最近のアベノETCはけっこうすいています。4台あるユーロトランプを1人1台ずつで使ったり、コーチの人数の方が多かったりということがあります。かつて世界選手権で優勝しかけた往年の名選手、鯉住コーチとぼくの2人だけでマンツーマン指導ということもありました。アベノETCは原則として入会しないと利用できませんが、月5回4000円(1回2時間あたり800円)、月8回6000円という破格の安さで、このぜいたくな練習環境です。
最近はなんやかやと仕事があって、土日のスキーには行けていません。ランニングも全くできていませんが、仕事帰りのトランポリンだけはだいたい週2日ペースを守って通っています。先日は、ぼくと若手の野島皐記選手と鯉住コーチの3人でした。
野島選手は昨年の第6回大阪府トランポリントーナメント競技大会(17歳以上の部)で第3位に入った実力の持ち主です。
野島皐記 大阪府トーナメント
映像を見てわかる通り、伸身のフルインバラニアウト(前方宙返り1回ひねり+前方宙返り1/2ひねり)やルディアウト(前方宙返り+前方宙返り1回1/2ひねり)など、2回宙返りのひねり技をこなします。
ぼくはまだ宙返りの練習はしていなくて、その前段階のクレイドル(背落ちから1/2ひねり背落ち)などの基本技の習得に明け暮れています。この日、ぼくの練習課題になったのが、両脚をぴったりと閉じ、足首を伸ばしたままでの演技です。
これが超難しい。この姿勢でのクレイドル連続20回が、アベノETCで宙返り練習に入るまでのノルマの一つになっています。鯉住コーチはできるのですが、そのほかには誰もできなくて、ノルマとして難しすぎるのではないかという声が出ているほどです。
鯉住コーチが野島選手に「抱えを入れて、脚を閉じて(膝割れなし)、足首を伸ばして(下駄なし)でクレイドル連続20回できるか」と尋ねたところ、高難度の2回宙返りのひねり技をこなす野島選手でも「絶対、無理!」。
ぼくは毎回、これを練習しているので、そろそろできるかなと思ってやってみましたが、やっぱり無理でした。爪先の親指が重なっているのが、自分でもわかります。モーグルスキーも両脚をひっつけて滑りますが、爪先が重なるというのはスキーが重なるということで、モーグルスキーだったらこけますね。本当に細かいところですが、鯉住コーチはそういうところもきっちり見ています。ぼくはトランポリン競技はやっていませんが、競技だとジャッジは親指が重なっただけで容赦なく減点します。
その次の練習日、最後に10本ジャンプしてタイムを計るときに、再び挑戦してみました。両脚をきれいに閉じたタッククレイドル連続20回です。かなりしんどいので、みんなが見ているところで集中してやらないと、精神的に続かないのです。
十分に精神的プレッシャーをかけて、緊張を高めたところで、予備ジャンプからスタート。最初の入りが肝心です。トランポリンのタック(抱え型)というのは、両膝の膝小僧より下を抱えます。膝小僧を持ったのでは減点です。太ももが胸に着くところまで引き寄せなければなりません。それができてないと、体勢がつぶしきれていないということで減点されます。両脚を抱えて伸ばして、抱えて伸ばしてという動作を両脚を閉じたまま、足首をきれいに伸ばしたままで続けます。10回くらいまではなんとかできました。しかし、だんだん体が片方に傾いてきて、背落ちして着床したときに天井を見ている時間が短くなり、15回で背中ジャンプの踏み切りのタイミングが合わなくなって中断しました。
これでも回数としてはけっこう多いのですが、鯉住コーチからも指摘された通り、実は最初から爪先が重なっていました。右足の親指と左足の親指が重なっていたのです。というわけで、できた回数はゼロ回です。
難しいなあ。
背落ち・腹落ちの連続なら、両脚を閉じたまま、足首を伸ばしたままで連続20回できます。これに1/2ひねりを加えたのがクレイドルです。抱えた両脚を伸ばしてひねるときに、右脚と左脚のひねり具合が違うので、右足と左足の前後差ができて爪先が重なるのだと思います。右脚と左脚を完全にひっ付けたままで同じようにひねらなければならないということですね。抱えをほどいて脚を伸ばすときに緊張が緩んでしまうとうまくいきません。両脚に同じように力を入れてひねらなければならないということだと思います。
