6月に入ってから、つま先着地で歩いています。右脚の変形性膝関節症はリハビリをしてずいぶんよくなったように思いますが、ときどき歩いているときに痛みが出ることがあります。なんとか痛みが出ない歩き方はないものだろうかと考え続けた結果、6月1日、ふと、つま先着地を試してみようと思い立ったのです。
人間はかかと着地で歩きます。足のかかと、拇指球(親指の付け根)、小指球(小指の付け根)を頂点とする三角形の3辺がそれぞれアーチになっていて、着地の衝撃を和らげる働きをしています。かかとと小指球を結ぶ線が外アーチ、小指球と拇指球を結ぶ線が横アーチ、拇指球とかかとを結ぶ線が内アーチです。
歩行動作で体重はどのように足にかかるでしょうか。足を前に振り出して、かかとから着地すると、まず、かかとに体重がかかります。そこから、腰が前に出て、前にある足の上を通ります。このとき、体重はかかから外アーチを通ってつま先側の小指球に移ります。さらに横アーチを通って拇指球に移った後に、足が地面から離れます。
こうして考えてみると、内アーチは土踏まずがあって大きなアーチになっているにもかかわらず、歩行時にほとんど衝撃吸収の役目を果たしていないことがわかります。
つま先着地では、小指球から着地します。体重はまず小指球にかかり、横アーチを通って拇指球に移り、さらに内アーチを通ってかかとに移ります。ここまでが着地のときの一瞬の動作です。ここから腰が前に出て足を追い越します。このときにかかと着地と同じ体重移動が起こります。すなわち体重は、かかとから外アーチを通って小指球に移り、横アーチを通って拇指球に移った後に、足が地面から離れます。
整理すると、体重の移動は次のようになります。
<かかと着地>
かかと-(外アーチ)-小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)
<つま先着地>
小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)-かかと-(外アーチ)-小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)
つま先着地では、かかとが着地するまでに、横アーチと内アーチを使って衝撃が吸収されます。かかと着地では、内アーチは衝撃吸収には使われず、最後に地面を蹴るときに使われるだけです。この結果、かかと着地よりも、つま先着地の方が膝にかかる負担が少なくなります。
7月に放送されるNHKスペシャル「ミラクルボディ」の予告編を見たことも、つま先着地を試してみようと思うきっかけになりました。現在、マラソンの歴代記録の上位を独占しているアフリカの選手の走りをハイスピードカメラで撮影したところ、つま先着地で走っていることがわかりました。長距離走では、かかと着地もしくは足裏全体の同時着地が一般的です。アフリカ選手の速さの秘密はつま先着地にあったというわけです。
6月2日から、すべてつま先着地で歩いています。まだぎこちないのですが、だんだん慣れてきました。3日の日曜には、ウォーキングと半々でつま先着地のジョギングもしました。
つま先着地の方がスキーのダイナミック・ポジショニングのこぶの乗り越え方に近いように思います。足を前に出さずに腰を前に出す要領です。スムーズにできているときには、見た目にそれほど違和感はないようです。
さらに、4日はアベノETCトランポリンクラブで、つま先着床を試してみました。
普通、トランポリンでは、着床時にかかとをベッドに付けて、足裏全体でベッドを踏んで、離床するときにはつま先を最後までベッドに残すように言われます。
つま先を最後までベッドに残して離床すると、空中ではつま先が下に向いて足首が伸びた状態になります。空中ではつま先が伸びた状態を維持して、着床寸前に膝を曲げると同時に足裏をベッドと平行にして、ベッドを足裏全体で踏むわけです。これが普通のトランポリンの踏み方です。
それに対して、つま先着床というのは、足裏全体をベッドに付けるのではなく、真下に向けて伸ばしていたつま先がベッドに触れた瞬間、膝を曲げて足裏全体をベッドに付けます。
ベッドを踏むタイミングを合わせることができれば、高く安定したジャンプができます。しかし、いつ足がベッドに着くかは、目で見て判断することができません。つま先着床ができれば、つま先がベッドに触れた瞬間に足裏をベッドと平行にしていけばよいので、目をつむっていてもタイミングを合わせることができるはずです。
つま先着床をやってみると、低いときはできるのですが、だんだん高さが出てくると、つま先がベッドに触れるまで待つのが怖くて、着床するまでに足裏がベッドと平行になるように空中で準備してしまいます。
地面で垂直跳びをしたときのように、数十センチしかジャンプしないのであれば、この動作ができます。しかし、1mを越えるジャンプになると、突き指するのではないかという恐怖があって、つま先を伸ばしたままにしておくことができません。引き続き練習することにしましょう。
立位ジャンプでのつま先着地の理屈は、腰落ち、腹落ち、背落ちにも当てはまるでしょう。
腰落ちであれば、足(つま先の裏)がベッドに着いてからお尻(重心)がベッドに着くようにすればいいはずです。
腹落ちなら、足(つま先の甲)がベッドに着いてからおなか(重心)がベッドに着くようにします。胸から先に着いてはいけないということです。
背落ちは、肩から着床して、次に腰(重心)がベッドに着きます。腰が先に着床すると安定しません。肩がベッドに着いてから、曲げていた脚を伸ばして、ベッドが沈んで底を打ったところで、膝が伸びきった状態にします。
いずれも、体をベッドと平行にして着床するのではなく、体が斜めに伸びた状態で低い部分から着床し、ベッドが沈みきったところで、ベッドに着いている体全体が水平になるようにします。これがつま先着地と同じ腰落ち、腹落ち、背落ちです。
実際には、そんなことはできないかもしれませんが、少なくとも、そういう意識でやった方が、安定して高さのあるジャンプができるということが、試してみた結果、わかりました。
