1月23日 東京西部サイクリング | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

1月23日に東京の西部を中心にサイクリングした。

ログはこちら。

 

 

 

自分がロードバイクに乗り始めたのは2010年の秋で、当時上石神井に住んでいた事もあってこの地域はよく走っていた。

特に拝島から武蔵五日市、檜原村に向かう道は東京都内としては何となくのどかな雰囲気があって好きだった。

今回の関東遠征はいってこい伊豆高原がメインイベントだったが、それを無事完走できた後は気ままにお気に入りのエリアを走って懐かしい店でラーメンでも食べようと決めていたのだ。

 

【武蔵小杉~睦橋】

当日の走行開始は8時前頃で、日本に寒波が来ていた事もあって朝の気温は恐らく1℃程度で寒かった。

武蔵小杉の宿を出て多摩沿線道路を稲城の辺りまで行こうかと思って特にプランは無く走り始めたのだが、ラッシュの時間帯だったこともあってか道が非常に混んでいて歩いている程度の速度しか出なかった。

たまらず多摩川サイクリングロード(右岸)に避難。当たり前ではあるが、サイクリングロードはトライアスロンバイクで巡航するような道では無く、段差なども多くて20km/h台でゆっくり進むことになった。

途中矢野口の辺りで左岸に渡ろうと思っていたが、右岸を走るのが初めてでよくわからず是政の辺りまで進んでしまった。

もともと自分は左岸ばかり走っていて、矢野口の向かい側、多摩川原橋から羽村の堰の辺りをよく走っていた。

今回も思いであるそのエリアを走ってみようと思ったが、往路では少し外してしまった。

是政からは懐かしい風景を楽しむ事が出来た。

草がすべて枯れて荒涼とした光景ではあったが、春先の緑に包まれた風景がよみがえる。

左岸から眺める聖蹟桜ヶ丘の街並みが何となく好きだったことを思い出した。

 

あきる野の睦橋の辺りでサイクリングロードを離脱して武蔵五日市方面に向かうつもりでいたが、雪がパラついてきた。北海道でいえば11月末、実走の終わりが近づいて来た頃の様な感じだった。

寒いといえば寒いが、サーモスーツにインナー2枚だったので特に問題は無い感じだったが、超薄手のエアログローブだったので指先は痛くなった。たまらず睦橋を渡ったところにあるファミリーマートで休憩し、シーフードヌードル(大)を食べて暖まった。

 

【睦橋~檜原村】

睦橋からは車道を走るので普通の速度で走る事が出来る。

舗装が少し荒い部分はあるものの、DHバーを握って問題なく走れる状況だった。

前述の通り、睦橋から武蔵五日市に向かう道は何となくのどかで良い。

当然のことながら、北海道でものどかな地域は多い。ただ、北海道は人の手が入っていない部分が多く、自然から突き放されている様な部分がある。観光で訪れる人には新鮮だと思うが、背景にある自然の厳しさを何となく感じる。

それと比べるとこの道は人の手が入っていて、人がのどかに暮らしている様な雰囲気がある。

自分の勝手なイメージを投影してそう見えている部分が多いとは思うが、そういう感じがする。

武蔵五日市駅の手前では山が近づいて大きな建物も少なくなってくる。

 

武蔵五日市駅前を左折すると緩い登り基調の中で数kmは住宅や商店が並ぶが、秋川渓谷の辺りからは山沿いの村らしくなってくる。

秋川に沿って林の中を緩やかに登りながら進む道は旧街道という感じがして雰囲気が良い。

檜原村役場の奥のT字路を左折すると数馬や都民の森に至るが、今回はそこまで行く予定は無く、川を見て一服して引き返した。

夏でも涼しげないい場所だ。

 

【檜原村~羽村の堰】

檜原村からは緩い下りを引き返す。

気持ちよく下る事が出来る道だが、普段走っているわけでは無いし、何となくコーナーが逆バンク気味な感じもしたので、普段ホームコースでやっているようにDHバーを握ってトップスピードで下るような事はしなかった。

武蔵五日市からは来る時と逆で段々と街が大きくなっていく。

 

多摩川サイクリングロードに戻ってからは、羽村の堰を見に行くことにした。

晴れた日など、川の流れがダイナミックに見える場所だ。

 

サイクリングロードに戻ってからはまたゆったりペースで進んだ。

この日は工事中で、イメージした景色を見る事は出来なかったが、また走ればいいだけの事だ。

 

【羽村の堰~深大寺】

羽村の堰からはサイクリングロードの左岸を多摩川原橋まで下って深大寺まで行った。

上石神井からサイクリングロードに通う時に毎回通った道だ。

想像以上に近くて当時と今とで距離感が変わったんだなと感じた。

 

深大寺ではミニストップで一息ついた。

 

【深大寺~NAGAHAMAラーメン世田谷店(八幡山)】

この日の食事はNAGAHAMAラーメンにしようと決めていた。

深大寺からは甲州街道を使うのが最短だが、昔住んでいた三鷹の新川を経由して遠回りして行った。

自分がよく使っていた店がだいたい残っていて嬉しかった。

大学生の頃から何度となく通った店だ。朝までやっていて、昼間に行っても何となく深夜から朝方を思わせるアンダーグラウンドな雰囲気がある感じがして、味も美味い。

NAGAHAMAというだけあって豚骨ベースなのだが、魚介の味も入っている。

長浜の地元のラーメンとは違うのだと思うが、美味ければ良い。

 

【NAGAHAMAラーメン~吉祥寺】

ラーメンを食べた後は直接武蔵小杉に戻っても良かったのだが、暗くなるまでに少し走れそうだったので吉祥寺に行ってみた。これも想像以上に近く感じた。

新川の杏林大学病院前の道(吉祥寺通り?)を北上した。

何度来ても好きな街だ。次は吉祥寺の店を回る形で旅程を組みたい。

 

【吉祥寺~上石神井~武蔵小杉】

吉祥寺を出てまだ時間があったので成蹊大学横の道から千川上水周辺を少し走って、上石神井辺りを少し巡った。

思い入れがある懐かしい場所だ。11月に訪れたので久しぶりという訳でもなく、特に何も変わっていなかった。

石神井公園周辺も行こうかと思ったが、暗くなるとキツいので今回はやめた。

 

上石神井からはまた吉祥寺と深大寺の前を通って矢野口から武蔵小杉に向かった。

矢野口からしばらく多摩沿線道路を通ったが、夕方の時間帯はすいていてDHバーを握って巡航しやすかった。

 

17時頃に武蔵小杉に着いてサイクリング終了となった。

 

 

速度や強度は全く出ないただ懐かしい場所を走ってみただけの1日だったが、楽しかった。

コンビニや飲食店など、20年前と変わらずやっている所が多くて嬉しかった。

走ってみて改めて感じたのだが、自分は東京の西部の雰囲気が好きだ。前述したような、人の手が入ったのどかさがある。

また来よう。

 

今回、奥多摩の方にも行きたかったのだが時間などの関係でパスした。

奥多摩湖や日原鍾乳洞なども昔走って楽しかったエリアだ。

次回は中央線沿線を起点にその辺りを巡ってみたい。