2017 BRM311もしかして追い風400 24時間58分完走 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

3月11日、今年の遠征ブルべ第三弾、AJ神奈川さんのもしかして追い風400に参加した。
24時間58分で完走。
https://www.strava.com/activities/896713660

走行時間は14時間8分だったので、10時間50分休憩したことになる。
Net平均29.4km/h、平均出力推定値は196Wで走行強度としては2015年の日高400や恵庭600と同じ水準だ。

今回はとにかく楽しかった。
今の自分がロングを走る理由が解った。楽しむためだ。
走りそのものを楽しみ、仲間との時間を楽しみ、走り終わったらまた仲間が増えている。今回もそういうライドになった。

【前日】
前日は名古屋の栄に宿泊。
JET STARで新千歳からセントレアまで。OS-500の輪行にも慣れてきた。ブルべバイクをOS-500に入れてシューズやヘルメット、衣類を合わせて収納して13kgらしい。バイクそのものはブルべ装備としては軽い方だと思う。多分ツール缶を含めて8kg台だろう。
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夕飯はホテル近くの久留米ラーメンに。
本格的な九州とんこつは久々だったが、美味かった。やはりこのスタイルが一番好きだ。スープに旨味があって見た目のバランスも美しい。
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翌日に向けさらにパンなど食べてキューシートの予習を少しやって就寝。

翌日は栄から熱田公園まで10km位?そこまでは無いかもしれないが、OS-500をかついで自走した。

【スタート~PC1豊橋】
スタートは最終ウェーブの13:30を選択。花園200で最初一緒に走ったTさんに一緒に走ろうとお誘いしていたので、スタートから一緒に行った。
この区間は完全に市街地なので、信号スタート含め無理は絶対にせず行った。ペースとしては普通にややテキパキ行ったくらいの感じか。
追い風基調で天気も良く、気持ちよく走ることが出来た。

後で知ったのだが、途中東名高速の側道にSTRAVAのセグメントが設定してあって、2位になっていた。知ってたら確実にKOMを取りに行っていた。
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緩いアップダウンで下りで乗ったスピードを活かして登りを一気に登ったのが良かったのだと思う。追い風があったので、あまり負荷はかけなかったがペースが保たれたようだ。Tさんとの走行はこういうところも含めペースがあって気持ちよかった。
平均50.8km/hとなっているが、安全マージンは十分に確保したうえでの走行だったことを念のため書いておく。

【PC1豊橋~PC2掛川】
豊橋ではシュークリームと肉まんを食べ、水を補給してスタート。
この区間では徐々に市街地を離れて走りやすい道に。
面白かったのは、浜松の国道1号線。海沿いの道をTさんと先頭交代してハイペースで走った。
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区間名がメディオ…?

トレーニングみたいですね(笑)など話しながら楽しく巡航。追い風とTさんのパワフルな牽きのおかげでエキサイティングな走りが出来た。

確かPC2に着く前にYさん、もう一人お名前のわからない方、そしてこの後ずっとご一緒したNさんと合流した。

【PC2掛川~PC3静岡いちご海岸】
PC2の時点で完全に日が暮れ真っ暗に。宇津ノ谷峠のあたりは独りだと気味悪く感じていたかもしれないが、4人なので楽しい非日常ライドに。
明治トンネルを抜けた先ではシークレットチェックが設定してあって、スタッフの皆さんに美味しい豚汁を頂いた。最高だった。
ここで200km弱ほど。
少し雨が降ってきたが、気にならない程度だった。

PC3に着くまでにひとつ心変りがあった。
夜通し走るのをやめ、230km地点にある温泉で一泊することにしたのだ。
当初はそのまま走って明け方にゴールし、そのあと少し眠って花水ラオシャンに行こうと思ったのだが、よくよく考えると走ってる途中に寄ればいいんじゃ…?しかも伊豆~湘南、大好きな場所なんだから夜中に走るよりも昼に走った方がずっと楽しいんじゃ…?Nさんも一泊するって言ってるし。
もうそうなったら夜通し走る理由なんてどこにもない。
夜通し走るつもりだったTさんも前日からの睡眠不足で眠いと言っていたので、申し訳なさを感じながらも「無理しない方が良さそうですね」とか言いつつPC3に着いた時点で温泉で一泊することを宣言。Tさんも巻き込んで一泊旅行となった。すみません。

【PC3静岡いちご海岸~駿河健康ランド】
健康ランドまで約30km。ここはTさん、Nさんと3人で温泉ライドとなった。
ここまで自分は減量による脚の疲れのようなものもあって脚を使わないように走っていたのだが、あとはこの日は温泉に入って泊まるだけとなれば話は別。
お二人にご迷惑かなと思いながらも、自分が前に居るからという事を言い訳に強風の向かい風の中海沿いを疾走した。速度は40km/h程出たらしい。体感としてはFTP位。350W程出ていたかもしれない。ローラーでウォームアップしてトレーニング、というのと違い、なんだかんだで200km走ってきてからのこの強度は長時間なんてもたない。
恐らく10分行かないくらいで海沿いの強風エリアを脱してそのあとは普通に走った。

後でYさんのツイートで知ったのだが、清水港に巨大な海洋観測船、ちきゅうが停まっていたらしい。見ておけばよかった。

健康ランドには23時ことチェックイン。ロードバイクの預かりサービスがあることをTさんがご存じで、屋内でしっかり自転車を預かって頂いた。

コインランドリーでウェアを洗い、風呂で語り、食堂でご飯を食べて就寝。それぞれのブルべ歴や自転車ライフなどについて盛り上がった。
ブルべ中にこんなに楽しむことが出来るとは。

