コスミック・トリガーの謎-1 | 意識改革プロジェクトのブログ

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宇宙に無駄な生命は一つも生まれる事が出来ません。
あなたは今回も自分の為に生まれ直しているのではありません。
人として生まれ直している自分の存在の意味と価値と必然性に気づき、皆で共にこの人生での目的であった意識覚醒レベルにステージアップしましょう。

地球人類史を古代から繋ぐ
コスミック・トリガーの謎-1


宇宙生命世界的には宇宙開拓競争対立現象か

その為に地球人類史を創造から未来へ誘導する為の洗脳魔術か





    





意識世界にISSO発足以来
地球と人類と地球生態系の為に
軸的重要調査研究存在の一つ
研究調査の優先軸的必然性があった
太古からの人類史にまで繋がる問題であるから
現代が導かれたものである過去のつながりの研究対象存在に匹敵するから
宇宙史=宇宙生命進化史にまで繋がる研究であるから
古代より人類をリードしてきた存在イルミナティ及びイルミナティ体制の
起源と宇宙との関わりの実在の研究調査に繋がるから
隠されている可能性もある人類の進化の歴史研究にも繋がるから
人類史が洗脳により連ねられてきた形跡が既に別の情報ソースで確認されていたから






     ステージアップゲート「サウンド・セラピー厳選極上選曲リスト集より」
     Alan Parsons Project - Sirius/Eye In The Sky    
    




 
超人結社イルミナティの陰謀!?

SIRIUS NETWORK


               $意識改革プロジェクトのブログ
               元ハーバード大学心理学教授の
               ティモシー・リアリー

謎に満ちた>>>「SMI2LEメッセージ」<<<を残しているが、
詳しいことは本文の中で説明されている
 
プロローグ
人類の進化に向けて
今、引かれるコスミック・トリガー



PART-1
地球を覆う不気味な
シリウス・ネットワークと“陰謀”の匂い



PART-2
歴史の背後に潜む闇の意志──
イルミナティが世界を動かす!



PART-3
「イルミナティの陰謀」とは
シリウス生命体が放つ“神の知識”だ



PART-4
「スマイル・メッセージ」の中に記された
衝撃の内容と“予言”



PART-5
われわれの進化のプログラムは
DNAに組み込まれている!



PART-6
人類はスターシードとなり
はるかな宇宙へと還っていく!



PART-7
「SMI2LEメッセージ」の後日談

 

 
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文= 鴉丸一水+α  1988年11月

宇宙移住計画に隠された今世紀最大の謀略が、今暴かれる!

太古に端を発し、歴史の光と影の中を
密かにうねりながら続く 超人結社イルミナティの陰謀。
その最終秘密が、ついに暴かれるときがやってきた!
加速する宇宙開発の裏に潜む恐るべき事実とは?
暗躍する魔人たちの背後で、人類の未来の鍵を握る
コスミック・トリガーが、今、無窮の闇に向けて引かれる……!
 
 

■■プロローグ:
人類の進化に向けて、今、引かれるコスミック・トリガー



それがいつから始まったことかは誰も知らない。

そして、そのいきつく先がどこなのかも、同じく闇の中だ。しかし、それは確かに有史以来、ずっと続いてきた。そして今も続いている。「それ」とは、エイリアンとのコンタクトであり、そのエイリアンと不可分に結びつき、地球支配を目論んでいるとされる謎の秘密結社、ないしその運動体“イルミナティ”のことだ。

エイリアンという呼び方は、地球以外の宇宙のどこかの星の生き物を連想させる。しかし、このイメージはあまりに漠然としている。火星でも、金星でも、アンドロメダ星雲でも、宇宙ならどこでもいいというのでは、あまりに子供じみている。

彼らがどこの星と結びついているかは、実はかなりはっきりしている。

それは古来“悪魔の星”ともあるいは反対に“神の星”とも考えられてきた大犬座の主星シリウスなのだ。

紀元前のはるか昔から、このことは、たぶん秘教伝授者のあいだでは常識だった。しかし、この“隠された(オカルト)”知識は、20世紀に至るまでは決して公にされることはなかった。それが、我々の生きているこの20世紀に至って急速に“公開”され出した背景には、人類進化の根本に関わる巨大な謎の動きが隠されていたのである!

