コンディショニングとトレーニングでお世話になっている大阪・長居のパーソナルトレーニング施設「PCP」で昨日(11日)、リアライン・コア認定インストラクター養成講習がありました。講師はPCP代表のトレーナー、栗田興司さん。午前9時半~午後1時半、座学と実技を受講して、晴れて「リアライン・コア認定インストラクター」になりました。
今年はなぜか資格づいています。今まで車の免許と無線の免許以外には何も資格を持っていませんでしたが、今年5月に講習を受けて、日本体操協会トランポリン委員会(旧日本トランポリン協会)の公認普及指導員になりました。「リアライン・コア認定インストラクター」は二つめの資格です。
「リアライン」(ReaLine)は、蒲田和芳・広島国際大学准教授が提唱する治療・トレーニングプログラムです。骨の配列・関節のかみ合わせを意味する「アライメント」(alignment)を正しく整え直すこと(Re-alignment)によって、本当の(Real)体の線(Line)をつくるということを表す造語です。関節の歪みやずれを取り除くことによって、体の痛みを解消し、トレーニングの効果を最大限に発揮することを目的とします。
建て付けの悪い戸は、開け閉めするのに苦労します。そのときそのときに押したり引いたりして開け閉めするための対策を講じるのではなく、スムーズな開閉を妨げている柱のゆがみを直してしまうのがリアラインです。対症療法ではなく、原因となっている体のゆがみに注目して、本来の運動機能を回復させる方法です。
それが誰にでも簡単にできるよう、さまざまな運動補助具が開発されています。その一つが「リアライン・コア」で、骨盤と胸郭(肋骨)を固定して、左右対称で安定した体幹をつくるのを助けます。
詳しくは発売元の株式会社GLABhttp://www.glabshop.com/
講習ではこうした基本の話から始まって、アメリカで開かれたスポーツ医学の国際学会での「コアとは何か」についての議論、栗田さんがサポートしているプロ選手らへのリアライン・コアの導入事例などを紹介していただきました。
認定インストラクターになると、リアライン・コアの体験会を開催して、購入希望者に販売したり、有料でレンタルしたりすることができます。リアライン・コアは定価10万5000円と高価です。使用目的や使用法を十分に理解していないと障害の発生をまねくことも考えられます。そのため、インストラクターが開催する体験会に参加するか、動画を閲覧(オンラインセミナーを受講)するかして、内容を十分に理解したと認められた人だけが購入できます(直販のみ)。主な販売対象は、医療従事者・トレーナー、スポーツ指導者、トレーニング指導者などで、今回の講習の受講者もトレーナーや治療をしている方が多かったようです。
講習を修了した後、リアライン・コアを1セット(骨盤用と胸郭用が同じもので2台1組)を購入しました。約3kgあって持ち運ぶにはちょっと重いのですが、手提げ袋で提げて会社に行って仕事をした後、帰りに南摂津の大日トランポリンクラブに行きました。
トランポリンコーチのきゃさりんとひかるさんがいたので、頼まれたわけではありませんが、リアライン・コアの実演をしました。高いおもちゃを買ってもらった子供が見せびらかすようなもんですかね。トレーニングの前にリアライン・コアを装着して準備運動をすると、体が正しい動きを覚えるので、正しい姿勢でトレーニングできます。
骨盤と胸にリアライン・コアを着けて歩きました。きゃさりんが「右腰が下がっている」とチェックを入れました。横から見た姿勢はいいのだけれども、正面から見ると右腰が下がった歩き方になっているそうです。
リアライン・コアは今までにもPCPで何回か使っています。おかしいなあ、そんなはずはないのだが。着け方が傾いていたのかなと思いましたが、リアライン・コアは骨盤をがちがちに締めますので、傾いているとしたら、骨盤が傾いているということなのです。念のため、締め直して、もう一度、足踏みや骨盤シフト(左右移動)、骨盤回旋といった簡単なエクササイズをしていると、だんだん体が電柱になっていくような感じがしてきました。
体操の床運動で後方宙返り4回ひねり(「シライ」と命名)を決めて注目された白井選手がテレビに出演したときに立ち姿を見たのですが、完全に直立していて、全く無理がなく、安定した姿勢でした。リアライン・コアはこのように軸がとれて安定した体幹を得るための運動補助具です。
リアライン・コアは1回の使用時間が10分以内と制限されています。はずしてトランポリンの練習です。ウォーミングアップで、ストレートジャンプとシートドロップを練習していると、ひかるさんが「ジャンプして体を締めようとするときに体がぐにゃっとなる」と指摘しました。
