若いがん患者に絶対言ってほしくない言葉 | 乳がんセキララ日記

乳がんセキララ日記

2022年乳がんになりました。治療のこと、家族のこと、1人の女性として思うことを綴ります。

よく聞きませんか?


若いからがんの進行も早い、って。


そういうタイプのがんもあるかもね。


でも年齢に関係なく

進行の早いタイプのがんもあるかもね。


でもさ

若いから耐えられる治療もあるだろうし

年だから耐えられない治療もあるよね。



手術のために会社をお休みする前に

おじさん上司と面談したときに


手術日が思いの外、先だと思ったらしく

「若くて進行も早いだろうから

もっと早く受けられないの?」

みたいなことを言われました。

もともとデリカシーないタイプのおじさんですが

わたしは慕っていました


一般的な感覚としては

別に若くはないけど

40代前半は

がん患者の中では若い方、だよね。


気遣って言ってくれたのはわかってる。

がんの人を目の前に

言葉選びが難しいのもわかってる。


でも、申し訳ないけど

その心配はわたしにとって

なんのプラスにもならない。

むしろマイナス。


手術までの間に、

急激に悪くなるようなタイプのがんなら

手術日を早めるとか

抗がん剤先行でいくとか

主治医から指示があるはず。


指示がないってことは

これくらいの期間待っていても

結果は大きく変わらないと

いうことだよねって

硬く、痛いおっぱいを抱えながら

不安でしょうがない自分を

やっとの思いで納得させてるのに。


不安なのはわたしですよ?


不安を煽るような事言わないでほしい。

それを言ってなんのプラスがあるの?


さすがに本人には言わないけど

がん当事者になる前のわたしだって

がん患者の家族をもつ人とは

知らずにそういうことを

言っていたかもしれない。

これまで誰かを傷つけてきたかもしれない。

反省しないと。


わたしは若いと言っても40代。

もっと若い世代のがん患者さんに

こういう言葉は聞かせたくないって思う。