歴史の鍵穴:ナスカ地上絵の意味 古代の精神世界や社会を反映=専門編集委員・佐々木泰造
 月1回連載の「歴史の鍵穴」ではここ1年間ほど、自説を展開してきましたが、今月は南米ペルーの世界遺産で、「世界8番目の不思議」とも言われるナスカの地上絵についての坂井正人・山形大学人文学部教授(ナスカ研究所副所長)の研究を紹介しました。
 地上絵の大部分を占める直線が描かれた理由についての坂井さんの仮説は、古代日本の精神世界を考究するうえでも参考になるように思います。