気になる | lazy daisyの「ただのBBAでいいじゃん♪」

lazy daisyの「ただのBBAでいいじゃん♪」

2020年秋。
70歳を迎えて張り切っていた矢先にまさかの難病が発覚。青天の霹靂とはこの事ね。なってしまったものはしょうがない。これまでの生き方を試されているのだと受け止めた!
最後の最後の最後までロックなBBAで生きるのよ

音譜ギーラギーラ太陽がぁ🌞

燃えるー🔥ナントカー音譜


思わず口をついて出た

あったよねこんな歌

多分50年くらい前😂


こんちには



ある方のブログで

『ルオー展』の事を知り

よっしゃ、行くぞ!と張り切ったのに

調べたら既に先月で終わっていたガーン



まぬけもいいとこ泣


あー知らなきゃよかった


ルオーが気になるのは


茨木のり子さんの詩

「わたしが一番きれいだったとき」の

最後の1行のせい


当時私が持っていた画集には

ルオーの絵は暗い色の宗教画みたいなのが数枚しか無くて

凄く美しいという茨木のり子さんの言葉がピンと来なかった


あ〜見たかったなルオー


きのうのごはん


昼はオール残り物

はまちのカツ(揚げただけ)

キンピラ牛蒡

茄子とオクラの煮浸し


茨木のり子さんの詩



 わたしが一番きれいだったとき 

                茨木 のり子


わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達がたくさん死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差しだけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり
卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように