獲得標高2450m??これはかつて無いヤバさだ。
去年の日本縦断の最後の600もこういう感じだったのだろう。
もし持っていれば80mmのディープリムホイールを投入しそうだ。
【補給】
このコースはPCが7か所で、100kmほどの区間が何回かある。故に補給が問題になる。
スタートしてから苫前までの約100kmは、スタート前に多めに食べておけば問題ないだろう。
その後手塩までの区間と天塩から稚内までの区間は共に70km程度。ここも問題ない。
気を付けるとしたら、天塩あたりで投入が始まるロキソニンで胃の調子が悪くならないかだが、実際に調子が悪くなるとしたら2回目に投入するであろうピンネシリ?からだと思う。
問題はその後で、稚内からピンネシリ?の辺りまで130kmほどの区間を走ることになる。こうなると70km走った時点で600kcalほどの補給が必要となるが、これをどうするか。
今年北海道1200で試した1lボトルにゼリーを満載する方法を使えば全く問題ないのだが、この方法にも欠点がある。
・ボトルケージを一つ塞いでしまう
・ゼリーを使うまでは完全なデットウェイトを付けて走ることになる
北海道1200の場合、100km区間が中盤以降に繰り返しあったのでこれらの欠点を受け入れてでもボトルゼリーをやる意義があったが、宗谷600ではそこまでの必要はなさそうなので、500mlのソフトフラスクを空の状態でバックポケットに入れてスタートし、稚内での補給でゼリーを満載することで対応しようと思う。
次の区間はピンネシリ?から名寄あたりまでの70kmなので、エネルギー的な問題は無さそうだ。問題は、眠気防止で投入が始まるカフェインの利尿作用だろう。無駄に水分をとらないように気をつけたい。
名寄から多度志?のあたりまでの90kmも余分にカロリーを200kcalほど持ってスタート出来れば問題はないだろう。
【夜間走行】
夜間走行に関してイメージしてみる。
宗谷岬600は8時スタートで、8月22日だと18時過ぎには暗くなり始めているだろうと思うが、順調にいけばその時間に猿払はこえている。内陸に入って行くあたりで周りが暗くなると思うが、走る道路はそれなりに交通量がありそうなので、雄武400で味わった恐怖は心配しなくて良さそうだ。
ライトのバッテリーはこの時期なら心配しなくていいだろう。
【装備】
装備を検討するにあたっては、自分は最初にボトルケージをどう使うか考える。
宗谷岬600ではボトルゼリーの必要はなさそうなので、水用の1lボトル一つと、ツール缶1つで2つのボトルケージを使えることになる。
それに輪行袋をサドルの後ろに付けた状態↓
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/21/stakahashi1024/47/00/j/o0960054014656620109.jpg?caw=800)
今年の北海道1200(その後の幾寅100)まではサドルの後ろにボトルケージを2つ付けて行ったが、これはもうやりたくない。積載量が大幅に増えるのは嬉しいのだが、欠点もあるからだ。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/21/stakahashi1024/7a/d7/j/o2848213614656620124.jpg?caw=800)
まず、そもそも細いアタッチメントで挟むようになど設計されていないサドルのレールに重量物を固定するので、強度的な不安が払しょくできない。実際、走り終えた時にはアタッチメントのレールと接触している部分が少し削れていた。レールの方が壊れる可能性を考えると恐ろしい。
それ以外にも、サドルにまたがりにくいし、見た目も良くない。さらに、走り終わって帰る時に非常に邪魔になる。
どうしてももう一つボトルケージが必要だと言うことになったら、エアロバーの間に挟むタイプのものを使おうと思う。
宗谷岬600の様なコースではヒルクライムも無いので手元が多少重くても大丈夫だし、空力的にはプラスにすらなるからだ。
ボトルケージの使い方の次に服装について考える。
当日の天気にもよるが、服装はポケット付きの長袖スキンスーツに白の半そでインナー1枚で行きたい。夜間に高い峠をこえることにはならないようなので特別な防寒具が必要になる可能性は高くないし、日中の気温が上がらなければ長袖スキンスーツで我慢できるのではないか。
問題は苫前から初山別の丘が連続する区間で、ここは個人で7月末に稚内に行った時に沢山汗をかいた。当時よりも登坂力は大幅に上がっているが、汗をかけば水分補給も必要になる(しかもこの区間は羽幌から初山別の道の駅まで自販機が無い)ので、当日猛暑だったりしたら半袖スキンスーツ+アームウォーマー(バックポケットに収納)となるだろう。
【ペース配分】
走行ペースについて最も気を付けるべきは、苫前~初山別で絶対脚を使わないということだろう。そこ以外は宗谷岬まで脚が削られそうな区間は無いので、後半に向けて体力を残すことが出来そうだ。
後半までペースを落とさず走り切るにはフィジカルが最も大事なので、そこはシーズンインしてからも鍛えて行く必要がある。
分析しているうちにワクワクしてきた。この時期に走力のピークをもって行って、楽しみたい。