◼︎ 久々の食事会とトイレ事情

 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。

 

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ソール1段削除 3日目、12月28日。

だいぶ歩行に慣れてきた。

 

この日は仕事納めだったので、

電車に乗るのも年内は最後。

出勤時の電車乗車は相変わらず緊迫...。

 

実務はほとんど片付いていたので、

お昼前から事務所内の大掃除だったが

大して役に立てないので、

自分のデスクと水回りなど、できるところに専念。

 

一方、昨晩あまりに自分の足を制御できなかったのが気になり、

試しに装具のまま足首を曲げるように力を入れてみたら

これが結構いける気がする。

 

装具で固定しているのでグンっの心配はないし、

実際に足首は曲がらないものの

明らかに「曲げる感覚」が蘇る気がする...!

これ以降、足指の曲げ伸ばしも含め

時々動かすよう心がけるようになった。

 

 

私の勤務先では、毎年仕事納めに

全員で食事会をすることになっており、

今年は職場近くのお店を予約。

 

普通に歩けば5分ほどの距離だが、

なにせ時間がかかるので

みんなより30分前に出たのに...

お店の手前でみんなに追いつかれる&追い抜かれる

 

とにかく外でお酒を飲むのが久しぶり

自宅でもお酒は控えていたので、

調子に乗らないよう

ワインをグラスで2杯までと決める。

(結局3杯飲む...)

 

この「自主的グラス制限」、

酔いの回り具合だけではなく

お手洗いのことを考えてのことでもあった。

 

断裂以来、歩くのに時間がかかるので

常に早め&先手をうって

お手洗いを済ませるようにしていたが、

お酒となると、どうしても近くなりがち...。

 

結果的には制限したせいか

食事会の途中で席をはずさなくて済んだ。

 

食事会が終わって解散になったが、

先輩と上司が二次会に誘ってくれたので

軽くお付き合いすることにする。

私がそんなに歩き回れないことも考慮してくれて

とりあえず駅近くのパスタチェーンに。

 

このお店の作りが、

意外にも結構なバリア だった↓

 

 

店内中央にフロアを分断する階段が...!!

 

正直、今現在なら2〜3段程度は

手すりなしで越えられるかもしれないが、

この時の私には心理的ハードルが高かった

 

そもそも、お店に入った時

カウンター奥のテーブル席に案内されそうになり、

店員さんも私に気づいてから

階段下のテーブル席に通してくれたのだ。

 

トイレ、この段差の奥か...!!」と思ったものの、

この日は結構寒かったので、また外に出て探すのも億劫だし

別の店に...とも言い出しづらく

もうここでいいや...と観念。

 

そんなに長くいなかったが、

店内では結局一度もお手洗いには立たず。

 

帰りは駅まで歩いてタクシーにしたが、

途中で借りられるようなところもなかったし、

幸いにも行きたくならなかったので

覚悟を決めて(?)そのまま乗車、

帰宅まで困らずに済んだ。

 

 

体を思うように動かせなくなって初めて、

こういった「バリア」を様々に実感させられるが、

私程度でも苦労していることを考えると

もっと症状の重い方のご苦労はいかほどだろうか。

 

お店のマイナス評価になったとしたら本意じゃないが、

特に飲食店の場合は、お手洗いの情報

(車椅子が入れるとか、段差や手すりの有無)を

掲載してくれたり、口コミに書き込んであれば

飲み会などのお店探しの際、事前にわかって

少しは助けになるような気もする...。

 

 

そして帰宅後、足の悪い母の姿を見ていたら

今のこの体験が、

数十年後 自分が高齢者になった時に

再び思い出されるんだろうなぁ...と

妙な気持ちになってしまった。

 

 

 

次回につづく。