きれいなひねりをするためには、両脚がひっついて1本の棒になっていなければなりません。ばらけると、ひねりがかかりにくいだけでなく、回転(縦回転)もかかりにくいので危険です。できるかどうかわかりませんが、やりかけたことを途中でやめるのは嫌なので、密脚クレイドルの連続20回を目指して、練習を続けようと思います。
最近はなんやかやと仕事があって、土日のスキーには行けていません。ランニングも全くできていませんが、仕事帰りのトランポリンだけはだいたい週2日ペースを守って通っています。先日は、ぼくと若手の野島皐記選手と鯉住コーチの3人でした。
野島選手は昨年の第6回大阪府トランポリントーナメント競技大会(17歳以上の部)で第3位に入った実力の持ち主です。
野島皐記 大阪府トーナメント
映像を見てわかる通り、伸身のフルインバラニアウト(前方宙返り1回ひねり+前方宙返り1/2ひねり)やルディアウト(前方宙返り+前方宙返り1回1/2ひねり)など、2回宙返りのひねり技をこなします。
ぼくはまだ宙返りの練習はしていなくて、その前段階のクレイドル(背落ちから1/2ひねり背落ち)などの基本技の習得に明け暮れています。この日、ぼくの練習課題になったのが、両脚をぴったりと閉じ、足首を伸ばしたままでの演技です。
これが超難しい。この姿勢でのクレイドル連続20回が、アベノETCで宙返り練習に入るまでのノルマの一つになっています。鯉住コーチはできるのですが、そのほかには誰もできなくて、ノルマとして難しすぎるのではないかという声が出ているほどです。
鯉住コーチが野島選手に「抱えを入れて、脚を閉じて(膝割れなし)、足首を伸ばして(下駄なし)でクレイドル連続20回できるか」と尋ねたところ、高難度の2回宙返りのひねり技をこなす野島選手でも「絶対、無理!」。
ぼくは毎回、これを練習しているので、そろそろできるかなと思ってやってみましたが、やっぱり無理でした。爪先の親指が重なっているのが、自分でもわかります。モーグルスキーも両脚をひっつけて滑りますが、爪先が重なるというのはスキーが重なるということで、モーグルスキーだったらこけますね。本当に細かいところですが、鯉住コーチはそういうところもきっちり見ています。ぼくはトランポリン競技はやっていませんが、競技だとジャッジは親指が重なっただけで容赦なく減点します。
その次の練習日、最後に10本ジャンプしてタイムを計るときに、再び挑戦してみました。両脚をきれいに閉じたタッククレイドル連続20回です。かなりしんどいので、みんなが見ているところで集中してやらないと、精神的に続かないのです。
十分に精神的プレッシャーをかけて、緊張を高めたところで、予備ジャンプからスタート。最初の入りが肝心です。トランポリンのタック(抱え型)というのは、両膝の膝小僧より下を抱えます。膝小僧を持ったのでは減点です。太ももが胸に着くところまで引き寄せなければなりません。それができてないと、体勢がつぶしきれていないということで減点されます。両脚を抱えて伸ばして、抱えて伸ばしてという動作を両脚を閉じたまま、足首をきれいに伸ばしたままで続けます。10回くらいまではなんとかできました。しかし、だんだん体が片方に傾いてきて、背落ちして着床したときに天井を見ている時間が短くなり、15回で背中ジャンプの踏み切りのタイミングが合わなくなって中断しました。
これでも回数としてはけっこう多いのですが、鯉住コーチからも指摘された通り、実は最初から爪先が重なっていました。右足の親指と左足の親指が重なっていたのです。というわけで、できた回数はゼロ回です。
難しいなあ。
背落ち・腹落ちの連続なら、両脚を閉じたまま、足首を伸ばしたままで連続20回できます。これに1/2ひねりを加えたのがクレイドルです。抱えた両脚を伸ばしてひねるときに、右脚と左脚のひねり具合が違うので、右足と左足の前後差ができて爪先が重なるのだと思います。右脚と左脚を完全にひっ付けたままで同じようにひねらなければならないということですね。抱えをほどいて脚を伸ばすときに緊張が緩んでしまうとうまくいきません。両脚に同じように力を入れてひねらなければならないということだと思います。
きれいなひねりをするためには、両脚がひっついて1本の棒になっていなければなりません。ばらけると、ひねりがかかりにくいだけでなく、回転(縦回転)もかかりにくいので危険です。できるかどうかわかりませんが、やりかけたことを途中でやめるのは嫌なので、密脚クレイドルの連続20回を目指して、練習を続けようと思います。