問題解決の鍵は、各論ではなく、その人本体をどれだけ見て理解できるかにある。
思想や言動はその人の一部であって本体ではない。
そこだけを切り取れば対立が生まれる。
その人を好きになれないと感じたときは、
まず自分の内側にある「嫌い」の正体を探してみる。
それが自分自身の投影だと気づけたなら、
相手は敵ではなく、気づきを与えてくれる存在になる。
害というジャッジの概念を通さずに人や物事を感じるとき、
共感はそのまま立ち上がる。
それは哀れみではなく、相手と同じ立ち位置に立つ感覚だ。
相手の思想や言動に同意できなくても、
それはその人の存在そのものを否定する理由にはならない。
心は一人で在りながら、思考は全体を見る。
そして、裁かずに感じる。
そこに立てたとき、
対立は理解へと変わっていく。