪問看護ステーション、 居宅介護支援、児童発達支援・放課後等デイサービス等の複数のサービスの提供とその連携を通じ、利用者のQOL向上に取り組んでおります。

 

 

11月には、東京都練馬区に、当社初となるスポーツクラブ内における訪問看護ステーション「ルネサンス リハビリステーション富士見台」を新規開設いたしました。当施設では、スポーツクラブのトレーナー と看護師が連携し、運動と看護ケアの両面から地域の健康づくりをサポートしてまいります。

 

 

また、がんサバイバーに向けたリハビリ支援の取り組みとして、「大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士(以下、「がん専門運動指導士」といいます。)」がスポーツクラブ内で専門の運動指導を行う「がん経験者専用がん運動支援プラン」を、11月よりスポーツクラブ&スパルネサンス 港南中央24にて導入いたしました。

 

 

今後、がん専門運動指導士のスポーツクラブや介護リハビリ施設への配置を拡大し、介護及び介護・医療周辺事業とスポーツクラブ事業の連携を通じて、健康に不安を抱える方の課題解決を目指してまいります

 
 

 

 企業・健康保険組合向けの健康づくり事業

 

 

企業・健康保険組合向けの健康づくり事業では、企業における健康経営の取り組み支援を推進し、企業担当者の業務負担を増やさず、従業員の健康リテラシーの向上につながる新たなサービスの提供に取り組んでまいりました。

 

 

また、オンラインレッスンサービス「RENAISSANCE Online Livestream(以下、「ROL」といいます。)」においては、住友生命保険相互会社のVitality会員の利用が増加しているほか、大同生命保険株式会社が取り組む中小企業の健康経営の普及・推進活動や、他の企業とともに健康関連のイベントを共催するなど、ROLの提供範囲を広げてまいりました。

 
 

 

 地方・自治体向けの健康づくり事業

 

 

地域・自治体向けの健康づくり事業では、各地の自治体とともに地域住民に向けた健康増進に取り組み、対面して行う介護予防教室や認知症予防教室等の要望が増え、実施件数が前年度から増加いたしました。

 

 

また、10月には熊本県菊池郡菊陽町と「災害時における被災者支援に関する連携協定」を締結するなど、災害時の被災者支援においても当社施設を有効に活用できるよう自治体との連携強化を図っており、当第3四半期連結会計期間末において、防災に関連する協定を含め、20の自治体と連携協定を結んでおります。

 

 

 

 ベトナム事業

 

 

ベトナムにおいては、既存のスポーツクラブ事業が堅調に推移いたしました。

 

 

また、ハノイ市の施設において、フランス系インターナショナルスクールの水泳指導を受託し、学校に併設するプールにて当社スイミングコーチによる水泳授業を開始いたしました。引き続き、ベトナムにおける子どもの体力向上や溺水予防、水泳の普及に取り組んでまいります。

 
 

 

 東急スポーツオアシス他

 

 
持分法適用関連会社の株式会社東急スポーツオアシス(以下、「東急スポーツオアシス」といいます。)では、4月以降、当社より3名が経営に参画し、新たなマネジメント体制の構築やサービスの付加価値向上に取り組んでまいりました。

 

 

当第3四半期連結累計期間においては、引き続きスポーツクラブ事業の収益性の改善とともに、物販を中心とするホームフィットネス事業が好調に推移し、業績の改善が進んでおります。

 

 

すでに公表のとおり、2024年3月31日に、東急不動産株式会社が保有する東急スポーツオアシスの株式の全てを譲り受ける予定であるほか、事業・施設継承の取り組みの一環として、2023年10月2日に「KSC wellness フィットネスク ラブ金町・金町スイミングクラブの事業及び固定資産(信託受益権)の譲受に関するお知らせ」を公表いたしました。

 

 

これらの取り組みにより、当社グループは、2025年3月期に売上高でフィットネス業界最大規模となる見込みです。今後、フィットネス業界のリーディングカンパニーとして、企業価値の向上とお客様一人ひとりの「生きがい創造」を目指してまいります。

 
 

 

 施設数の状況

 

 

当第3四半期連結累計期間においては施設の新規出店及び退店並びに運営受託をし、株式会社 BEACH TOWNの施設を含む当第3四半期連結会計期間末の当社グループの施設数は、スポーツクラブ170施設(直営107 施設、業務受託61施設、ルネサンス ベトナム2施設)、スタジオ業態2施設、介護リハビリ44施設(直営33施設、フランチャイズ11施設)、アウトドアフィットネス16施設(直営4施設、業務受託12施設)の計232施設となりました。

 
 
 

●田村コメント

当社グループの売上高は、2025年3月期にフィットネス業界で最大規模を見込んでいます。今後は規模のメリットを活かした事業展開とともに、フィットネス業界のリーディングカンパニーとしての存在感が高まるでしょう。なお、当社は2025年度より、企業理念の実現と持続的な事業成長につながる採用力の強化を目的に、新卒社員の初任給を平均21,900円、10%引き上げ実施を2月6日に発表しています。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!