藤波さんは、こんなにすごいレスラーたちと、闘って来た!
藤波選手のはじめての対戦・対戦選手全部紹介!(対戦相手データベース) 2022.11.30更新
ドラゴンブーム 1979年。
この年、初めて対戦した選手を全員紹介します。
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◆ビッグファイト・シリーズ
★初めての対戦★
※え?エストラーダだって? あの?、、、。 はい。いうまでもなく、ニューヨークで藤波がタイトルを奪取した相手です。野田元総理が「カルロス・ホセ・エストラーダでしたよね」と藤波さんとの対談でフルネームで言えたほど有名な選手ですね(実力はともかく(笑)
実は、藤波さんは78年の年末にも、あの懐かしのMSGで、このエストラーダ相手に12回目の防衛戦をやっていました。(実力差は明らかで、藤波の圧勝。次期シリーズ(‘つまりこの対戦など)の「もりあげ」にならないくらいの) 藤波さんとの国内対戦はこの試合が初めてで、しかもこの1戦のみでした。
※最初別のデータを間違って載せてしまいました。ご指摘があり訂正しました。熱心にご覧いただいて、身の引き締まる思いです。ビッシビシ行きます!ありがとうございました。RSD
※藤波の好敵手のチャボゲレロの弟で(間にアーマンド・ゲレロがいる)下にはエディゲレロもいる、いわゆるチャボゲレロのファミリーの一員。藤波さんとの対戦はこの試合のみで、藤波さんの原爆に沈んだ。 正直、このときの来日では活躍が目立つほどではなく、のちに、全日本にも来日して、ジュニア王者時代の大仁田と対戦したときの方が印象にあります。
◆ビッグファイト・シリーズ
※元WWWFのヘビー級チャンピオンであったスタージャック。ペドロモラレスに勝っての戴冠でした。 アメリカではトップのヒールで、当時の強豪たちと闘っていました。ルーテーズ、パットオコーナー、ジョニーバレンタイン、そして、フリッツフォンエリックやマッドドッグバション、、、もう一度、見てみたい選手ばかりです。
国際プロレスに続き、全日本プロレスにも来日してメインに登場。そして、ついに新日本への来日で、期待も大きかったんですが。この藤波さんと対戦するころは、かなり渋い選手でしたね。シングルでは、藤波の3戦3勝!
ちなみに、藤波さんの対戦相手リストを作っている私(RSD)ですが、もし、他に「対戦相手リスト」をつくるとすれば、日本では昭和から平成まで幅広く活躍した「天龍選手」、そして外国人では、この「スタージャック選手」が第一候補です。なにしろ、その昭和プロレスと言われる時代の強豪と軒並み対戦していますから。。
※この選手の名まえは、「いいもん側」(つまりベビーフェイス)なのか、それとも「赤ちゃん顔」(笑)なのか、ファンの間でも論争がある(?) どっち? (赤ちゃん顔なら坂口良子と比較したいな。あ、でも、赤ちゃんホッペじゃないのか)
藤波さんとのシングル対戦はなし
※ご存知、「山犬」 もう、メキシコではめちゃくちゃ強いルード(悪党レスラー) グラン浜田との抗争もすごい。でも、メキシコ人らしくタイトルマッチとなると、妙におとなしくなって、突然荒れ狂う。のちにタイガーマスクともいい闘いをしましたね。あと、履いてるブーツがすごい!