自分ではわかりませんでしたが、ストレートジャンプを跳んでいると、確かに右腰のあたりに違和感があります。さきほどリアライン・コアで骨盤を固定していたときの感じが残っているのですが、その感じとちょっと違う動きをしているのです。どうも、トランポリンのベッドが沈んで反発を受けるときに右の骨盤がぐにゃっと動いているようです。
講習でも教えてもらったのですが、人間の下半身は骨盤-股関節-膝関節-足関節(くるぶし)という順番で並んでいて、動いてはいけないところと、動かなくてはいけないところが交互になっています。骨盤、膝関節は動いてはいけないところで、股関節、足関節が動かなければならないところです。
骨盤が動いてしまうと、動かなくてはいけない股関節が動かなくなり、動いてはいけない膝関節が動いてしまうことになります。順番が逆になるわけですね。ぼくの場合、左下半身は骨盤が安定していますが、右下半身は骨盤が不安定で、膝への負担が大きくなっていたようです。ジャンプがまっすぐにならず、高さが出ないというパフォーマンスの低さもこのあたりに原因がありそうです。
上半身について言うと、骨盤の上の腰(腹)は動くところ、その上の胸郭(肋骨)は動いてはいけないところです。リアライン・コアは動いてはいけない場所である骨盤と胸郭を固定します。固定した状態でエクササイズをすると、体がその感覚を覚えます。リアライン・コアを外した後もその感覚が残っているので、骨盤や胸郭が動いていると違和感が出るのです。骨盤や胸郭のゆがみ(非対称性)は長年の癖であることが多く、本人は気づきにくいものです。胸郭のゆがみは首や腰への負担となり、骨盤のゆがみは腰や膝への負担となります。
腰痛や膝痛に悩まされている人、姿勢の悪さを指摘されているスポーツ選手はリアライン・デバイス(装具)を使って、関節の正しい動きを身に着けることをおすすめします。
PCPの次回のリアライン・コア認定インストラクター養成講習は11月10日です。
http://www.pcp1996.com/member/member_2.html
膝関節の正しい動きを習得するリアライン・バランスシューズの認定インストラクター養成講習もあるようですね。
蒲田さんが講師のリアライン・コア認定セミナーや体験会のスケジュールもGLABのサイトに掲載されています。関西でのコアの認定セミナーは完売のようです。
今年はなぜか資格づいています。今まで車の免許と無線の免許以外には何も資格を持っていませんでしたが、今年5月に講習を受けて、日本体操協会トランポリン委員会(旧日本トランポリン協会)の公認普及指導員になりました。「リアライン・コア認定インストラクター」は二つめの資格です。
「リアライン」(ReaLine)は、蒲田和芳・広島国際大学准教授が提唱する治療・トレーニングプログラムです。骨の配列・関節のかみ合わせを意味する「アライメント」(alignment)を正しく整え直すこと(Re-alignment)によって、本当の(Real)体の線(Line)をつくるということを表す造語です。関節の歪みやずれを取り除くことによって、体の痛みを解消し、トレーニングの効果を最大限に発揮することを目的とします。
建て付けの悪い戸は、開け閉めするのに苦労します。そのときそのときに押したり引いたりして開け閉めするための対策を講じるのではなく、スムーズな開閉を妨げている柱のゆがみを直してしまうのがリアラインです。対症療法ではなく、原因となっている体のゆがみに注目して、本来の運動機能を回復させる方法です。
それが誰にでも簡単にできるよう、さまざまな運動補助具が開発されています。その一つが「リアライン・コア」で、骨盤と胸郭(肋骨)を固定して、左右対称で安定した体幹をつくるのを助けます。
詳しくは発売元の株式会社GLABhttp://www.glabshop.com/
講習ではこうした基本の話から始まって、アメリカで開かれたスポーツ医学の国際学会での「コアとは何か」についての議論、栗田さんがサポートしているプロ選手らへのリアライン・コアの導入事例などを紹介していただきました。
認定インストラクターになると、リアライン・コアの体験会を開催して、購入希望者に販売したり、有料でレンタルしたりすることができます。リアライン・コアは定価10万5000円と高価です。使用目的や使用法を十分に理解していないと障害の発生をまねくことも考えられます。そのため、インストラクターが開催する体験会に参加するか、動画を閲覧(オンラインセミナーを受講)するかして、内容を十分に理解したと認められた人だけが購入できます(直販のみ)。主な販売対象は、医療従事者・トレーナー、スポーツ指導者、トレーニング指導者などで、今回の講習の受講者もトレーナーや治療をしている方が多かったようです。