これから、こういう意識で練習していきます。実は、つま先着地(着床)は、モーグルのこぶの乗り越え方や、ジャンプにも共通するのです。スキーのトップを先に落とす動作です。
人間はかかと着地で歩きます。足のかかと、拇指球(親指の付け根)、小指球(小指の付け根)を頂点とする三角形の3辺がそれぞれアーチになっていて、着地の衝撃を和らげる働きをしています。かかとと小指球を結ぶ線が外アーチ、小指球と拇指球を結ぶ線が横アーチ、拇指球とかかとを結ぶ線が内アーチです。
歩行動作で体重はどのように足にかかるでしょうか。足を前に振り出して、かかとから着地すると、まず、かかとに体重がかかります。そこから、腰が前に出て、前にある足の上を通ります。このとき、体重はかかから外アーチを通ってつま先側の小指球に移ります。さらに横アーチを通って拇指球に移った後に、足が地面から離れます。
こうして考えてみると、内アーチは土踏まずがあって大きなアーチになっているにもかかわらず、歩行時にほとんど衝撃吸収の役目を果たしていないことがわかります。
つま先着地では、小指球から着地します。体重はまず小指球にかかり、横アーチを通って拇指球に移り、さらに内アーチを通ってかかとに移ります。ここまでが着地のときの一瞬の動作です。ここから腰が前に出て足を追い越します。このときにかかと着地と同じ体重移動が起こります。すなわち体重は、かかとから外アーチを通って小指球に移り、横アーチを通って拇指球に移った後に、足が地面から離れます。
整理すると、体重の移動は次のようになります。
<かかと着地>
かかと-(外アーチ)-小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)
<つま先着地>
小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)-かかと-(外アーチ)-小指球-(横アーチ)-拇指球-(内アーチ)
つま先着地では、かかとが着地するまでに、横アーチと内アーチを使って衝撃が吸収されます。かかと着地では、内アーチは衝撃吸収には使われず、最後に地面を蹴るときに使われるだけです。この結果、かかと着地よりも、つま先着地の方が膝にかかる負担が少なくなります。
7月に放送されるNHKスペシャル「ミラクルボディ」の予告編を見たことも、つま先着地を試してみようと思うきっかけになりました。現在、マラソンの歴代記録の上位を独占しているアフリカの選手の走りをハイスピードカメラで撮影したところ、つま先着地で走っていることがわかりました。長距離走では、かかと着地もしくは足裏全体の同時着地が一般的です。アフリカ選手の速さの秘密はつま先着地にあったというわけです。
6月2日から、すべてつま先着地で歩いています。まだぎこちないのですが、だんだん慣れてきました。3日の日曜には、ウォーキングと半々でつま先着地のジョギングもしました。
つま先着地の方がスキーのダイナミック・ポジショニングのこぶの乗り越え方に近いように思います。足を前に出さずに腰を前に出す要領です。スムーズにできているときには、見た目にそれほど違和感はないようです。
さらに、4日はアベノETCトランポリンクラブで、つま先着床を試してみました。
普通、トランポリンでは、着床時にかかとをベッドに付けて、足裏全体でベッドを踏んで、離床するときにはつま先を最後までベッドに残すように言われます。
つま先を最後までベッドに残して離床すると、空中ではつま先が下に向いて足首が伸びた状態になります。空中ではつま先が伸びた状態を維持して、着床寸前に膝を曲げると同時に足裏をベッドと平行にして、ベッドを足裏全体で踏むわけです。これが普通のトランポリンの踏み方です。
それに対して、つま先着床というのは、足裏全体をベッドに付けるのではなく、真下に向けて伸ばしていたつま先がベッドに触れた瞬間、膝を曲げて足裏全体をベッドに付けます。
ベッドを踏むタイミングを合わせることができれば、高く安定したジャンプができます。しかし、いつ足がベッドに着くかは、目で見て判断することができません。つま先着床ができれば、つま先がベッドに触れた瞬間に足裏をベッドと平行にしていけばよいので、目をつむっていてもタイミングを合わせることができるはずです。
つま先着床をやってみると、低いときはできるのですが、だんだん高さが出てくると、つま先がベッドに触れるまで待つのが怖くて、着床するまでに足裏がベッドと平行になるように空中で準備してしまいます。
地面で垂直跳びをしたときのように、数十センチしかジャンプしないのであれば、この動作ができます。しかし、1mを越えるジャンプになると、突き指するのではないかという恐怖があって、つま先を伸ばしたままにしておくことができません。引き続き練習することにしましょう。
立位ジャンプでのつま先着地の理屈は、腰落ち、腹落ち、背落ちにも当てはまるでしょう。
腰落ちであれば、足(つま先の裏)がベッドに着いてからお尻(重心)がベッドに着くようにすればいいはずです。
腹落ちなら、足(つま先の甲)がベッドに着いてからおなか(重心)がベッドに着くようにします。胸から先に着いてはいけないということです。
背落ちは、肩から着床して、次に腰(重心)がベッドに着きます。腰が先に着床すると安定しません。肩がベッドに着いてから、曲げていた脚を伸ばして、ベッドが沈んで底を打ったところで、膝が伸びきった状態にします。
いずれも、体をベッドと平行にして着床するのではなく、体が斜めに伸びた状態で低い部分から着床し、ベッドが沈みきったところで、ベッドに着いている体全体が水平になるようにします。これがつま先着地と同じ腰落ち、腹落ち、背落ちです。
実際には、そんなことはできないかもしれませんが、少なくとも、そういう意識でやった方が、安定して高さのあるジャンプができるということが、試してみた結果、わかりました。
これから、こういう意識で練習していきます。実は、つま先着地(着床)は、モーグルのこぶの乗り越え方や、ジャンプにも共通するのです。スキーのトップを先に落とす動作です。