20世紀に至り、世界各地のオカルト・ロッジは奇妙なことに、一斉に一つの方向を目指して動きだした。そして、人類進化が、今やのっぴきならない局面にさしかかった、と口を揃えて主張しはじめた。
彼らは天の一角を指して、こう言うのだ。
「今まさに、人類の未来を決定づける“コスミック・トリガー”が引かれんとしている!」
宇宙進化の撃鉄(トリガー)に指をかけているイルミナティ=シリウス・ネットワークの手は、果たして「神の手」か? その計画とは? そこから導きだされる人類の未来とは?
謎を解く鍵を求めて、我々はまずシリウス生命体が20世紀に残した足跡へとおもむこう……。
 

夜空に輝く大犬座の主星シリウス。
太陽の48倍もの明るさを持つこの恒星は、
古くからミステリアスな伝承を伝えている。
ちなみにシリウスは英語で「DOG STAR」と呼ばれている。

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The Star Sirius - Secret Beginings







■■PART-1:
地球を覆う不気味なシリウス・ネットワークと“陰謀”の匂い


闇の天空に最も強い光彩を放って輝くシリウス──それは古来、ミステリアスな伝承を抱えもつ星だ。そして、エイリアンと接触した数多くの人々の証言にこの謎の星が登場し、神秘主義者たちも熱い目を向ける。シリウス・ネットワークに包まれたこの地球で何かが起こっている! まずは、これから紹介する人々の話を聞いてほしい。

 
■シリウス生命体とコンタクトした人々↓


★ケース1: ジャック・パーソンズ

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P1-1
ロケット工学のパイオニア
ジャック・パーソンズ

 
人類が明確な意志をもって宇宙に乗りだそうと決めた世紀に、われわれは生きている。今日では、人類がごく近い将来、宇宙に乗りだすだろうことを疑うものはない。ジャック・パーソンズは、われわれがロケットに乗って大気圏を飛びだすことが夢ではないということを実証するうえで、特筆大書すべき功績を残した。

彼はロケット工学の分野のパイオニアのひとりで、彼がいなければ、アメリカの宇宙開発は間違いなく大幅に遅れただろうと評価されている。アメリカを代表するテクノクラートの養成所、カリフォルニア工科大学の共同創設者のひとりとして、あるいは月のクレーターのひとつにその名を冠することを認められた科学者としても、パーソンズの名は忘れることはできない。

しかしこの科学者は、同時に筋金入りのオカルティストでもあった。1930~40年代にかけて、彼はアレイスター・クロウリーの血をひく東方聖堂騎士団(OTO)の有力なメンバーだった。そして、ちょうどクロウリーが、エイワスと名乗るエイリアン知性体からメッセージを受け、『法の書』を著したように、パーソンズも謎の高度知性体からのメッセージをキャッチし、『反キリストの書』という神霊文書を公刊した。

エイリアンのメッセージは、人類のとるべき道を指し示していたが、それは心理的な意味でも、実際的な意味でも、きわめて急進的な“革命”を志向していた。

エイリアンは、人類が今、急激な転回点にさしかかっていることをパーソンズに吹き込んだ。この天才ロケット工学者が、明晰な頭脳をフルに稼動させてロケット開発に打ち込んだことと、このエイリアンとのコンタクトとは無関係ではない。

問題は、このエイリアンの正体だ。『反キリストの書』の中で、エイリアンは「あらゆる力と存在を、われらがレディー、ベイバロンに集中せよ」と教えている。ベイバロンとは何者か?

その正体はタロット・カードが教えてくれる。ベイバロンはタロットの大アルカナ17番にいる。「星」と名づけられたこの女神は、古来、伝統的なシリウス・コネクションのシンボルなのだ。ここに、まず1つめのシリウスが登場する。宇宙開発──秘教科学──シリウス……この結びつきを記憶しておいてほしい。


 
★ケース2: ジョージ・ハント・ウィリアムソン

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P1-2
(左)ジョージ・ハント・ウィリアムソン
(右)彼が接触したエイリアンから伝えられたという
エノク語のアルファベット

 
上の〈ケース1〉で紹介した天才ロケット工学者ジャック・パーソンズは1949年、研究室で謎の死を遂げた。

その死からほどなくして、宇宙考古学のパイオニア、ジョージ・ハント・ウィリアムソンは、エイリアンとの奇妙なコンタクトを開始した。宇宙人やUFOとの接触自体は、特に珍しいものではない。しかし、ウィリアムソンの場合はコンタクト内容が異常だった。

