Mのルールはさほどない。
その1:転移がある場合はM1(臓器の略語)として記載する。M1(HEP)→肝転移、M1(PUL)→肺転移。M1(LYM)→遠隔リンパ節転移・前出、略語はたくさんある。ない場合は・・・・M1(OTH)→その他の臓器への転移、とする。
まず、軽い話として、ある癌(たとえば大腸癌)にCTで肝臓、肺に転移が見つかってcM1(HEP, PUL)の場合。肝の転移と思われた部分を切って寄生虫だってわかったとする。そしたらpM1が証明できなかったわけだけど、pM0と書いてはいけない。総合は相変わらずcM1だし、pMはせいぜい、pMX。
たいていの臓器では腹腔内にガン細胞が出て細胞診陽性であればM1扱いとなる。腹水がなくてもやる術中洗浄腹水細胞診でもガン細胞が検出されたらM扱いになるが、それのみがM1の因子である場合はM1(Cy+)と記載することが勧められている。・・・義務ではないが、私はそうする。
M1(Cy+)は予後インパクトが低いからな。
例外は卵巣癌など。
Mは病理学的に確かめられることは多くない。理論上はpM0を証明することは不可能であるが、cM1の対象として採取された標本が癌でなかった場合はpM0と書いて良い。