一度は別れられたと思っていた相手からしつこく言い寄られ、仕方なく迎合してしまったりするとストーカー化する恐れがある。
別れた恋人と何度もよりを戻した事のある人も要注意である。
その様な状態に陥ってしまった場合、貴方はきっと誰かに相談を持ち掛けようとするだろう。
貴方の親、兄弟、友達、若しくは警察や弁護士といったとこだろうか。
そして相談を受けた人の中には、対象者と話をつけてあげようと言ってくれる人もいるかもしれない。
ほとんどの人は、被害に遭っている貴方の為に対象者になんとか諦めて貰おうと説得を試みる事だろう。
間違いである。
対象者は見ず知らずの貴方の身内の言うことなど聞きしない。
いや、聞くふりぐらいはするだろう。
ただそれは一時的ものだけであって更に対象者を怒らすことになる。
2人だけの問題なのになぜ関係ない第三者を入れるのかと。
そして被害はその第三者の方にも拡大し、貴方とその方との関係も険悪になるかもしれない。
警察や弁護士を入れる場合はまたちょっと勝手が違ってくる。
よく「警察に相談に行こうと思っていますが、、、」と言った相談を受ける事があるが、基本的に言って警察は相談に行く所では無く被害を届けて出て、加害者に法的処罰を与える為に捜査をする為の公務機関だ。
弁護士さんに依頼をすると、法律に基づいた法的な警告を内容証明等で相手方に通告してくれることだろう。
対象者がストーカー規正法などの法律に抵触していたとして、法的な警告や刑事罰を与えたりする事で本当に問題が解決するのだろうか?
実際にストーカー規正法が施行されてから、私達の所に相談にこられる方の件数自体ははかなり減った様に思う。
法的な規制によって、ある程度のレベルのストーカーは鎮圧されているのだと示唆される。
ただストーカー規正法の施行後もストーカーによる凶悪犯罪も後を絶たないのが現状だ。