彼は接触したエイリアンから、彼らの言語を教わった。ところが、その宇宙人語の中に、16世紀の天才数学者ジョン・ディー博士が霊媒を使って収集した“エノク語”──通称“天使語”が、いくつも含まれていたのである。

もちろん、ウィリアムソンはエノク語など知らなかった。この秘密言語は、クロウリーら「黄金の夜明け団」系列の上級者のみが秘密の知識として守っていたもので、今日のように言語学者までが研究対象にするほどポピュラーな言葉ではなかった。
そしてここが重要なのだが、ウィリアムソンは、そのエイリアンがシリウス生命体だったと主張しているのであるビックリマーク

となれば、ジョン・ディーが交信した“天使”は、シリウスから飛来したエイリアンとなんらかのコネクションがあることになる。この突飛な考えは、クロウリーにまつわる以下のエピソードで、いっそう怪しげな説得力をもちはじめる……。


 
★ケース3: アレイスター・クロウリー

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P1-3
(左)アレイスター・クロウリー
(右)彼が接触したという「エイワス」を
描いたスケッチ

 
オカルト界の魔人クロウリー──。彼が1904年、エイワスと名乗る謎の“守護天使”から3日間にわたってメッセージを受けとり、『法の書』を著したことは前述した。このエイワスが何者かが、われわれの興味の焦点となる。しかし、直接それを知る手がかりはない。少なくとも、クロウリーは明言していないのだ。けれども、クロウリーの弟子筋にあたる東方聖堂騎士団(OTO)のグランド・マスター、ケネス・グラントが、その謎解きの鍵を残してくれている。
結論から言おう。エイワスはシリウス生命体だというのが、グラントの主張なのだ。それを裏づける証拠はいくつもある。たとえばクロウリーは、結社内でフェニックスと名乗った。フェニックスは大犬座のシンボルだ。では、大犬座の主星は?──いうまでもなくシリウスである。
  また、クロウリーは、彼の魔術的磁場の中心を、ある特殊な星に求めた。その星は、オカルトの伝統においては『太陽の背後の隠れた太陽』とよばれた。グラントによれば、それは「隠れたる神、巨大な星シリウス、あるいはソティスである」という。
クロウリーが著した『法の書』は、「〈ハド〉よ! 〈ヌイト〉の顕現」という一節から始まる。このヌイトとは何者か? それはエジプトの天球を象徴する女神だ。というより、イシスやオシリスらの母といったほうが話がすっきりする。というのも、イシスは、エジプトではシリウスそのものの象徴として広く信仰された女神であり、オシリスはそのシリウスの伴星のシリウスBを意味しているからだ!
ここで問題になるのは、シリウスBが発見されたのが1862年だという点だ。シリウスは太陽の48倍の光度をもつきわめて明るい星だ。だから肉眼でもよく見える。しかしシリウスBは暗い星だ。その存在は、肉眼ではもちろんまったく見えない。それどころか、この星を発見して以降、そのアウトラインをつかむまでに、人類は100年以上の歳月をかけている。
そんな星の存在を、紀元前のエジプト人がなぜ知っていたのかと、あなたは疑問に思われるにちがいない。その謎を間接的に解明してくれるのが、次のケースだ。
 
★ケース4: ロバート・テンプル
         マルセル・グリオール
         ジェルメイン・ディテルラン


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P1-4
(左)文化人類学者ロバート・テンプル
(中)同じくマルセル・グリオール
(右)同じくジェルメイン・ディテルラン

