ジェフ・ベゾスに学ぶ、ビジネス戦略の重要な柱 |  ☆サクセスby田村真二

ジェフ・ベゾスに学ぶ、ビジネス戦略の重要な柱

 

 

2024年2月6日(火)

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

先日、YouTubeである対談番組を視聴していた際、ゲストの男性が以下のように発言していました。

 

 

「変化の激しい今の時代において、10年先の未来がどのように変わるかを正確に予測するのは、AIをもってしても不可能でしょう」

 

 

この発言を聞いて思い出したのが、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが以前、何かのインタビューで述べた話です。この話は有名で、多くの人が知っていると思います。

 

 

「私はしょっちゅうこう聞かれます。『これからの10年で何が変わりますか?』。実に興味深い質問です。でも、次のような質問をされることはほとんどありません。『これからの10年で“変わらないもの”は何ですか?』。しかし、あとの質問のほうが重要なのです。」

 

 

ベゾスは、「10年で変わるものよりも変わらないものの方が重要」と述べていますが、なぜだと思いますか?

 

 

この質問に対するベゾスの考えは、企業規模の大小を問わず、ビジネス戦略を考える上で非常に重要なので、よく聞いてください。

 

 

「なぜなら、時間が経っても変わらないものは、ビジネス戦略の柱になりやすいからです。」

 

 

アマゾンが常に時代の最先端を行くテクノロジーやサービスを開発・提供している、極めて稀な企業であることは、誰もが認める事実です。

 

 

しかし、ベゾスは最新トレンドや新しいビジネスモデルを考えることよりも、常に、顧客が何を望み、求めている“変わらないもの”に焦点を当ててきました。

 

 

例えば、アマゾンの主たるビジネスである電子商取引(EC)で商品を購入する顧客は、同じものならより安く、注文後すぐに届くことを望みます。これは、10年前もそうでしたが、10年後も変わらないでしょう。

 

 

アマゾンが戦略の基盤としているのは、変わることのない顧客のニーズや欲求であり、それに応えるためにテクノロジーや配送システムを変えてきたのです。

 

 

つまり、アマゾンの優先順位は、テクノロジーが先なのではなく、顧客が10年後も変わらず求めるものが先だということです。

 

 

最後に、値千金の価値がある質問を2つします。ぜひお時間をつくって考えてみてください。

 

 

①あなたのビジネスにとって10年後も変わらない、顧客のニーズ・欲求は何でしょうか?

 

②あなたの人生にとって10年後も変わらない、真に重要なものは何でしょうか?

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!