2012年の孤独 | PikuminのCancer Staging Manual

PikuminのCancer Staging Manual

がんのステージングは治療や予後判定において極めて大事なものです。

子宮頸癌取扱い規約 の11pに
『今回の改定で鼠径上リンパ節は子宮頸癌の所属リンパ節より除外
された。たたし、UICC分類では、TNM分類でMとされるリン
パ節転移は鎖骨上リンパ節、縦隔リンパ節、傍大動脈リンパ節で、
鼠径上リンパ節に転移が認められた場合でもM分類には入れない』
(大意)
と書いています。

これは奇妙です。


と言うわけで、AJCCをみると『M1 IVB  distant metastasis (including peritoneal spread, involvement of supraclaviclar, mediastinal, or paraaortic lymph nodes, lung, liver or bone)』と書いています。
これを誤読したんですね。確かに鼠径リンパ節への転移は珍しいは
ずです(自験例で円錐後鼠径に飛んだのが1例ありますが)。
しかし、上の文章は転移先を例示しただけ。
これ以外は転移と認めないとは書いていない。
だって頸癌では頻度はさほどではないものの予後の悪い転移の王様
『脳転移』を転移じゃないと考えるなんてありそうもない、肺・肝
・骨についで僅差で転移先上位に入る実質臓器腎・副腎への転移が
転移じゃないなんてこともあり得ない。