勝手口は必要なのでしょうか?
以前たてさせて頂いたお宅、
勝手口があるのです。
そちらのお宅のご紹介します。
50歳からの家づくり
2人で暮らす、コンパクトな平屋
「木の家」専門の1級建築士
スタートホーム(有)星野材木店の
星野哲です。
↑新築住宅って気持ちいいなあ
ホンワカしています。
勝手口のあるお宅
外壁塗装をしたお宅の塗装工事
完成しました。
実はこちらのお宅、
20年くらい前にボクが設計と工事をさせて
もらったお宅でした。
あの頃は家族が多くて7人家族。
設計のポイントいくつかあります。
本格的な和室がいい。
薪ストーブも付けたい
そこには吹抜けもある。
キッチンの収納もつくりつけで。
などなどです。
その中で
こちらのご家族様は
勝手口にもこだわっていました。
↑足場の解体中 中央が勝手口
農家さんをされていていました。
農作業をした後、
泥だらけで家に入りたくない。
屋外には外の水栓を。
勝手口の近くには
すぐに体を洗うためのお風呂を。
設置してほしいというご希望でした。
つまり、
本当の大きな玄関はあるけど、
普段はそこを使わない。
通常は勝手口から出入りする。
そんな生活をご希望されていました。
家は玄関から入るモノ
そう思い込んでいたボクはもう衝撃です。
いろいろな生活スタイルがあるのだなあ
ご希望もいろいろあるのだなあ。
しっかりお話を聞いてみないとわからない。
自分勝手には設計してはダメだ!!
その後の家づくりへの姿勢が
かわったくらいの大事件でした。
勝手口、
大切なんですね。
で、
20年が経過して
今はどうでしょう。
おじいさん、おばあさんも亡くなって
家族の人数も減りました。
農家さん昔のように泥だらけになって
という作業もなくなったそうです。
勝手口は
土間のある物置にして使っているそうです。
出入りは玄関からのみ。
生活がかわったのですね。
今の家づくりは
今の家、
窓が小さいのが特徴です。
人が出入りできる
大きな窓をつくっても
ほぼ出入りしません。
大きなカーテンが
必要になります。
断熱性能の計算をしても
窓を小さくして、壁を多くした方が
断熱性能があがります。
地震にも強い家になります。
建設費も窓より壁にすると
少しは低くおさえられます。
ここだけはどうしても
というところ以外は
小さい窓にすることがおススメです。
↑キッチンの勝手口イメージ
キッチンの横に勝手口、ご希望があれば設置できます。
「あるけど、出入りしないんだよね~」
多くのOB様のご意見です。
それでも、どうしても、・・・
という場合は御相談ください。
あと、
木造住宅の良いところは
住み始めてから
比較的簡単に
変更のリフォーム工事ができることです。
木材は
切ったりけずったりの加工が楽です。
コンクリートや鉄骨と比べると
段違いに簡単です。
そこも木造の良さです。
木造系の
ハウスメーカーさんの構造体、
それぞれの会社さんごとにやり方が違って
慣れていないとわからない。
ヘタに手出しはできない。
そんな感じなのです。
同じ木造系でも
違うこともあります。
そこだけ注意が必要です。
家族の数だけ
違った家づくりがあります。
勝手口のが必要なご家族
めぐり合いたいです。
そのためには
日々勉強しなくては・・・
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最後までお読み頂き
ありがとうございまいました。
毎日ブログ書いています
また明日。