 
上の写真の3人はいずれも高名な文化人類学者だ。彼らの名が永遠に人類史の中に刻み込まれるのは、ドゴン族の研究のおかげである。
アフリカの未開部族のひとつ、ドゴン族は、信じられないことだが、科学者がようやく19世紀に至ってその存在をつきとめたシリウスBを、はるか昔から民族の伝承として伝えてきていた。ドゴン族は、シリウスBがシリウスの周囲を楕円軌道で回っていることや、その公転周期が約50年であることも知っていた。その星がきわめて小さいことも、また、異常に大きな質量をもっていることも熟知していたのである。こうした知識は、いずれも20世紀科学がようやく割りだした知識なのだ。
ほかにもドゴン族は、絶対に知りえないような天文知識を多く所有していた。そして彼らは、それらの知識は、太古、シリウスから訪れたETが彼らに伝授したものだと主張した。
伝承、文化、遺跡その他を、徹底して調べに調べぬいたあげく、テンプルは全面的にドゴン族の主張を受け入れる以外、この謎を合理的に解釈する方法はないと認めた。つまり、紀元前数千年の昔、シリウスから地球を訪れたETが、その天文知識をアフリカの原住民に伝えたと結論づけたのである。
このシリウスBに関する知識が、エジプトのオシリスに関する伝承と同根なのだ。
文化人類学者のロバート・テンプルは、この星の謎を「シリウス・ミステリー」と命名し、1976年に『シリウス・ミステリー』という本を著して研究成果を公表した。ここにまたひとつ、シリウスにまつわる謎が登場した……。

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               P1-5
              (左)シリウス星系にまつわる天文知識と伝承を伝えるドゴン族
              (右)ロバート・テンプル著『シリウス・ミステリー』の表紙
 
 
★ケース5: ロバート・アントン・ウィルソン


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               P1-6
               (右)ロバート・アントン・ウィルソン
               (左)彼の著書『コスミック・トリガー』

 
そのロバート・テンプルの著書『シリウス・ミステリー』が公刊される3年前──1973年の7月23日に、オカルト作家であり、『プレイボーイ』の元編集者であり、過激な心理学者でもあるロバート・アントン・ウィルソンは、まことに奇妙なメッセージを夢の中で受信した。

「シリウスは非常に重要である──」これがメッセージの内容だった。
そのときまで、ウィルソンはシリウスについては何も知らなかった。ただ、彼はこのメッセージを受信する10年ほど前から、ETとおぼしき知性体とコンタクトはしていた。

そのETは、「緑色のいぼ状の肌をした、とがった耳の男」として現れた。彼のコンタクト方法は、ヨガやタントラ、クロウリーの召喚魔術などによるものだったが、メッセージを受けとる前日も、これらの方法でトリップし、しばしばエイリアン的な実体とのコンタクトを体感していた。けれども、そのETは、いわば無国(星)籍のETだったという。

ところが、7月23日の朝のメッセージは、はっきりと「シリウス」という固有名詞を出してきた。ウィルソンは面食らった。そこで、すぐさま図書館に出かけ、シリウスについて調べてみた。そして驚くべきことを知った。彼がメッセージを受けた7月23日という日は、古代エジプトで新年を祝い、シリウスを祭る祭儀の始まりの日──“犬の日”にあたっていたのである! (エジプトではシリウスは「犬」と呼ばれていた。)

この日を境に、ウィルソンはシリウスからの目に見えない暗号やメッセージを頻繁に受けとるようになる。と同時に、周囲から、謎の秘密結社イルミナティの結社員のひとりと見なされるようになるのだが、彼の主著『コスミック・トリガー』(八幡書店刊)には、その謎めいたメッセージの内容および、本記事の主要テーマにかかわるイルミナティの陰謀の全貌について詳しい言及がなされている。


さて、ここでさらに、もうひとりの重要人物が登場することになる。

 
★ケース6: ティモシー・リアリー教授

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               P1-7
               元ハーバード大学心理学教授
               ティモシー・リアリー教授

 
ウィルソンが初めてシリウス・メッセージをキャッチしたまさにその日──1973年の7月23日に、20世紀で最も危険な知性の持ち主、元ハーバード大学心理学教授のティモシー・リアリー教授は、サンフランシスコのフォルサム刑務所内で、突拍子もない実験を挙行していた。

同じ刑務所の他の房にいるベナー、刑務所の外にいる自分の妻のジョアンナ、そしてベナーの恋人の4人が、それぞれETにテレパシーを送り、ETからの返信を記録して、その内容をすり合わせようというとてつもない実験だ。

意識を変成させ、深いトランス状態に入ることは、ティモシー・リアリーにとってはすでに自家薬籠中のテクニックだった。実験に参加した他の3人も、彼から手ほどきを受けていたし、素質もあった。

実験は前述のとおり、1973年7月23日の“犬の日”に行なわれた。そして、別々の場所で行なわれたにもかかわらず、ETとのコンタクトはみごとに成功し、おまけに彼らがキャッチしたメッセージの内容は、ほとんど完全に一致していたのである!

