【予習】BRM311神奈川400kmもしかして追い風 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

まだ1カ月先だが、先週走った伊豆~湘南の記憶がはっきりしているうちに追い風400の予習をしておく。
追い風400は最後の2つの区間がこのエリアなのだ。

暫定版ルートラボはこちら。

昼スタートで制限時間が翌日の夕方までという設定だが、自分は仮眠を取らずに一気に行く。
ペース配分は、途中で脚に来て減速したりせず最後まで脚を残して強度を上げていく形を理想としたい。
なぜかというと、
・エンデュランス走としてのトレーニング効果を出したい
・その方が体感時間が短くて楽

これらを前提に考えると、日のあるうちになるべく距離を稼ぎつつ強度のムラは作らない。脚を可能な限りフレッシュな状態で残してラスト100kmに突入し、最終区間の伊豆~湘南エリアでオールアウトという形が理想だ。

【スタート熱田神宮~PC1豊橋】区間70.7km
詳しくはわからないが、この区間は市街地が多い。アップダウンがあり、一番大きいのは本宿あたりの標高100m強のエリアだ。
市街地では信号からのスタートで脚に負担をかけることは避けたい。400kmでそれをやってしまうと後で脚が無くなる。
昼間で交通量もかなり多いだろうから、時間を気にせず街を抜けられればと思う。
アップダウンは風向きによって難易度が大きく変わる。
ただ何れにせよ、登りも平坦も下りも強度一定で行くのが効率がいい。これは去年の5度にわたる宗谷遠征で解った。登りは強度が上がらないように意図的にコントロールし、その代わり平坦と下りも同じ強度で踏む。
追い風だと下りで勢いを付けて登りを一気に登ることもできる。ただそれをやると強度が上がってしまうので、それを積極的に使えるのは最終区間かせいぜいその手前からだろう。

【PC1豊橋~PC2掛川】区間73.8km
この区間は比較的走りやすい幹線道路に見える。
アップダウンもそれほど無い。追い風の場合、ペースのムラを作らなければ強度を落としやすい区間だ。
注意すべきは向かい風の場合で、去年の函館遠征、宗谷遠征でも向かい風の区間で2~3時間は30km/h台で単独走行できることが分かったが、今の自分が序盤にそれをやってしまうと後で確実にペースが落ちる。
向かい風の時は速度を気にせず、気持ちをオフにして淡々と負担の来ない強度で回し続けるのが良い。

【PC2掛川~PC3静岡】区間68.3km
ここも走りやすい幹線道路に見える。焼津の大崩海岸の迂回で通る宇津ノ谷峠は標高100m強で小さな峠だが、勾配はある程度あるのか?という風に見える。ここも強度を上げず、その代わり下りでも同じ強度で踏む方針で行きたい。
向かい風の場合注意が必要なのは前の区間と同じ。

ここまでで212.9km。半分だ。13時スタートなので、夜の8時台か9時台になっていると思われる。

【PC3静岡~PC4伊豆の国】区間69.3km
ここは殆ど内陸に入らず海沿いだ。
北海道の感覚でいうと夜間は昼間よりも風が弱まる傾向があるが、どうなるのか…
20m~30mのサイズのアップダウンが何か所かあり、変な走り方をしたら脚を使ってしまいそうだ。
清水と沼津で駅前を通過するが、遅めの時間だから渋滞という事は無いだろう。

【PC4伊豆の国~PC5湯河原】区間59.0km
この区間は最初の20km強が登り基調。このコースの最高地点冷川トンネルまで300m程登る。勾配の変化は少ないので、淡々と一定ペースで行けば問題ないだろう。
そこから下ってからがいってこい伊豆高原と重なる部分。宇佐美、伊豆多賀、熱海で50m程のサイズの丘を3つほど超える。これらは勢いを付けて一息で登るには少しサイズが大きいので、惰性で半分くらい登った後、うまくトルクを落として登っていきたい。
確か伊豆多賀のあたりだったか、どこかの登りでは平坦で勢いを付けてアウターのまま登り、登っている最中は3~4秒に1度速度が落ちない一瞬の間だけ脚を止めて呼吸を整えながら進むと脚への負担を抑えることが出来た。これはほぼ一息で登る方法に近いが、それが出来る程度の勾配だったのだ。

夜間の初走行だと登りがどれくらい続くのか不安だったかもしれないが、大体どんな場所だったか覚えているので精神的に楽だ。
残りの距離を考えると、追い風ならばここからペースを上げても良い。

夜に走り屋みたいなのがいないかどうか、そこは少し心配だ。

【PC5湯河原~ゴール逗子松汀園】区間62.1km
ここが最終区間。
湯河原を出たすぐ後に約5kmかけて130m程登り、あとは大きな登りは無い。
この登りは平坦巡航に影響が出ない範囲で脚を使っても良い。
下って残りの50km程は全ての力を出して踏んでいきたい。
無風で37~38km/hあたりの脚を残すことが出来れば成功だが…

先週走った感じだと海岸沿いの小さなアップダウンはあるが、アウターのまま踏んで行っても問題ない。向かい風基調の場合には下りで踏む脚を残すように気を付けなければいけないが、最終区間なのである程度強度を上げても大丈夫だ。
江の島を過ぎてからも夜中~明け方の時間帯なので渋滞の心配はない。




雨が強い場合などはDNSにすると思うので、走るうえで一番問題になるのは風向きだろう。自分は体重がある分出力は高く、空力の良い装備を使っているのでロングの向かい風はかなり得意だと思う。ただ、この距離で苦労はしたくない。
名前の通り追い風の中快調にサイクリング出来ればと思うが、今までの遠征は天気に恵まれすぎているので、そろそろ試練が訪れそうな気もする。

事前にコースの予習をするのは数年ぶりの気がするが、400kmは何も考えずに序盤から走るには長い。ペース配分をした上でゴールした時にちょうど気持ちいい感じになっていればいいと思う。