イオンモールとららぽーとの共通点
こんにちは。田村真二です。
今日14日は成人式。
昨日も着物を着た女性を見かけましたが、今年の成人式は、全国的にも天候に恵まれて良かったですね。
2019年の新成人は125万人・前年比で約2万人増加したようですが、厚生労働省の発表(昨年12月21日)によれば、2018年の年間出生数推計値は92万1000人。
今年の新成人よりも約33万人(約26%)も少ないことになりますが、こうして人数を数字で見る限り、日本は本当に「少子化」であることを実感しますね。
ただ昨日、ららぽーと新三郷店(埼玉)に行ってきたのですが、「これでも日本は本当に少子化なの?」と思えるほど多くの子ども連れファミリーを見ました。
職業柄、「ここで子供向けの体操教室や英会話教室を行えば、きっと会員数を多く獲得できるだろうな」、とつい思ったりして 笑)
同ショッピングモールを全国展開する三井不動産グループの強みは、ショッピングモール開発と同時にマンション開発もできること。例えば、2006年に開業したららぽーと豊洲店(東京)などはその最たるケースです。
ご存知の通りららぽーと豊洲が開業した後は、周辺にタワーマンションがにゅきにゅき林立ち出し、ヤングファミリーを中心に人口が増加しました。
それを見越してでしょうか。開業時からキッザニア東京など、子どもが大人の仕事体験ができる施設を日本で初めてモール内に導入するといった取り組みもいち早く行いました。こうした点は、イオンモールとは明らかに一線を画しています。
要するにららぽーとは、日本一のショッピングモールを全国展開するイオンとは「違う土俵上」でビジネスを展開しているということです。
ちなみにイオンモールで、休日を家族で買い物や食事などで数時間過ごす人たちのこと称して「イオニスト」。ららぽーとで過ごす人たちを「ららぽーたー」と呼ぶそうです。
両者は似て非なるところも多くあるようですが、イオンモールとららぽーとに共通することは、両社はいずれも自社の強みを使ってビジネスを独自化していること。さらに、環境変化に柔軟に対応した店づくりを行っていることです。
開業後、10年で消えるショッピングモール(センター)がある一方で、イオンモールやららぽーとは成長し続けているモールが多くあるのは、まさにこのような違いからです。
そしてこのことは、フィットネスビジネス企業にも当てはまります。ということで、明日のサクセスは、日本のフィットネス市場の本格的拡大のはじまりについてお伝えします。
それでは次号をお楽しみに!
田村真二