“犬の日”──つまりシリウスの日(古代エジプトの正月)に行なわれたETとのコンタクトの内容は、のちに「スマイル・メッセージ」としてまとめられる。この謎の文書こそ、20世紀に入ってなぜシリウスが執拗に地球に干渉し、イルミナティ復活に拍車がかかったのかの謎を解く鍵になる……。この謎に満ちたメッセージの詳しい内容(全文)はのちの章で明らかにしよう。

 
■エイリアンと接触し、その意志の下に活動する謎のグループが存在する !?

ここに紹介したいくつかのケースから、われわれはシリウスに由来するミステリーが、地球のほぼ全域に起こっていることを知った。最も頻度が高いのは、アメリカだ。

ジャック・パーソンズやウィルソン、ティモシー・リアリーはその一例にすぎない。UFO目撃談やコンタクト談、そしてUFO研究のメッカがアメリカである以上、これは当然のことだろう。シリウスに限定しないなら、社会的・学問的地位の確立している科学者で、ETとのコンタクトを表明し、あるいはその可能性を主張している学者が最も多いのもアメリカなのだ。

神秘思想家たちは、アジアの叡知をヨーロッパとアメリカに広める過程で、やはりシリウス・ミステリーをこれらの地域に広めている。

ロバート・アントン・ウィルソンによれば、今日の西欧オカルティズムの90%は、アレイスター・クロウリーとマダム・ブラバッキー、そしてG・I・グルジェフの3人の神秘思想家によって形づくられ、その系列下におかれているという。

そして、この3人が3人とも、自らの秘教体系の中核に、いわば秘伝としてのシリウスを隠しもっているのだ。つまり、シリウスがアジアに残した足跡を、これらオカルト界の巨人たちは掘り起こし、取り込んでいるともいえるのである。


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               1-8
               神秘の超人G・I・グルジェフ


例えば、グルジェフ。彼の弟子J・G・ベネットが著した『グルジェフ ─ 新世界の創造』の中には次のような一節が書かれている。

「グルジェフの死後、私は古くからの弟子たちの何人かに『ベルゼバブの孫への話』に関する解説を書いてくれないか、と頼まれた。だが、数章ほどそれを書いて、その解説のあらましを彼らに送ると、出版が妥当ではないことをみんなが認めた。もしグルジェフが、自分の意味するところを、読者すべてに容易に理解してもらおうと思っていたなら、彼はこの本を違うふうに書いたはずだ。

グルジェフはしばしば草稿を朗読させたが、それを聴いて鍵になる一節があまりにも容易に(つまりそれゆえ必然的に表面的にということにもなるが)受けとられるようだと、即座にそうした部分を『より深く犬を埋めるために』と言っては書きなおした。

弟子たちが、グルジェフに『より深く骨を埋める』のまちがいでしょうと言うと、彼は向きなおって、気づかなくてはいけないのは、これが『骨』ではなく『犬』であることだ、と返答した。犬とは犬狼星シリウスのことであり、ゾロアスター教の伝統では智恵の精霊をあらわしている。」


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               P1-9
               神智学協会を創設した
               マダム・ブラバッキー


一方、マダム・ブラバッキーが創設した神智学協会の代表であるダグラス・ベイカー博士は、ダラスで開催された第4回「ヨガと秘教的科学」国際会議において、以下のような興味深い発言をしている。

「シリウスは銀河系の生命にとってはアジナー・センター(第3の目)であり、私たちの太陽はハート・センターに位置している。私たちの惑星的進化は、エネルギーをハート(太陽)からアジナー(シリウス)へと上昇させることにかかっている」



●ではここで、シリウスが残した足跡を別の観点からながめてみよう。


アフリカにおいてはどうだろうか? これもすでに見てきたように、ドゴン族やその周辺部族の研究により、シリウスとのきわめて濃密な関係が明らかにされている。

アフリカにおけるシリウス・コネクションについては、特別の注意を払っておく必要がある。というのも、この地域が人類発生の地である可能性はきわめて高く、その説は多数の有力な学者によって支持されているからだ。

