読みました。



脳を含む科学の研究が進んできた今、
ピアニストの謎が少しずつ解明されていて、
とてもおもしろい。

「ピアニストの動きは省エネ」
「小さな音ほどコントロールが難しい」
「暗譜のメカニズム」
「初見のメカニズム」
「即興演奏のメカニズム」
「音楽を聴いて鳥肌がたつとは」
等。

中でも
「ピアニストの動きは省エネ」であり、
弾く時に腕や体の力を入れるのではなく、
脱力できるように訓練されているのだ、
(初心者は脱力ができない)、とか、

ピアニストの「暗譜のメカニズム」は、
記憶を蓄える脳が大きくなっているのと、
動きの情報をパッケージでかつ圧縮して記憶する、とか、

腑に落ちることが満載♪
アメリカNJ州にある研究施設で行われた
20名ほどの会議に参加したときのこと。

楕円の円卓のまわりに
回転可能なスプリングの効いた大きな椅子が人数以上分用意され
前のほうにプロジェクタ投影用スクリーンが設置される。

会議の始まる前は、みんな、おとなしく前を向いて座っていた。

ところがいったん会議が始まると、
椅子をふらふら回転させ、足を前に投げ出し、
腕は頭のうしろで組み、落ち着きがない。
自分の発言の途中でも、立って会議室内をうろうろし、
会議室の壁際に置かれたコーヒーを入れ、
超甘いお菓子をつまむ。

発言は他人の発言が終了するのを待つのではなく、
さえぎるのが基本。

気がつくと、土足をテーブルに載せている人も。

・・・あまりの異文化相違に衝撃を受けたが、
のちに、これがアメリカではスタンダードなスタイルと知る。

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年月は流れて、先日、日本のお堅い会議に参加。
40名ほどが二重になって楕円の円卓を囲む。
回転可能なスプリングの効いた椅子が用意されるところまでは同じ。

会議が始まってもみんな前を向いてお行儀よく座ったまま。
他人の発言が終了してから手を挙げ
議長にあてられるまで待つ。

やっぱ、こっちのほうが落ち着くかな



「倫理(品位を保ちなさい!)」とか
「懲戒例(こんなことすると剥奪されるよ!)」とか
書かれた重たい文書類とともに、
バッジがやってきました~。

女性はピン、男性はネジという配慮なんだそうです。
裏には登録番号などが彫ってあります。

これで、特許庁に行くたびに入口でパスポート番号を控えられたり、
裁判所に行くたびに人体と荷物のX線検査を受けたり
しなくてよくなるのが地味にうれしい