漫然と夜通し走ることをイメージしていたが、一転して1泊2日の自転車旅になった。発想の転換というか心変りで本当にライドが一変するものだ。
巻き込んでしまったTさんにはちょっと申し訳ないが、楽しい夜だった。

【駿河健康ランド~通過チェック 伊豆の国】
翌朝は5:30に起床。4時間半ほどは寝た。ウェアに着替えて出発したのは6時ころ。7時間の滞在となった。
贅沢な…

出発してTさんが先頭で走り始めた。自分は寝る前から予想した通りいったん休憩したことで脚がきつくなっていて、登りなど、疲労物質を脚に感じながら何とかついていった。
そのままTさん、Nさんと先頭交代しながら東海道を走った。

コンビニで朝食を食べた由比の辺りは不思議な街並みに感じた。山沿いに張り付いた集落のように見えて街っぽいところもある。北海道にはない感じだ。北海道でそういう地形のところには人がほとんどいない。

疲労物質を感じながらも、ここで強度をかけたりせずに回していけば脚がなじんでくる予感がしたので、そういう方針で行った。
後ろに付いた時に省エネ走法を思い出したので以後その方針でしばらく行った。
Kさんにフィッティングなどしてもらった時に教わった、サドルにしっかり座って脚の重さをペダルにそのまま乗せてトルクを稼ぐ方法だ。プロのレースなど、スピードが上がってトルクをかけざるを得ない中で脚を残す技術らしい。
そのイメージで行ったら無駄な力が抜けて前を牽いている時も登りでも楽になった。

伊豆の国では少し山の中に入ってPC4に。

【通過チェック 伊豆の国~PC4湯河原】
PC4では花園200でご一緒させて頂いたSさんと合流。4人でゴールを目指した。
あと120km。普段のサイクリングの距離だ。

出発して緩やかに上って冷川峠を目指す。
冷川峠は勾配は全然きつくなく、峠道風な区間も数kmだった。1月末から5kg程減量しての参加だったせいか、余裕を持って走ることが出来た。
パワーも下がっているのでダメかと思っていたのだが、エアロバーを握って普通に登り切ることが出来た。減量が完成したらもっと楽しくなる気がする。

冷川峠頂上からは快適なダウンヒルだった。
ここでも減量で遠心力が減って曲がりやすくなったのか、ブレーキは1回しか使わずに下ることが出来た。
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今年はニセコクラシックで下りを走るが、そのために減量完成後もコーナーの練習などしていきたい。

伊豆半島のアップダウンは快適に感じた。減量効果なのかもしれないが、横風か気持ち向かい風位の中で淡々とペースを維持することが出来た。
この時点で自分は脚が回復していたので他の方にはご迷惑かもしれないと思いつつも脚に来ない範囲でトレーニング的にペースを維持して走った。
緩い登りが多いのでエアロポジションで淡々とペダルに荷重し、登りの先を見て勾配に合わせてギアを調整して登り切った。ギアは下げても1枚くらいで行けた。

熱海から湯河原の丘越えは強度の割に良いペースだった。
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やはり減量の効果なのか…減量目標を達成してパワトレもしっかり出来る様になれば、飛ぶようなペースでアップダウンをこなせるようになるんじゃないか。

【PC4湯河原~ゴール】
湯河原のローソンまで来るともうゴール前だ。
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Sさんによると江の島近くで美味しいアイス屋があるとのことだったので、皆で寄ることに。それを楽しみに走った。

湯河原を出て真鶴の辺りではまたペース走を開始。
ここも快適に走ることが出来た。
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真鶴旧道のあたりは崖に沿った道から海がきれいに見えた。
アップダウンを楽しいと感じたことはあまり無かったのだが、今回は心底楽しかった。昼にここを走って本当に良かった。

自分は2年前くらいまでは自分の持っている完走時間の短縮を狙ったりもしていたのだが、一通りやり切って、普通に走っただけでは更新できないリザルトが揃ってきたこともあって、チャレンジ的に短時間で走ろうという気が薄くなってきたのだ。
今はある意味時間の呪縛から解放されたという形で、今回も思い切り楽しむことが出来た。

アップダウンがおさまった早川口辺りからは淡々と巡行。
この時点で体力が余っていた自分が主に前で走り、134に出てからはアイス屋に向けて追い込み開始。
42km/h程まで上げて数kmおきに信号で停まってまた42km/h程まで上げて…というのを繰り返した。残りの距離がみるみる縮まった。アイス屋直前では50km/h程まで上げた。
皆さんには勝手にペースを上げてご迷惑をおかけしたかも知れないが、皆さん楽しそうだったので、まあ良いかと思うことにする。

アイスは濃厚で非常にうまかった。
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限定メニューも多く、近場に会ったら毎回ライドごとに寄ってしまいそうな店だった。Sさん有難うございます。

ラオシャンは面倒になって結局行かず。いつか行きたいが、機会があるかどうか…

江の島を過ぎてからは渋滞のためゆったりポタリングペースでゴールに向かった。
終わってしまうのが名残惜しかった。




ゴールでは食べ物など頂き、歓談。2日間にわたりエキサイティングなライドを共有してまたブルべ仲間の絆が深まった気がする。
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コースもスタッフの皆さんのサポートも最高で、思い出に残るライドが出来ました。
また遊びに行きますので、宜しくお願い致します。
一緒に走って頂いた皆さんにはたまに変なペースで走ったりご迷惑をかけてしまったかもしれませんが、僕自身は楽しかったです(笑)
また一緒に走りましょう。楽しみにしております。宜しくお願いします。