藤波さんとのシングル対戦は、藤波の3戦3勝。
◆第2回MSGシリーズ
※あのブリスコと藤波さんが対戦していた!という事実に驚きます。ジャック・ブリスコと言えば、まずは、日本プロレス時代の猪木のUN選手権に挑戦して、猪木のコブラツイストで敗れ、その後、ハーリーレイスに勝ってNWAヘビーチャンピオンになって、それを馬場さんがネックブリーカードロップで奪取(鹿児島)、ブリスコが1週間で取り返すなど、まあ、印象に残る選手です。つまり? 私の意識の中では、藤波さんとは別世界の選手(笑)ですけど。このシリーズでも猪木と闘って(あの賞金マッチ!で、勝った猪木がドル札をばらまくというすごい出来事も)。。、
藤波さんとの対戦はこの試合のみ。「元世界王者のブリスコ」との一戦でも、藤波が若さで押せ押せだったが、最後も「若さ」で、回転足折りにゆくところ、さらに返されての惜敗。スリル満点の「名勝負」でした。再戦を期待したが、これが、唯一の一騎打ち。ですので、シングルで藤波の1戦1敗。
※最初、別の選手の顔写真をアップしてしまいました(ジョニー・パワーズの顔)失礼しました>ご指摘をいただいた熱心な方、および、ジャック・ブリスコ選手。。。
※ビクターリベラは、日本プロレスの若手時代から藤波さんがあがめていたひとり。そのベテランのリベラと藤波がアメリカ遠征中に対戦し、その「リベラと引き分けたことで自信をもった」という選手。そのリベラと日本で対戦。シングルでは、藤波の3銭3勝。
※ シングルでは、藤波の4戦、1勝3敗(ただし1勝は、場外でラリアートを浴びせられて、場外フェンスから外へ投げ出されての反則勝ち、って、やられっぱないしかいっ!残念) なお、藤波さんが、ハンセンとの試合途中で、ショートレンジからのラリアートをくっても(しかも2回)耐えてドロップキックでやりかえす、という場面がYouTube(?)にアップされていて物議を醸しだしていたそうですが、未見。。
凶器を使わずに猪木を追い込む、すごいガイジン1号でしたね。タイガー・シンとは別のタイプのつよおい外人選手でした。追い込まれた猪木が編み出した、猪木の逆ラリアート! そして、藤波さんの結婚披露宴の日に、全日本の会場に突如現れ、解説の山田さんを「あ!ハンセンですよ!」とおおいに慌てさせたハンセン。ブロディ組に加勢して、場外でテリーにラリアート。さらに馬場さんの怒りのジャイアントチョップ!と。8つい、全日本での活躍に興奮してしまいますが)
藤波さんとのシングルは、4戦して、藤波の1勝3敗。この1勝は場外でラリアートをくった藤波さんが場外フェンスを越えて飛んで行ってしまい、当時のルールで、藤波さんの勝ちとなりました。あとの3敗は、もう、歯が立ちませんでした。
ハンセンは、日本人の奥さんと神奈川県に住んでいて、町内会の会合にも出席していたとのこと。さあて今日は町内の会合かあ、まあ仕方ねえなあ、なんて行くと、そこに、あのスタンハンセンが居たら、そりゃあ、びっくりでしょうねえ。(笑)うらやましい。
※メキシコでも対戦しているが、国内では2年後の田園コロシアムでのタイトル戦が印象深いかな? 戦績は、ソリタリオとのシングルでは4戦して、藤波の4勝。
観客が会場の近くの家の2階や屋根の上からも観戦できてしまうようなローカルな場所での、藤波vsソリタリオが印象的でした。あれは、茂林寺?
