3年ぐらい前だったかな、旭川に行ったとき、

至る所で「ゴールデンカムイ」のポスター、ポップ、

パネル等など目にしました。

 

それで何となく興味を持ち、帰京してから

近所のカフェにあったマンガを読んだところ、

面白かったーアップ

 

映画、見てきました音譜

 

 

明治末期、莫大なアイヌの金塊を巡り、

金が必要な日露戦争の退役軍人「不死身の杉本」、

金塊強奪時に父を殺されたアイヌの少女アシリパ、

軍事国家創設をもくろむ鶴見中尉、

新選組の生き残り、土方歳三と長倉新八等など

キャラもクセも濃い登場人物たちが跳梁跋扈。

 

アイヌの金塊は「のっぺらぼう」と呼ばれる

網走刑務所の囚人が隠し、

そのありかを24人の囚人の背中に刺青として彫り、

彼らを脱獄させます。

 

杉本とアシリパ、鶴見中尉、土方歳三たちは

その24人の囚人の入れ墨を追い求めます。

残酷なシーンが多いせいかPG12指定です。

 

マンガも映画も、アイヌ文化や風俗を丁寧に正確に

描いているという評判も気になっていました。

確かにアイヌコタンでのアイヌ語の日常会話や

食事の作法や名づけの意味、雪山でのサバイバル術など、

敬意をもって描かれているように思います。

 

なにより主人公の「不死身の杉本」は

アイヌの少女アシリパを必ず「さん」付けで呼びます。

アシリパは「杉本」と呼び捨てなんですが。

 

広く、真っ白な北海道の原野が美しいです。

その地で自然に生かされながら

様々な知恵を身に付けたアイヌ民族には

敬意を覚えます。

 

「不死身の杉本」の山崎賢人は

「キングダム」よりこっちの方が断然、私は好きです。

そして杉本とアシリパの関係性が、

安っぽい恋愛感情なく、どこまでも対等で

お互いを少しづつ信頼しあっていく姿がいい。

 

そして狂気に取りつかれたような鶴見中尉の

玉木宏がすごい迫力で合格

 

表題の

「天から役目なしに下ろされたものはひとつもない」

はアシリパが杉本に言うセリフです。

 

人は誰でも必ず、天からの役目を負って

この世に送り出された、ということでしょう。

 

では、私のこの世での役目とは?

 

続編が楽しみです。