数値化する必要性など | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

去年の末からポジションを変更して、1ヶ月ちょっとトレーニングしてみて、改めて感じたのは、トレーニング成果を数値化することの大切さ、というか大切を通り越して必要性だ。
ペダリングやフォーム、それをもとにしたポジションについて色々考えたり人に指導してもらったりしても、その結果アウトプット(出力や速度)がどうなっているのかを確かめないと意味が無い。
意味が無いどころか、マイナスにすらなると思う。

こうしたら効率がよくなった。こう変えたら体重が利用できるようになった。無駄な力が入らなくなった。自然な体の動きを利用できるようになった。
色々な感覚を得る場面はあるが、それが単に強度が下がって乗り心地が良くなっただけということも多いと思う。

逆に、体感としては出力が出ている感じがないが、結果として維持できる時間が長くなったり、反復に強くなっていたり。そういうこともある。
新ポジションに取組んで得られたのはこっちだ。

自転車は特に、プラシーボ効果が働きやすいと思う。
あれこれ考えていることが机上の空論にならないためにも、あれこれ言わず数値化してみる必要が有ると思う。

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少し別の話だが、最近思うのは、速くなろうという気があった上でレースに一切参加しないのはちょっと勿体無いということ。
ヒルクライムやTTなら危険性は少ないし、周りの人がどういうやり方をしているのか、自分が今どういう段階にあるのかが良くわかる。仲間も出来る。

自分も初めて参加する時には、大きく言って二つの不安があった。
①会場の雰囲気が怖いのではないか
②自分の実力が足りなくて凹むのではないか

①は心配しなくてもいいし、②もそれを恐れて何もしないのは勿体無い。
クリテリウムでは②のような凹み方もしたが、それは新たなモチベーションと強い人へのリスペクトに変えればいい。

速さを望んでおきながら、「自分はレース系じゃないから」などというのは勿体無い。

言うまでも無く、速さを目指すスポーツ的な乗り方だけが自転車の楽しみ方ではない。
速くなって楽しみたいというのなら、という話。