講習を修了した後、リアライン・コアを1セット(骨盤用と胸郭用が同じもので2台1組)を購入しました。約3kgあって持ち運ぶにはちょっと重いのですが、手提げ袋で提げて会社に行って仕事をした後、帰りに南摂津の大日トランポリンクラブに行きました。
トランポリンコーチのきゃさりんとひかるさんがいたので、頼まれたわけではありませんが、リアライン・コアの実演をしました。高いおもちゃを買ってもらった子供が見せびらかすようなもんですかね。トレーニングの前にリアライン・コアを装着して準備運動をすると、体が正しい動きを覚えるので、正しい姿勢でトレーニングできます。
骨盤と胸にリアライン・コアを着けて歩きました。きゃさりんが「右腰が下がっている」とチェックを入れました。横から見た姿勢はいいのだけれども、正面から見ると右腰が下がった歩き方になっているそうです。
リアライン・コアは今までにもPCPで何回か使っています。おかしいなあ、そんなはずはないのだが。着け方が傾いていたのかなと思いましたが、リアライン・コアは骨盤をがちがちに締めますので、傾いているとしたら、骨盤が傾いているということなのです。念のため、締め直して、もう一度、足踏みや骨盤シフト(左右移動)、骨盤回旋といった簡単なエクササイズをしていると、だんだん体が電柱になっていくような感じがしてきました。
体操の床運動で後方宙返り4回ひねり(「シライ」と命名)を決めて注目された白井選手がテレビに出演したときに立ち姿を見たのですが、完全に直立していて、全く無理がなく、安定した姿勢でした。リアライン・コアはこのように軸がとれて安定した体幹を得るための運動補助具です。
リアライン・コアは1回の使用時間が10分以内と制限されています。はずしてトランポリンの練習です。ウォーミングアップで、ストレートジャンプとシートドロップを練習していると、ひかるさんが「ジャンプして体を締めようとするときに体がぐにゃっとなる」と指摘しました。
自分ではわかりませんでしたが、ストレートジャンプを跳んでいると、確かに右腰のあたりに違和感があります。さきほどリアライン・コアで骨盤を固定していたときの感じが残っているのですが、その感じとちょっと違う動きをしているのです。どうも、トランポリンのベッドが沈んで反発を受けるときに右の骨盤がぐにゃっと動いているようです。
講習でも教えてもらったのですが、人間の下半身は骨盤-股関節-膝関節-足関節(くるぶし)という順番で並んでいて、動いてはいけないところと、動かなくてはいけないところが交互になっています。骨盤、膝関節は動いてはいけないところで、股関節、足関節が動かなければならないところです。
骨盤が動いてしまうと、動かなくてはいけない股関節が動かなくなり、動いてはいけない膝関節が動いてしまうことになります。順番が逆になるわけですね。ぼくの場合、左下半身は骨盤が安定していますが、右下半身は骨盤が不安定で、膝への負担が大きくなっていたようです。ジャンプがまっすぐにならず、高さが出ないというパフォーマンスの低さもこのあたりに原因がありそうです。
上半身について言うと、骨盤の上の腰(腹)は動くところ、その上の胸郭(肋骨)は動いてはいけないところです。リアライン・コアは動いてはいけない場所である骨盤と胸郭を固定します。固定した状態でエクササイズをすると、体がその感覚を覚えます。リアライン・コアを外した後もその感覚が残っているので、骨盤や胸郭が動いていると違和感が出るのです。骨盤や胸郭のゆがみ(非対称性)は長年の癖であることが多く、本人は気づきにくいものです。胸郭のゆがみは首や腰への負担となり、骨盤のゆがみは腰や膝への負担となります。
腰痛や膝痛に悩まされている人、姿勢の悪さを指摘されているスポーツ選手はリアライン・デバイス(装具)を使って、関節の正しい動きを身に着けることをおすすめします。
PCPの次回のリアライン・コア認定インストラクター養成講習は11月10日です。
http://www.pcp1996.com/member/member_2.html
膝関節の正しい動きを習得するリアライン・バランスシューズの認定インストラクター養成講習もあるようですね。
蒲田さんが講師のリアライン・コア認定セミナーや体験会のスケジュールもGLABのサイトに掲載されています。関西でのコアの認定セミナーは完売のようです。