ブルベに効いた練習 ~その1~ | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

自分は今年初めてブルベにチャレンジしたが、600kmは完全に未知の距離だったので、完走するために事前に準備を整えておきたかった。
普段の生活の中で早朝、夕方に走るという感じでブルベ対策をするにはどうすればいいのか、具体的な方法を見つけたい…と思いながらも解らないでいたのだが、今年をシーズンを終えて、これは自分にはかなり効いた、という練習があった。まずその一つ目は…
 
PC間よりも少し長い距離を想定してアップダウンを繰り返し走る”というものだ。
言葉にしてみると当たり前のことだが。
上は楽なコース、下はきつめのコースという感じで、アップダウンのあるコースを中心に、65100km程度の道を(恐らく)最大心拍の7580%くらいのイメージで走った。少し辛いけれど慣れれば楽しい範囲内、というくらいのきつさだ。

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走り終わった後はたんぱく質をたらふく摂り、次の日は基本的に何もしない、というのをできれば週に3回くらい繰り返した。継続して取り組んだ期間は6月と7月の2か月ほどだったが、脚力とスタミナは明らかに増して、ブルベでの効果は非常に高かった。
 
去年はあまりアップダウンの無い道を1回に40kmほど、休息日などは意識せずに週に何回か走っていたのだが、300kmを超える距離を乗った時は、2030km1回自販機で休憩、5060km1回はコンビニで食事休憩、休憩含めたグロスでの走行ペースは20km/hほどだった。走り終わった時点では疲労困憊の状態だった。
今年は6070kmに一回の補給停止だけで300600kmを(空力対策などの影響もあるが)ほぼ25km/hを割らずに走る能力がつき、ブルベで走り終わった後も普通にその近辺を歩き回り、スタッフの方と数時間お話しさせて頂くことができた。
 
ただ、近場でこういうコースを組めるというのは小樽の強みだと思う。上石神井に住んでいた頃はまともな登りにアクセスするだけで30kmは走らなければならなかった。もし近場でやるとしたら尾根幹線まで行ってそこを23往復だろうか。でもそれを週に何度もやるのは時間的に難しいし、小樽に来なければこうなっていなかったと思う。
 
身体的な面だけでなく、ブルベでの一区切りをどういう負担感、ペース配分で走ればよいかという技術的(?)な部分の練習にもなっていたのだと思うが、自分の走り方にとっては、とにかく毎日少しずつでも、というよりは、ある程度強度を上げて筋肉の超回復を期待しながら、という方が合っていたのだと思う。
レースとかだとインターバルとかも必要だろうから勝手が変わってくるのかな…
 
ブルベブルベと書いたが、ブルベに限らず普通の長距離サイクリングでも楽に楽しく走れるようになった。
 
 
 
ブルベの練習は実際にブルベに参加するしかない、という様な話を聞いたことがある。極端な表現ではあるのだろうが、自分も前まではそうだろうなと思っていたし、そういう考え方には一定の合理性があると思う。
例えば300kmとか400kmとか走ろうと思うと、ほぼ1日がかりになる。そんな機会を個人で設けるのはなかなか難しいから、そういう距離を走って自分にどういう状況が発生するのかは、実際にブルベに参加してみないと解らない部分がある。だから結局、ブルベの練習はブルベに参加するしかない、ということなのだろう。
 
しかし、毎週ブルベを走るような人は別として、それは練習というよりも経験の蓄積と言うべきだろう。
ブルベに参加しなければ解らない部分は確かにあるが、それとは別に、日々どうやって体を含めた準備をしていくかを考えて行きたい。
来年はこの練習をベースにあれこれ検討して色んなバージョンを試していこうと思う。


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