2日目は好天に恵まれました。ゲレンデは前夜まで降り続いた軟らかい雪に覆われて、絶好のコンディションでした。2月は人が多いですね。前夜のナイトトレーニングの疲れを引きずって朝寝坊し、遅れてスキー場に行ったら、リフトに近い駐車場がどこも満車で、普段は使っていない遠くの駐車場からシャトルバスでリフトまで運んでもらいました。

 トレーニングゲレンデもパウダー狙いのスキーヤーや家族連れやらでいっぱいです。前日に作ったエア台の雪をかき出して、エア練習をしていましたが、人が多くなってきて、勝手にエア台に入る人も出てきたので、エア台をクローズしました。いつもの急斜面に作れば誰も飛ぶ人はいないのですが、緩斜面と急斜面の中間に作ったので、「いっちょチャレンジしてみようか」という人が出てくるようです。飛べそうなところにちょうどいいエア台があるのに、飛ぶなという方が無理ですから、エア練習するのは諦めました。エア練習するなら、エア台のところに張り付いて、ハイクアップで練習するしかないですね。シーズン真っただ中の休日は、ターン練習とつなげてのエア練習には向かないようです。

 というわけで、エア台はポールで×点してクローズし、エア台の前後をまっすぐに滑る練習をしました。エア台の前の緩斜面はふんわりした雪が固まっておらず、スキーが埋もれて転びやすいバーン状況です。エア台の下の急斜面は、スキーヤーが入り込んで、だんだんと不規則なこぶが成長してきました。

 自然こぶをまっすぐに滑る練習をしていると、自分のターンの悪い癖がよくわかります。右回りから左回りに切り換えるときに外足の右スキーを振ってしまうことがあります。カービング動作でスキーが旋回するのではなく、自分でスキーを横に向けてしまうのです。右の外足に乗っている時間が長くなりすぎて左外足(右回り)への切り換えが遅れることもよくあります。逆に、左外足は踏みが浅くて、スキーが十分に旋回しないことがあります。

 これは右利きのスキーヤーによくみられる現象のようで、自然こぶもそのような形になっていることが多いようです。こぶの形に合わせて滑ってしまうと、左回りのときのこぶの溝が横を向いていて、右外足が長くなり、スキーが左方向に行き過ぎてしまいます。不規則な自然こぶの中で、フォールライン(ゴールへの最短直線)から外れないよう、ターン弧が左右均等になるように意識して練習しました。

 最終日の3月1日(日)は第2エアの場所に目印のポールを立てようと思います。第2エアに向けてミドルセクションを一直線に滑る練習をします。目標がないと、どうしても下を見てしまいます。昔は「3こぶ先を見るように」と言いましたが、それでは近すぎます。スタートからのファースト(トップ)セクションでは第1エアを見て、ミドルセクションでは第2エアを見るようにします。田植えもそうですが、近くを見ると蛇行します。真っすぐ滑るには遠くを見なければなりません。