備忘録 2021年11月18日 エンデュランスの限界出力と筋力に依存しないL3L4の出し方 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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10月8日から乗り始めたP5Xで新たな発見があった。

 

【エンデュランスの限界出力の確認】

P5Xでポジション出しの後に取り組んだのはLSDを中心に自分のエンデュランス走での限界出力を探る事だった。

10月16日の宗谷岬TTで8時間ほど平均出力228Wで走る事が出来たので、その前後の出力域でどの程度もつのか、確かめてみたのだ。

結果として、220W台(L2の上の方)でならエンデュランス走が可能である一方、250W台(L3の下の方)あたりになるとせいぜい200km程でバテそうだということが解った。

10月の時点で220W台は脚の筋力をあまり使わずペダルに体重を乗せただけで出力できる状態だったが、250W台ではそれに加えて脚を踏み下ろす動作が強まり、結果として脚の筋肉が長時間もたなくなっていたのだ。

 

【LSDに偏って体の使い方を忘れる】

エンデュランスでの限界出力が220W台だろうと解ってからはホームコースで延々とそれを続ける練習をしていたが、11月17日にL4で15分ほど走った時に、出力が上がる状況でどう筋力を残すのかという練習が7月以降の自分に欠けている事に気付いた。

LSDでは体重を乗せる事しかしていなかったので、高出力での体の使い方のイメージを忘れかけていたのだ。

 

それを踏まえ11月18日にL3以上の出力をいかに筋力に頼らずに使うかをテーマにホームコースを走ってみたところ、かなり具体的なイメージを得る事が出来た。

 

【重心位置のキープと脱力】

L3以上でも、ペダルに体重が乗る位置、サドルの先端付近に乗りエアロバーの先端を抱え込むような前乗りの位置で体幹を使って重心をキープすると、筋力をあまり使わずに出力できた。

 

L4に入る域ではそれに加え踏み下ろす動作も強まるが、今までの自分は「L4を使おう」という意識があって、上がった出力域に対応して無意識的に脚の筋肉が少し力んでいたのかなと思う。勾配変化等でトルクが変化する場面で特にそうだった様な気がする。

 

それに対し、「重心をペダルの上に」という意識で「その結果として出力もついてくる」というイメージでいくと、脚の筋肉が力まず必要以上にダメージを負わずに済む感じがした。

 

これが上手く出来ればエンデュランス走での限界出力を引き上げられる可能性があり、それが出来れば巡航速度も上がる。

そうするために自分としては、

・長時間重心をキープするための体幹の筋持久力を増す

・高出力で脚を踏み下ろす際の脱力を体にしみこませる

という作業を今までやってきたトレーニングに加えて行っていこうと思う。

 

柔道で相手を崩して背負い投げに入る場面や道場の畳を背負って片付ける場面では、慣れている人間なら脚に全く力が入っていないイメージでスッと相手や畳を持ち上げる事が出来る。恐らくそれは脱力が出来ているんだろう。

自転車でFTP以上で走るような場面でも脱力して余分な筋力を使わずに出力できるようになっていきたい。