南アメリカ大陸はどうだろう? ここにも興味深いシリウス・ネットワークの切れはしが見え隠れしている。あのドンファン・マトゥスに弟子入りした文化人類学者のカスタネダは、トリップ中に「緑色の肌の、とがり耳の男」に何度も出合った。お気づきだろうか。この男は、ウィルソンがコンタクトしたETとまったく同じ男なのだ。そして、このETは南アメリカでは古くからのなじみのETらしい。というのも、カスタネダの師のドンファンは、緑の男を親しげに「メスカリート」と呼んでいるからである。


ここに紹介したシリウスにまつわるミステリーは、すべて20世紀のものだ。ドゴン族の発見も、カスタネダがメスカリートを欧米に紹介したのも、ロケット工学の天才パーソンズが、シリウス系のメッセージを神霊文書に託して発表したのも、現代オカルティズムの源流に位置する巨人たちが、意味あり気にシリウスの影をちらつかせたのも、すべて20世紀に入って以降のことなのだ。しかも、その地域は、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカと、ほぼ地球全域にまたがっている。

シリウス生命体の地球基地南極説という、突拍子もない説まで勘定に入れるなら──この説はシャンパラを唱える人々の間に存在している──地球上でシリウス・コネクションという“魔法の粉”に汚染されていない地域は、ほぼなくなってしまうのだ。

●そこで鼻のきく人間は、20世紀という世紀の底流に無気味に流れるシリウスの影から、大いなる陰謀の匂いをかぎとってきた。

この密かな、しかしグローバルなシリウスの影は、人類をなんらかの形で取り込み、支配しようとしている陰謀の影ではないのか? 彼らはそう考えた。そして、この地球外知性体とコンタクトし、その手足となって働いている組織が、人類社会の中に存在するのではないかと想像をふくらませていった。

彼らの陰謀説は、多分に妄想的で常軌を逸したものだったが、しかしまるで見当はずれというのでもなかった。彼ら陰謀史観マニアは、ある秘密結社が人類を支配しようと暗躍していると考える点で一致していた。そして、その秘密結社イコール“フリーメーソン”という点でも、多く意見の一致をみていた。

しかし、もう少し鼻がきき、想像力のたくましい人間は、フリーメーソンも、ある結社に操られる下部組織にすぎないと主張した。そして、メーソンを背後から操っている組織こそ、イルミナティにほかならないのだと断言してきたのである……!
 
 
-----------【補足事項】-----------

シリウスと鞍馬寺

日本にもシリウスに由来するミステリーはあるのだろうか? 答えはイエスである。その一例として京都にある鞍馬寺に注目してみたい。

鞍馬寺といえば、有名な牛若丸が天狗を師としてひとり修行した場所である。

この鞍馬寺のご本尊である魔王尊は、俗に“鞍馬の天狗”と呼ばれる「サナート・クマラ」(護法魔王尊)である。伝説によれば約650万年前に金星から鞍馬山に降臨したという神霊である。


               $意識改革プロジェクトのブログ-p1-10
               P1-10
               サナート・クマラが祭られている
               鞍馬寺「奥の院魔王殿」の本殿


鞍馬弘教初代官長の信楽香雲氏によると、この魔王尊サナート・クマラは、神智学の創始者マダム・ブラバッキーの著書『シークレット・ドクトリン』に記されたシャンバラに住む地球霊王サナート・クマラと同一であると言う。このクマラが転化して鞍馬になったそうだ。

この鞍馬寺では毎年5月になると、サナート・クマラに祈りを捧げる祭り「ウエサク祭」が行なわれるのだが、その祭りの中で「聖歌・魔王尊に祈る」という謎に満ちた詩が披露される。この聖歌は、もともと山内の僧侶たちだけの密儀であった「ウエサク祭」を、昭和29年に一般公開する際に初めて詠まれたものであるが、興味深いことに、この聖歌の中には次のような一文が織り込められているのだ。

「その不思議なる おん手には 他界の太陽シリアスの くだしたまえる みちからの 光の棒ぞ もえさかる…」

この聖歌に出てくる「他界の太陽シリアス」というのは、先ほどの鞍馬仏教初代官長の信楽香雲氏によると、ずばりシリウス星のことだそうだ!
更に、この鞍馬寺の「ウエサク祭」が日本で始まったのは室町時代の中期らしいが、シャンバラ伝説の地チベットのヒマラヤ山中においても、これと全く同じ密儀が古くから行なわれ続けているのだ……ビックリマーク




     Steven Greer Presents Sirius The Documentary FULL 109335