◆サマー・ファイトシリーズ
※ いまでは考えられないな、このウルトラマン。 しかも、「あの歌」(むね~えに、つけ~てるマークは、、♪)に乗せてコスチュームのひとりとお揃いでリングに登場。
右がウルトラマン選手。
藤波vsウルトラマン! いまのファンにはわかるかな?このワクワク感。
当時、小さかった長男がこの画像を見て「どっちが勝ったの?」と聞いてきた。で、「引き分けだよ」と答えたら、息子、しばらく固まってから、「変なの!」だって。(笑)
なお、このウルトラマンは、メキシコからやってきて、猪木もタッグで対戦している。後の来日ではタイガーマスクとも究極のアイドル対決も。
その後、「帰ってきたウルトラマン」選手の登場など、FMWで大仁田が派手にやりすぎて、円谷プロからクレームが来たそうな。 シングルでは、藤波さんの6戦、4勝2引き分け、藤波さんは負けていない(笑)
※噂の「鋼鉄男」を逆さにした。藤波さんとのシングルはこの1戦のみ。
※21世紀になって、多くのレスラーが「がちに、やばい強さ」と口をそろえるルスカ選手。 まさに「赤鬼」 ミュンヘンオリンピックにオランダ代表で出場、無差別級柔道で金メダルの力は伊達ではなかったようです。 格闘技世界一決定戦での猪木との名勝負、タッグでは日本陣営とも組んだ。さすがに、藤波さんとのシングル対戦はなし。
※のちには「エリジャー・アキム」の名で、カリム・モハメド(レイ・キャンディ)とのコンビで参戦。いきのいいファイトでした。藤波さんとのシングル戦は2戦で、藤波の2勝。
◆8.26 夢のオールスター戦
※この試合時は高千穂、のちに「グレート・カブキ」となる。日本プロレス時代には若手・藤波の怖い先輩。 また、今でも多くのレスラーが「本当にあいつは、やばい」という位、実力があったという。ただ、いつでもプロレスラーとして「相手よりも観客と闘う(お客の反応を見て試合の流れを変える)」という姿勢がプロとして大切とし、それを実践してきたという。
なお、編者RSDは、少年の時、ワールドリーグ初参戦の「若手のホープ・高千穂」のファン(東京から熱海に行くにも、わざわざ九州方面への長距離急行「高千穂」号に乗車した)で、
期待の高千穂選手の、最初のワールドリーグ公式戦で「火星代表、ザ・コンビクト」との対戦を見て、いきなり自分の腹に高千穂の頭をうちつけ、額が割れて出血(!)という、コンビクトの強さに、トラウマになるほどの強烈な印象を持った。
ドロップキックが見事な高千穂の試合は、テレビ番組「ヤング・プロレス」の当時の若手では、群を抜いていて、新鮮でした。
このオールスターの試合でも、藤波に対しては強烈なアッパーカットでダウンさせた。後のシングル対戦では、 藤波の3戦3勝。(シングル対戦は「グレート・カブキ」で)
※この試合当時は全日本所属。オールスター戦のこの試合でも、藤波の足を強烈な技で痛めつけて先輩らしさを見せていた。 のちに新日本に参戦し、初戦で猪木と対戦。伝説のラッシャー木村の「こんばんわ」発言を、リング上で目の当たりにするというレアな体験をしています。
シングルでは、藤波の1戦1勝。
キム・ドクというリングネームで大木と組み、馬場・鶴田といい勝負をするなど、試合巧者でした。タイガー戸口として全日本に定着する前のアメリカでの活躍もすばらしい。新日本では日本側にもつき、猪木や藤波とも組んだ。そのあと、アメリカに転戦、さらに、キム・ドクとしてイス大王の栗栖とも共闘、と目覚ましい活躍をしました。
このオールスター大会の時点では、鶴田のライバルとして参戦。この藤波との絡みも新鮮でした。観客から女子の「ふじなみさ~~~ん!」に対して、男子の「とぐち~」が 笑いを誘います(笑)。。
なお、戸口さんは、ビッグマウスだという評判も、あったようですね。知らんけど。
◆ブラディ・ファイトシリーズ
※ジェリーブラウンと共に「ハリウッド・ブロンドス」で何度も来日した。古くは杉山・木村組のIWAのタッグ選手権、新日ではロサンゼルスから始まる北米タッグ選手権など。そのハリウッドブロンドスと藤波・星野組が対戦した。 シングルでは、 藤波の2戦2勝
※というわけで、ハリウッドブロンドスですね。藤波さんとのシングルの対戦は、藤波の5戦5勝。
