Carcinoma in situ: UICC-TNM FAQ 翻訳その1 | PikuminのCancer Staging Manual

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がんのステージングは治療や予後判定において極めて大事なものです。

UICC-TNMにはFrequently Asked Questionをまとめたpageがある

それの大事そうなところをしばらく順にちょっと訳してみる。

General rule

1. In situ carcinoma (日本では誤訳されて上皮内癌)

1.1:リンパ節転移に関する検査を全くしていないとき、carcinoma in situをステージングしてもいいのか?

たとえば、大腸ポリープ内のTisがんのときなど。

回答:厳密に言えばNXだけど、in situではリンパ節転移しないのでNXをN0と想定していい。

解説:大腸のM癌は欧米ではTis/dysplasiaと診断される。日本では堂々と癌と呼ばれるけどね。

で、大腸のM癌に限らず、子宮頸部のCIN3/Carcinoma in situ(CIS)でも、胃のESD・EMR標本での浸潤のない日本製胃癌(国際的にはTis)でも、皮膚のsquamous cell carcinoma in situでも、転移は想定されていない。それらに対してCTでリンパ節を調べておくような施設は殆どない(あってもそこをいい施設だと思ったりしてはダメ)。

本当はcN0と言う証拠はない。ないんだけど、N0として臨床上問題ないので、TisN0M0、stage0としていい。