※ 藤波の4戦4勝。新日本参戦時はタイガー・シンの子分的な存在でしたが、のちにインディーに来日したときに、サイン会が催され、テーブルに突っ伏したままで、近寄ると唸り声、マネージャの女性(MAYA)が あのダミ声で「危ないわよ! 近寄らないで」と。変に不気味な存在感?があって近寄れませんでした。(変なサイン会だww)
なお、東海地方では「がましん」といえば「蒲郡(がまごおり)信用金庫」(笑)
(がましんのマーク)
※ジュニア時代の藤波にとっては、ヘビー級のスーパースターはかなりの重荷であった。スーパースターは、猪木、または坂口の相手で、藤波さんがヘビー級に転向してからは、ようやく好敵手になった。
ヘビー級にしては小柄な身体の藤波さんが、WWFインターの選手権試合で、スーパースターの猛攻をしのぎ、最後に鮮やかな「逆さ押さえ込み」でフォールした試合は、苦しい中にも爽やかで、ファンに夢と力を与えてくれました。
その後も、スーパーマシーンになったり、アックスになったり、キャラクターは変わりますが、落ち着いた本格派の、素晴らしい試合を見せてくれました。2011年には日本での引退試合も行われ、タッグで藤波さんとも対戦しました。
シングル戦績は藤波の10戦、3勝3敗4引き分け
素顔で「ビリークラッシャー」でも参戦 それらは、それぞれの項でひとことします。
◆闘魂シリーズ
※テキサス・アウトローズでマードックと組み、全米で大人気を博した。と、よく言われていますが、正直なところ、私RSDは、そこまで印象に残っていないんですねえ。あの両腕をくるくる回してパンチ、エルボーにつなぐコミカルな動きも面白いですけど、なんとなく「パンダ」に似ている。(笑)
それより「アンドレのかつらを被って、はしゃぐローデス」というキャプションのついた写真が印象的でした。ただ、やはり試合巧者で、タイガー・シンとの対戦では、見事にお客を沸かせて、そのうまさを見せつけました。
けれども、そんな印象のローデスですが、藤波さんとのシングルでは、 藤波の4戦、3敗1引き分けと、藤波さん、一回も勝てなかったんですね。
※足4の字固めで、ジュニア時代の藤波さんから「貴重な」ギブアップ!を奪っていますね。ジョニーパワーズとのコンビで猪木・坂口と対戦していた頃が新日本での全盛期。それまでの他団体でもエース級でしたが、この時の「闘魂シリーズ」での来日が最後でした。藤波さんとの戦績を調査すると、タッグで2度にわたって、パターソンが藤波を「足4の字固め」で「ギブアップ」させています。この当時、藤波さんは「ギブアップ」することはまずなかったので、これは大変なことでした。(「ネバー・ギブアップ!」という藤波さんの代名詞にもかかわる?) あと、藤波はタッグでやられてしまって「試合放棄」での負けもありました(詳細・調査中)
そんな勝率の悪い藤波さんですので? シングルは組まれませんでした。
※藤波さんとはジュニアヘビー級のタイトルをめぐって火花を散らす。特に大阪の試合では、完全に負けたと思われる幻のスリーカウント事件があった。まあ、その試合では藤波さんが苦戦するわけで、バレンタインは104キロあったと正式に発表されている。ジュニアヘビー級のウエイトは100キロまでなので、完全にヘビー級だった。 親父譲りのエルボードロップは強烈。シングルでは、 藤波の8戦、6勝2引き分け。
※ご存知、4の字固めより強烈な「8の字固め」を引っ提げて、猪木の好敵手でしたが、藤波さんも果敢に挑戦しました。反則がらみも含め、シングルマッチでは、 藤波の4戦4勝。これはすごい。
と、ここまでが、1979年に初めて対戦した選手でした。
さらに1980年もドラゴン・ブームが続きます。
リストのルール(改訂しました)
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キャラクターやリングネームが変わった選手は、原則として別の選手として扱っています。
また、 「サッポロ・マシーン」「姫路・ジョー」他数名、いずれも地域限定選手でしょうけど、正体が判明していませんので、そのままカウントしています。
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WANTED
正体不明 この選手は誰の変身?
●「ハングマン」 ネイル・グアイでなくて
2005年ごろの新日本に参戦した選手
RSD 2023.1.19 次の1980年更新